もっとも知られた報道・戦争カメラマンといえば
そのなかでも特に「崩れ落ちる兵士」と名付けられた1枚は有名です。
作家の沢木耕太郎は徹底的に追求します。
実際の戦闘時に撮影されたものなのか?
そしてキャパ自身がシャッターを押したのか?
関係者にインタビューを重ね、現地に飛び
あらゆる角度から検証を重ねたうえ、導かれた結論は・・・
大変に読み応えのある作品ですが、作者の意図はキャパへの批判に
あるわけではありません。
ラストに収められた、当時の恋人ゲルダ・タローと並んで歩く姿が
目に焼き付きついて離れませんね。
どちらの本もバンコクの古本屋で入手したものです。
品揃えが実に豊富で、今まで何百冊(もっとかな?)買ったことか。
思わぬ掘り出し物も多いのです。