バンコクマインド

タイの過去現在未来と音楽映画書籍の旅

タイ料理食堂の二大派閥、出来合い系と注文系

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料理の種類ということではなくて

提供するスタイルのお話なんですが。

 

タイの街角に無数にある食堂、

店先にトレイを並べているところ

多いですよね。

炒め物やスープ類が色々と置かれています。

 

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この手の店は

カオ・ラート・ゲーン

と呼んだりします。

ぶっかけご飯の店、的なニュアンスでしょうか。

 

要は出来合い、調理済みのメニュー構成ですね。

長所はすぐに食べれる(持ち帰れる)&

言葉が通じなくても指差しでなんとかなること。

 

マイナスポイントは当然、作り立ての美味しさは無いですよね。

それだけならまだ良いのですが

かなり時間が経ってしまっている場合もあるわけで

タイの人も気をつけてますね。

”最悪お腹を壊したりすることもあるから、知ってるところにしか行かない”

とか。

 

確かに、生野菜を表面に散りばめたりして

瑞々しさを強調したりすることもあるので

ちょっと注意ですかね。

 

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さて、もうひとつの系統が

アハーン・タム・サン~注文食堂。

 

こちらはお客さんのオーダーを受けてから

調理を開始します。

 

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日本と違うのは食材(魚介や野菜類)を

ガラスケースに入れて、目立つようにディスプレイしていることでしょうか。

 

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この手の食堂ではオーダーメードが出来るんですね。

日本でしたら、例えば肉野菜炒めを頼むときには

そう伝えるだけですよね。

あとは店側がそれぞれの流儀で調理すると。

 

しかしタイでは、どんな野菜を入れるか

肉はどの種類にするのか(鶏・牛・豚)

あるいはシーフード~海鮮炒めにするのか

すべてお客さんの自由です。

辛いのが苦手な人は唐辛子抜きにしてもらうとか。

 

色々とリクエストしたからといって、

およそそれで嫌な顔をされることはありません。

なんといっても出来立てホヤホヤの料理が

実に気軽に頂けるのが嬉しい。

 

但し、そうなると

多少言葉のほうが出来ないといけませんね。

(あらかじめ画像を用意しておくという手もあるかもですが)

ローカル立地の食堂だと、外国人はやや苦戦するかもしれません。

 

ただ近年は英語、どこでも通じますよ

タイでは。

 

普段着のタイ料理を味わうには、

小綺麗なモールのなかのフードコートよりも

路地裏店のほうが美味しかったりするんですよね。

 

次回訪タイの際には

臆すことなく、隠れ人気食堂(屋台)

を探索してみてくださいな。

 

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