Harold Melvin & The Blue Notes
グループ結成が1950年代という
超ベテラングループ。
しばらく大きなヒットに恵まれなかったのですが
1970年に新メンバー(テディ・ペンダーグラス)が
加入、この人がリードボーカルを取るようになってから
人気が爆発しました。
The Love I Lost
ところがテディは人気絶頂の76年に
ソロ活動に乗り出します。
またテディ以外のメンバーもそれに続き、グループは存続の危機に。
リーダーのハロルドはリクルートを行って顔ぶれを一新
&レコード会社も移籍して活動を継続。
Reaching For The World
新リード(デヴィッド・エヴォ/映像では右から2番目)も実力がありますし
ハロルド自身(右端)深みのある歌声で
私の耳にはむしろ魅力が増しているような気がするのですが
商業的には大きく下降していきます。
(独立したテディは引き続き大ヒット連発)
結局、80年代中頃を最後に新譜の発表が途絶えてしまうのですが
この時代のアルバムには良い曲が多いんですね。
Where's The Concern For The People
この曲もそうですけれど、ブルーノーツは
社会的メッセージを含んだ作品が多いのも特徴。
ハロルド・メルヴィンはプロデューサー&コンポーザーとしても
大変に優秀な人で、もっともっと評価されるべき
偉大なるソウルマンだと思うのですよ。
(1997年に他界、テディは2010年、デヴィッドも1993年に亡くなっています)
スティービー・ワンダーやマービン・ゲイ、カーティス・メイフィールド
勝るとも劣らない、その40年超のSOUL SPIRIT に Applause !
Where There's A Will, There's A Way
Harold Melvin (1939-1997)