バンコクマインド

タイの過去現在未来と音楽映画書籍の旅

衣装の着せ替え数では洋画ナンバーワン? シャーリー・マクレーンの "WHAT A WAY TO GO!"

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J・リー・トンプソン監督の1964年作品ですが

スタッフ&キャストに超豪華な顔ぶれが揃っています。

 

脚本に数々の名作を産み出したアドルフ・グリーンベティ・コムデン

音楽にネルソン・リドルフランク・シナトラナット・キング・コールの編曲)

衣装デザインがオードリー・ヘップバーングレース・ケリーで有名なイーディス・ヘッド

 

主演のシャーリーのパートナー陣がこれまた凄くて

 

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ディック・ヴァン・ダイク

 

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ポール・ニューマン

 

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ロバート・ミッチャム

 

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ジーン・ケリー

 

はて、なんで相手が次々入れ替わってしまうかというと

死んじゃうんですね、男がみんな。

別にシャーリーと出会って不幸になる~シャーリーが悪女ということではなく

逆に調子が良くなるんです。

運がつき過ぎちゃって命を落とす羽目になる。

で、シャーリーはいつも一人になってしまうという

ちょっと珍しい展開です。

ヒネリが効いてますね。

 

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あと、シャーリーの衣装替えが半端ないです。

数十回、チェンジしてますね。

(劇中劇のようなシーンが差し込んであることもあり、とっかえひっかえ状態)

かなり露出度が高いものも多く、セミヌードのシーンもあり。

ジーン・ケリーのパートでは期待通り、二人のダンスシーンが

充分に楽しめます。

 

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最終的には(死ななかった)ディーン・マーティン

ハッピーエンドを迎えるのですが

ディーンがトラクターで読みふけっているのは

ヘンリー・デイヴィッド・ソローの著作ですね。

 

虚飾に満ちた都会の生活には興味が無い

ただ自然に囲まれたシンプルな生活を送りたかった

というシャーリーの夢が叶ったのでした。

めでたしめでたし・・・

 

しかし男が何人も死んでいるわけですが。

(嫌な奴ということでなく、むしろ皆善人)

全編ドタバタの一大コメディ映画ですけれど

考えてみると、ブラックな内容でもあります。

 

ちなみに邦題が

”何という行き方!” 

という、ちょっと変な訳になっていますが

ニュアンス的には

「なんてまあ!」みたいな感じでしょうかね。

 

What A Way To Go!     Trailer

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