私は出演する役者さんの名前で
観る映画をチョイスするということはないですけど
やはり、女優さんの好みというか
おお、素敵だなあ!
(その役にピッタリはまっている、とも言えますかね)
と思うことはあります。
印象に残っている人を何人かランダムに挙げてみると
三宅邦子(1916ー1992)
戦後の小津映画の脇役とかポスター(オロナイン軟膏)が有名かもですが
戦前の若い頃の作品がいいですね。
個人的には原節子よりも、美しい人だなと思いますね。
ジャネット・ゲイナー(1906-1984)
若いのに母性~慈愛の表現が出来る名優(第一回アカデミー賞主演女優)
全映画の至宝ですね。
マリリン・ナッシュ(1926-2011)
映画に出たのは2本だけですね。
演技が上手い人とは言えないですけれど、
チャップリンの ”殺人狂時代” が
なんといってもハマり役でしたね。
水久保澄子(1916-没年不詳)
戦前、短期間ですが人気があった人ですね。
極めて現代的というかモダンな雰囲気で
私生活のトラブルなどが無ければ
大女優になれた逸材。
ヨランタ・ウメッカ(1937~)
この人もちょっとしか映画界には居なかったですね。
美人&スタイルが良くて、というタイプではなく
むしろオバサン的な外見なんですけど
妙にセクシーな魅力があるんですよね。
エヴァ・ラス(1941~)
ユーゴスラビア(当時)出身で、画家や作家としても知られていますが
やはり20代の時の出演作が素敵なんですよ。
この人も美人タイプというわけではないんですが、
惹かれるものがありますねえ。
どうも全体的に、スター女優!
という華のある人にはあまり
興味が湧かないようです。
(映画自体の評価は別として)
また未見の作品を観て、
お気に入りの女優さんが見つかるかもしれませんね。
それもまた映画の醍醐味ということで。
安西郷子(1934-2002)