バンコクマインド

タイの過去現在未来と音楽映画書籍の旅

嗚呼、悲しみの圏外。ヒットチャートにかすりもせず・・・

今日はアルバムのなかの目立たぬ名曲、

ではなくて

シングル曲になっている~つまりヒットを狙っていたのに

そうはならなかった・・・

というかチャートイン自体しなかったという

寂しい運命を辿った洋楽ナンバーを幾つか。

 

いずれも巷の大ヒット曲に

甲乙つけがたい良曲ばかりですよ。

 

Us      William Lyall

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スコットランド出身、僅か36歳で世を去った

ウィリアム・ライオールの唯一のソロアルバムからの

シングルカット。

なーんにも話題になりませんでしたね(1976年)

 

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これね、例えばポール・マッカートニーが歌っていたら

大ヒットですよ。

ドラムスがフィル・コリンズ、ストリングスのアレンジがポール・バックマスター

なにより曲がいいでしょ。

ブリティッシュ・ロックの最良形ここにありだと

思いますけどねえ。

 

I'm At Your Mercy    The Jones Girls

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ジョーンズ・ガールという女性3人組(姉妹)の

1980年のシングルナンバー。

圧倒的な歌唱力&コンビネーションで

曲も演奏も素晴らしい出来ですねえ。

この頃はもう、

猫も杓子もディスコの大波に呑み込まれていた時代ですけど

それらとは一線を画した高品質保証のソウル良作ですね。

 

First Impressions        The Impressions

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ベテラン、インプレッションズの1975年シングル。

メンバー全員の歌いまわしが楽しめる素敵なナンバーなんですが、

まったくチャートに入らないというのは

いくらなんでもねえ・・・

誰が歌っても上手いという、これが

R&Bのボーカルグループの真骨頂であります。

 

I Used To Be A Brooklyn Doger~Streetheart Theme      Dion

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こちらも大御所、ディオンの70年代のシングル曲。

 

いやあ、これは名曲ですよ。

ロック界全体見渡してもベストの一曲。

ビリー・ジョエルが唄ったならば、全米ナンバー1でしょう。

映画のエンディングで使われたら、泣くでしょう

観ている人は。

 

Let Me Pass By   Peggy Lipton

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またまた名曲。

ドラムスはハル・ブレインかな。

本業が歌手ではないペギー・リプトンですが

この作品はオリジナルですね。

実に美しい人ですが、

曲良し、演奏良し、ルックス良しでも

ヒットしないものはしないという

代表的サンプル?でしょうかね。

 

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どうして、ヒットしないのかしらねえ・・・と思案顔のリプトン

 

*チャートの結果はビルボード誌の総合チャートを参照