バンコクマインド

タイの過去現在未来と音楽映画書籍の旅

映画のロマンス 想い出のロマンス

 

小田急百貨店の新宿本館がクローズ・・・

というニュースを読みました。

 

小田急というとロマンスカーを思い出しますねえ。

一般的には箱根方面へ行く行楽列車というイメージだと思うんですが

新宿への行き来に使い勝手が良かったんですね。

 

乗車券も特急券も安かったんですよ、国鉄(JR)に比べて。

それでいてちょっとした旅気分も味わえるし。

 

 

で車内販売があったんですね、客席までワゴンでやってくる。

走る喫茶室、なんて名前でしたよ。

乗車時間が短いですから

頼むにしても飲み物&サンドイッチ程度なんですけど。

 

 

容器はしっかりガラス製。

家ではこんなふうに出てきませんからね。

凄く印象的でしたよ。

 

 

2015年の ”ロマンス” (監督/タナダユキ)は

大島優子ロマンスカーの客室乗務員に扮して

胡散臭い中年男(大倉孝二)と

オフビート感覚のドタバタ劇を繰り広げます。

 

 

あるサイトによると

評価が真っ二つなんですね。

五つ星と一つ星が拮抗してて。

 

ハマる人と

なんじゃこれ?

状態になる人も少なくないと。

 

 

確かに展開が不自然だったり、

変にベタになる箇所があるんですよね。

大島&大倉のかけあいも

絶妙なセリフ加減のところと

使い古された感充満の場面もあったりとか。

 

 

でも監督さん

意識的に外してますね、これ。

もっとまとめるというか整えることが出来るのを

あえて止めてますね。

確信犯というか頭脳犯ですよ。

 

 

主役の二人の演技も良いんですが

この映画の真の見どころは

大島の同僚に扮する野嵜好美ですね。

 

 

話の本筋には関係が無く

冒頭と終わりの場面にしか出てこないんですが

この人への評価は観た人みんな

一致するのではないでしょうか。

 

「最高の脇役です」

と。

 

ロマンス  予告編

www.youtube.com

 

画像引用・ロマンスカーミュージアム朝日新聞/プレスリリース