バンコクマインド

タイの過去現在未来と音楽映画書籍の旅

白い鍵盤、黒い鍵盤、白い指先

 

レニー・トリスターノ

シカゴで生まれたジャズ・ピアニストですが

唯一無二の存在感があって

ジャズ史を語る際の重要人物。

 

Line Up (1956)   Lennie Tristano

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一聴しただけで

むむ、只者では無いぞという

鮮烈な演奏ですね。

 

レニーは幼少時に失明、

50代の若さで亡くなっています。

キャリア後半は健康状態が優れず

残された作品も様々なレーベルから発表されているので

全体像が掴みにくいのですが

後年のピアニスト達に多大な影響を与えていますね。

 

Tangerine (1965)   Lennie Tristano

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まるで舞踊のような指先の動きに見とれていたら、

この映像とほぼ同時期に発表された

短編漫画を思い出しました。

 

 

月刊平凡(1967年12月号~1968年1月号)に掲載された

”白い右手”

作者はあの楳図かずお

 

 

両手、ではなくてなぜ右手かというと

不治の病にかかった天才ピアニストの

右手の移植手術を受けた少女の物語だからなんですね。

(右手だけが少女の意志に関わらず超高速で演奏、難曲を弾きこなしてしまう)

 

レニーの場合は片手だけではなくて

両手が鍵盤の上を舞っているところが

違いますね・・・

 

Lullaby of the Leaves (1965)    Lennie Tristano

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