これは上手い作りですね。
ニヤリ笑える映画です。
古さも感じないと思いますよ、今観ても。
喜ぶんじゃないかな。
へ~、昔もこういうテイストの映画あったんだね
って。
放火殺人で服役していたアンソニー・ホプキンス
仮釈放になります。
近所に住む女子高生(チューズデイ・ウェルド)と仲良くなり
深い関係に。
ホプキンスは虚言壁があり、いい加減な嘘を並べまくるのですが
ウェルドは特に怒ることもなく
むしろ楽しんでいる様子。
ホプキンスは次第にウェルドを真剣に愛するようになっていくのですが
実はウェルドは自分以上にぶっ飛んだ
キャラクターの持ち主で
平気で人を殺してしまうのです。
怖くなったホプキンスは自ら警察に連絡。
しかしウェルドは全ての罪をホプキンスに擦り付けます。
「この人が犯人なんです」
ホプキンスのことをなにかと気にかけてくれた保護司に
「彼女(ウェルド)には注意したほうがいいよ」
と忠告するホプキンス。(自らは無期懲役刑を受け入れる)
保護司は後日、
ウェルドがまた別の男性に声をかける姿を目撃したのでした・・・
脚本がまず良いんですよね。
シリアスでもない、ドタバタでもない微妙な路線。
(でもアメリカ人はコメディ映画として、爆笑しながら観るでしょうけれど)
アンソニー・ホプキンスといえば
”サイコ” (1960年)ですが、
オマージュカットもちゃんとありますよ。
ベイツモーテルのような・・・
剥製ではない生きている梟にびっくり・・・
Pretty Poison Trailer
ふと思ったんですが
ちょっと小倉一郎に似てるかなと。
チューズデイ・ウェルドはですね
これまた若い時のデボラ・ハリー(ブロンディ)似。
だからどうだということは
まったくありません、ハイ。