「食」への関心ある方、多いと思うんですよ。
日本もタイも料理、美味しいですしね。
メニューも多彩だし。
今日は、今でも印象に残っている
お二人の話を。
もう三十年以上前なんですけどね、
職場の同僚の二十代の女性。
この人の食への情熱が熱かったんです。
いわゆるグルメ云々とは違うんですけど
その想いが独特で。
”例えば今、昼ご飯食べてますよね。それは一期一会なんですよ。人生でたった一回きり。私はそれを大切にしたいんです。お腹がいっぱいになればそれでいいとかは絶対嫌。意識して頂きたいんです。どこで買ってきたの?使われてる食材は何?醤油がいいかな、塩だけのほうが美味しいかな。そういうことを考えながら口に運ぶのが最高の悦びなんです。だから、食事中の会話は食事に関することにする!それ以外の世間話するなんて、勿体ない。そんなことはいつでも話せるでしょ。でも皆、昨日のスポーツの結果とかぺらぺら喋りながら食事してるんです。私はそれが悲しくて悲しくて・・・”
いやあ、圧倒されたんですけど
すごくね
頷けるところもあったんですよね。
今、ご飯を食べている~そんな時に
昨晩の巨人のオーダーがどうのこうのとか
天皇賞の予想とか、考えてみればどうでもいいよね・・・
うん、確かにその通りだなって。
目の前に、食卓に、
いくらでも話題が拡がる素材があるじゃないかと。
かたやですね、まったく立ち位置が違う人も居て。
50代のシニア男性なんですけども。
”僕ね、考えるということしません。食事について。そりゃ~、お腹空きますよ。そしたらね、コンビニ行けばいいんです。食べ物いくらでも置いてあるでしょ。適当に選べばいんですよ、その場で。あれが食べたいからどこそこへ行くなんて、時間の無駄以外なにものでもないでしょ。何故そんなこと、予め考えたりするんですか?そういう人多いみたいだけど。 ええ、外食もしますよ。その時には取りあえずデパートとかのレストランが沢山入ってるフロアに行けばいいんですよ。そこで決めればいいだけです。簡単でしょ?”
ちなみにこの方、会食とかは努めて避けるそうです。
”何かお好きなもの、行きたいお店とかありますか?”
と聞かれるのが、鬱陶しくてしょうがないからだそう。
”考えてないんだから、あるわけない”
と。
うーん、これはこれで
なんか、
妙に説得力があるような気もしますね。
この二人が一緒に食事したら
死ぬほど気まずいだろうなあ・・・
自分の場合はどうだろう。
どちらかといえばやや、女性寄りのほうかな?
でも別に食通でもなんでもないし。
”取りあえず”
いつもの屋台のタイ料理が美味しければ
それでHAPPYということで・・・