数日前のニュースですが
70Sのアメリカンロックの雄、
ドゥービー・ブラザーズの初代ドラマー
ジョン・ハートマンが亡くなったとのこと。
China Grove/Listen To The Music (1974)
リードボーカルを取ったり
楽曲提供などはほぼ皆無でしたので
スポットライトが当たることはなかったですけれど、
「いつもそこに居るのが当たり前」
の縁の下メンバーでしたね。
(しかし凄いコートを羽織りながら叩いてますね。ジョークでしょう)
Takin' It To The Streets (1977)
このグループは人気絶頂の最中に
リードボーカリストが交代するというアクシデント発生。
通常は似たタイプの後任をもってくるところを
音楽性、声質、担当楽器がまったく異なるメンバーにスゥイッチ。
以降は音楽性が激変するという
面白ヒストリーがありましたね。
R&B、フュージョン色が強くなった新路線では
ハートマンの居場所が
ちょっと少なくなったかな
という気もしますけれど。
私はイーグルスやフリートウッド・マックの
当時のマンモスセラー
”ホテル・カリフォルニア” ”噂”よりも、
ドゥービーのアルバムのほうが好みでしたので
LPレコードをよく聴いていたものです。
特に76年発表の ”ドゥービー・ストリート”は
非常に完成度の高い作品で、
個人的には五つ星のロック・アルバムではないかと。
冒頭を飾る ”運命の轍” には
珍しくハートマンの名前が作者として
クレジットされています。
このカッコいいナンバーで
締めましょう。
Wheels Of Fortune
RIP John Hartman (1950-2022)