バンコクマインド

タイの過去現在未来と音楽映画書籍の旅

これは拾い物!心ポカポカ、父と娘のロードムービー ”アメリカの娘”

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いきなりですが、とてもいいですね。

良い仕上がりの映画です。

有名な作品ではありませんが、是非是非

ご覧くださいまし。

 

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サンフランシスコの裕福な家庭に暮らす

アニータ(アリソン・ウィットベック)

校庭で遊んでいると、一人の男がじっと彼女を見つめています。

 

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誰だろう・・・

あっ、お父さんだ!

 

アニータはロシア生まれなのですが

幼い頃に母親に連れられてアメリカに亡命。

その後母親は金持ちのアメリカ人男性と結婚し、

何一つ不自由の無い生活を送っています。

 

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実のお父さん(ウラジミール・マシコフ)には

「アニータを連れてロシアに一緒に帰りたい」

という願いがあるのですが、元妻とアメリカ人夫はそれを拒否。

これ以上アニータに近付かないように警告します。

 

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打ちひしがれるマシコフですが、アニータが邸宅を抜け出してきます。

「お父さんと一緒に自分の生まれた国へ帰りたいの」

賢いアニータはお父さんへ提案を。

「空港に行けば捕まってしまう。まずはメキシコへ行って、そこからロシアに行くといいわ」

 

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フェニックス行きのバスの車内テレビで

マシコフが既に児童誘拐の容疑で手配されていることを知る二人。

 

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慌てて次の停車駅でバスを降り、ヒッチハイクに切り替えます。

「変装しなくちゃ!」

またまたアニータの提案で

古着屋で服をあつらえます。

 

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アニータはまったくロシア語が離せず

マシコフは逆に英語が一言も理解出来ません。

この二人のやり取りがユーモラスです。

 

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しかしメキシコ領内まであと一歩のところで

警察に捕まってしまいます(アニータの急病)

アニータは母親の許へ帰され、

マシコフは長期の収監となります。

 

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それから数年後、刑務所で屋外作業中のマシコフ。

房内で仲良くなった友人と一服していると

どこからか爆音が聞こえてくるのですが・・・

 

ということでラストは観てのお楽しみということで。

(あり得ないといえばあり得ない展開なのですが、何故か拍手を送りたくなるエンディングです)

 

ちょっとびっくりなのが、これ

ロシア映画なんですね。(1995年製作)

別に合作ということでもなく。

しかし全体のテイストは完全にアメリカ製作のそれです。

(監督のカレン・シャフナザーロフはロシア映画界では重鎮的存在)

 

アニータ役のアリソン・ウィットベックが無茶苦茶上手いです。

もっと目立つ(大袈裟な)演技が出来る子役は

いくらでも居ると思うのですが、感情表現が抑え目なんですね。

大声ではしゃいだり、泣き叫んだりする場面がありません。

それでいてお茶目なシーンも挟み込まれていて

監督の捌き具合もGOOD.

 

ロードムービーのジャンルとしても

屈指の出来だと思いますよ。

洋画のマイベスト100入り!

 

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