舞台は湘南、海に近いエリアですね。
二宮と松浦は高校2年の同級生という設定。
江の島
数十年前、子供時分(高校まで)に住んでいたエリアですので
ロケの場所には親近感を覚えます。
ストーリーは決して明るくありません。
かなり衝撃的な内容かつ
ハッピーエンドでもありません。
二宮の母に秋吉久美子
妹に鈴木杏
刑事役に中村梅雀
二宮と松浦は抑えた演技で大健闘ですね。
車両の松浦、見送る二宮
背景に映る墓地が哀しい結末を暗示しています。
原作は ”黒い家” の貴志裕介
そして映画のほうは蜷川幸雄が監督を務めています。
ちょっと意外ですね。
製作時には70歳近いお歳だったと思いますが
手堅い演出が流石です。
小説と映画では勿論、
異なる箇所もあるんですが
(映画では母親の登場シーンが多くなっています)
変な意味でのギャップが少なく
原作ものの映画化としては
とても充実した仕上がりだと思いますよ。
知ってる土地柄だから、という贔屓目も
ちょっとありますけれど・・・
予告編