バンコクマインド

タイの過去現在未来と音楽映画書籍の旅

2021-05-01から1ヶ月間の記事一覧

永遠のジョアンナ・シムカス! 嫌いな人は誰もいない ”冒険者たち”

1967年、ロベール・アンリコ監督の ”冒険者たち”(フランス・イタリア共同製作) これは完璧な鉄板映画。 評価、好き嫌いというのは人によって様々なわけですが この作品を観て 「つまらない」「駄作だ」「印象に残る場面がない」 と言う人は多分、誰も…

音楽クリップで満喫! 魅惑のタイ観光ツアー

今日はタイ旅行をしましょう。 ワクチン接種もPCR検査も要らない ”心の旅” です。 MOCCA GARDEN I Love You Thailand www.youtube.com 有名な寺院がいっぱい登場しますねえ。 お寺に行く時はもうちょい服装に気をつけたほうがいいですね。 THAITANIUM feat B…

ふむふむ、外国人の選んだ日本映画ベスト40って・・・

映画のランキングものって 色々ありますよね。 日本では専門誌のキネマ旬報によるものが 一番権威があるでしょうか。 さて、外国人による日本映画の評価って どうでしょうね。 勿論これまた実に多くのタイプがあるでしょうけれど。 たまたま見かけたサイトで…

大根と人参

なぜかふと、大根が食べたくなって・・・ タイには野菜が豊富にありますけれど 大根ってそれほどタイ料理に使われないんですね。 (逆に日本より大活躍なのはインゲンとか筍かな) 近所のスーパーで買ってきました。 一キロあたり、100円ほど。 あと人参…

ヴァイブ~ヴィブラホンの名手 ボビー・ハッチャーソン&マイク・マイ二エリ

ジャズの花形楽器というと 圧倒的にピアノかテナー&アルトサックス。 勿論、トランペット・ギター・ベース・ドラムス・・・ それぞれに著名ミュージシャンが居ますけれども リリカルなピアノソロにムーディーなサックスの響き というのが、ごく一般的な ”JA…

BANGKOK'S A LONELY TOWN ~ 誰もいないバンコク

プンナウィティ 2011年 バンナー 2011年 トンロー 2012年 エカマイ 2013年 オンヌット 2015年 エカマイ 2015年 サムロン 2016年 オンヌット 2017年 スカイトレイン 2017年 サトーン 2018年 ウドムスック 2018年…

ペーソスあふれる長さんの演技が光る、”ザ・ドリフターズの極楽はどこだ!!”

全部で20作以上製作された ドリフターズ主演映画の後期の一本(1974年) この頃になると、初期の いかりや長介のメンバーへのしごき それに反抗、仲間割れなどしながら 最期はグループで団結していく という構図は崩れていて、 下町ホームドラマのよう…

コロナよ、冥王星にでも行ってくれないか?

先日、バンコクの中心部に出向きました。 普段なら 日本人含めて在タイ&観光で来る外国人で 大変に賑わうエリアです。 人が少ない・・・ 店も随分クローズしてますね。 デパートやコンビニなどは開いていて 外出規制が敷かれているわけではないのですが、 …

あなたはどんな音が、気に障りますか?

この世の中に暮らしていますと なにかしら、音に囲まれていますよね。 静か賑やかの度合いは違うでしょうが まったくの無音ということはないでしょう。 で、ちょっと気になってしまう~苦手な音って それぞれにあると思うんですよ。 例えば、他人様が蕎麦や…

棺桶に入れてもらえるなら、この一枚・この一曲・この一冊

よくありますよね。 「無人島に持っていく10冊の本」 「人生の最後に聴きたい音楽作品」 とか。 もし一つしか選べない 洋楽/邦楽/外国(翻訳)文学/日本文学 それぞれのジャンルで、 という厳しい設定にしたら 自分の場合はどうかしらん。 洋楽ならこれ…

黒澤明&マイルス・デイビス 二大帝王の80年代のカムバックはどうだったのか

黒澤明とマイルス・デイビス ジャンルは違いますが、それぞれの世界で 圧倒的な知名度の巨匠。 絶対的な存在として君臨しています。 二人は年齢こそ違え(黒澤が16歳年上) 1950年代から60年代にかけてが キャリアの最盛期。 その後、健康上の問題な…

今なお新しい66年前の日本映画 川島雄三の傑作コメディ ”愛のお荷物”

うーん、これはいいですねえ。 実に良い。 日本映画のマイベスト100ですよ。 全編(111分と結構長い)通して ニコニコでした。 長編の喜劇映画で、途中でダレないって なかなか無いですよ。 川島監督の才気爆発ですね。 時の厚生大臣に山村聰。 冒頭、…

ひたすら顔のクローズアップ、20代前半の岡田茉莉子が美しい ”顔”

松本清張原作の1957年作品。 共演者には大木実、笠智衆、宮城千賀子、小沢栄といった顔ぶれ。 脚本には黒澤監督の作品も手掛けている井出雅人のクレジット、 音楽は黛敏郎、監督は・・・ いや、実はですね そんなことは まったくどーでもよいのですね、…

たった1枚だけ買ったジョン・デンバーのアルバム ”さらばアンドロメダ”

いわゆる ”カントリー・ミュージック” 自分のなかでは苦手なジャンルで ほぼ耳を傾けたことがありません。 境界線がジェイムズ・テイラーとかシールズ&クロフツ、イーグルス ダン・フォーゲルバーグあたりでしょうか。 (カントリーテイストオンリーでない…

ハロー、雨の日の大トカゲ

部屋の窓やベランダに グングンと生け垣の緑が迫ってきています。 これだとリスが(居るんです、野生の) ぴょんと跳んでこれそうな近さ。 窓開けてると室内に入ってくるかもなあ、 と思っていたら 雨がザーッと降ってきました。 ありゃりゃ、でました トカ…

アフターコロナの海外旅行、その不都合な真実と希望の光

*アユタヤ~数多くの寺院が立ち並ぶ世界遺産 僅か1年数か月前までは ”海外旅行”って 実に気軽でしたよね。 日本のパスポートって最強ですから 非常に多くの国へ事前の査証申請なく入国出来ますし。 飛行機のチケットも宿の予約も オンラインでどうにでもな…

田中絹代とうな丼

昭和の大女優 田中絹代の生涯を追った ”小説 田中絹代”(新藤兼人著) のなかに、面白い記述があります。 絹代はともかく大のうなぎ好き。 身体の調子が悪くなったりすると、とにかく うなぎ(うな丼)を食べれば治るという 思い込みというか、ある種の信念…

ストライクゾーンが超狭い、タイ人の味覚を言い当てる

考えてみると 相当数のタイ料理を食べてきています。 特にこの10数年間は毎日。 一人飯が多いのですが タイ人の知り合いと一緒に頂くことも、勿論。 前にもチラリと書いたのですが タイの人の食の好みは 実に千差万別、各人もってまったくバラバラ。 また…

”三人の妻への手紙”&”妻への三通の告白”~ハッピーそれともバッドエンド?

”三人の妻への手紙”~A LETTER TO THREE WIVES ジョセフ・L・マンキーウィッツ監督の1949年作品。 アメリカ東部、郊外の町で暮らす三人の主婦。 ある土曜日に学校の課外活動ボランティアをするために 集まります。 そこへ一通の手紙が。 あなた達の誰か…

「愛される私」~ 日本での人気&評価がグーンと高い、ボビー・コールドウェル

出身国よりも外国での人気が高い アーティストって、時々見かけますが さしずめ このボビー・コールドウェルはその筆頭ですね。 デビュー・アルバムが1978年の発表。 この時から既に知名度が高かったですよ、日本で。 ”素敵ね~、詩も綺麗なのよ” とアメ…

はじめてのドリアン

ドリアンの 美味しい季節らしいんですよね。 らしい、というのも変ですが 私何十年と食べたことがないので・・・ まあ、避けてるわけです。 食わず嫌いですね。 でも好きな人は夢中になりますからね。 知り合いのタイ人にも居ますよ。 毎日ドリアン! といっ…

おまけの日

時間は午後の2時くらい。 近所の食堂の前を通ると 女将さんと目が合いました。 ”お昼食べたかい?” ”あっ、今日はまだなんですよ” ”そうかい、残り物になっちゃうけど 安くするから これ、持っておいきよ” と、色々詰め合わせしてくれました。 炊いたご飯(…

続・WHO DO WE THINK WE ARE ?

カーリー・サイモン(シンガー&ソングライター・米) 新谷仁美(陸上選手) ジョー・バイデン(米国大統領) 小鹿番(俳優) ジャワハルラール・ネルー(インド初代大統領) 西村晃(俳優) 山内彩(Dr.ハインリッヒのツッコミ担当) おろち(楳図かずおの…

音楽の良心がこの歌声に~ジェントルなメッセージSOUL  ジ・インプレッションズ

ソウルミュージックというと 基本、派手なイメージがありますよね。 有名なモータウンサウンドを例にとっても。 さあ踊って、踊っての世界。 バラードを唄う際にも熱唱、熱唱また絶唱。 でも、そうでないグループもあるのですよ。 さしずめ、THE IMPRESSIONS…

朝昼夜、どんな時間帯にも溶け込む素敵な歌声 ケニー・ランキン

2009年に亡くなりましたが ケニー・ランキンというアーティスト。 1960年代後半からレコードが出ているのですが 大きなシングルヒットとは無縁な人でした。 Haven't We Met www.youtube.com うーん、なんとも素敵な声でしょう? 朝の目覚めにピッタ…

オー! ミステイク

先日、出先で知り合いのタイ人と話していまして。 (いつものごとく)注意力散漫でボーッとしていた私の耳には 「ねえ、お酒今持ってる?」 と聞こえたのでした。 えっ?今ですか? ちょっと無いですけど。 「そのバッグのなかに入れてないの?」 無いです。…

キリリと引き締まった演奏が続く愛聴盤、マイルス・デイビスの "E.S.P."

マイルス・デイビスの最高傑作というと ”カインド・オブ・ブルー”(1959年) の名が真っ先に上がるかと思いますが ”カインド~”で展開されたサウンド(聴く墨絵とでも形容できる)は 一期一会の世界で、その後に繋がる性質のものではありませんでした。 …

分からない、そのことを分かりながら観る映画 コーエン兄弟の ”シリアスマン”

これはですね、厳しい~ 観るのがある意味 難しい映画です。 舞台は1960年代(おそらく67年か68年あたり)の アメリカの田舎町。 ユダヤ系家族の物語です。 マイケル・スタールバーグは大学の物理学教師 いたって真面目で穏やかな性格です。 ところ…

ジャケットからして普通でない、鬼才トッド・ラングレンの2枚 "LIARS" "STATE"

これ、CDケース内側ですけど なんか普通じゃないっすよね。 かなり癖がありそうな音楽が聴こえてきそうな。 ロック界の鬼才~全能の人 トッド・ラングレンの2004年発表のアルバムなんですが。 Truth www.youtube.com うーん、やっぱ普通じゃない(いい意…

社会の不正を撃つ~幻の戦前映画 ”何が彼女をそうさせたか”(1930年)

戦前の ”傾向映画” (左翼的思想、メッセージが込められたという意味合い) の代表作で、封切り当時 商業的にも大成功した1本です。 しかし火災によるマスターフィルム消失で その後数十年間は、その名前だけが知られており 1990年代になって ロシアで…