”The Incredible Melting Man”
大体どんな傾向の作品か予想できますが
はい、その通り
BというよりC級に近い出来のガッカリ作(1977年)。
正直、監督さんの力量が足りず
役者さんも魅力無し。
特殊メイクをリック・ベーカー(”スターウォーズ”で有名)が担当していることと
部分的に(ほんの少しの場面ですが)何故か凝ったショットがある点が
目立つくらいです。
ダラダラ感が拭えないなかで
唐突に女性の顔のアップが写るシーンがあります。
うん?
なんだ、誰なんだ
話の展開にどういう関係が?
男に無理やり服を脱がされて
ギャーと叫んだりしているのですが
登場するのはこの場面だけで
話の本筋には絡んできません。
この人はレインボー・スミス(Cheryl Lynn "Rainbeaux" Smith)
というアメリカの女優さん(&モデル)なんですが
かなり綺麗な人ですね。
"Lemora"(1974)
10代の頃から出演作があって
なかには主演級でのキャスティングもあるのですが、
そのほとんどは「お色気要員」としての扱いで
露出の多いコスチュームや
すぐに(無暗に)ヌードになったり(ならされたり)しています。
もうちょいしっかりしたマネージメントがされていたら
もっと活躍出来た女優さんだと思うのですけれどね。
(ドラッグの常用を続けていて、47歳の若さで亡くなっています)
興味深いのは
この人にはミュージシャンとしての顔もあって、
ジョーン・ジェットが在籍していた
ザ・ランナウェイズの楽曲にクレジットを見つけることが出来ます。
(ドラムス&バックボーカル)
(左端がジョーン・ジェット)
"What Can I Do for You" JOAN JETT & THE RUNAWAYS (1979)
ただこの時期はグループ末期でほぼ解散状態、
レインボーは正式のメンバーとしては扱われていませんね。
映画でも音楽でも
大きなスポットライトが当たることはありませんでしたけれど
”ちょっと気になる”
素敵なアーティストにアプローズ!
Cheryl Lynn "Rainbeaux" Smith (1955-2002)