バンコクマインド

タイの過去現在未来と音楽映画書籍の旅

いい味出してるなあ・・・100年前のミュージカル映画 "THE DANCE OF LIFE"

 

古い作品ですけどね

(監督/ジョン・クロムウェルエドワード・サザーランド)

マイご贔屓の逸品です。

 

 

ダンサーのハル・スケリー

踊り子志望のナンシー・キャロルと出逢って

コンビを組むことに。

(列車の待合室のシーンからして既にムード最高)

 

 

人気が出始めたんですが

調子にのったハルは

別の女性ダンサーとブロードウェイの

大劇場に進出。

もともと酒好きだったこともあって

毎晩飲み明かしてどんちゃん騒ぎ。

 

 

ナンシーはショックを受けますが

彼の成功が続くことを

陰ながら祈ります。

 

 

しかし度を越した飲酒癖によって

ハルは解雇されてしまいます。

失意のうちにますます酒浸りとなって

体調は最悪に。

 

 

その昔

ナンシーとハルが一緒に踊っていた劇場の支配人が、

お情けでステージの役を与えてくれたにもかかわらず

上演中にハルは倒れてしまいます。

 

そこに駆けつけたナンシー(既に別の裕福な男性と結婚)

「あなたはまだ踊れる、踊れるはずよ」

懸命にハルを励まします。

 

 

かつてハルは、舞台で踊っている際に

「結婚してくれるかい?」

とナンシーに囁やいたとこともあったのです。

 

 

今やハルは立っているだけで精一杯。

「あなたは最高のダンサーでしょう?踊り続けて!ここがあなたの舞台よ」

ナンシーは彼の身体を支えながら

スローなステップを踏むのでした・・・

 

 

ハル・スケリーのぐうたらでいい加減

しかしどこか憎めない芸人ぶりと

勝ち気で姉御肌のナンシー・キャロルの

コンビネーションがGOODです。

 

 

当時のミュージカル演目もたっぷりと楽しめるのですが

なんといっても二人のダンスシーンが

ひたすらに最高であります。

 

 scene from "THE DANCE OF LIFE" (1929)

www.youtube.com