バンコクマインド

タイの過去現在未来と音楽映画書籍の旅

アフターコロナの海外旅行、その不都合な真実と希望の光

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*アユタヤ~数多くの寺院が立ち並ぶ世界遺産

 

僅か1年数か月前までは

”海外旅行”って

実に気軽でしたよね。

 

日本のパスポートって最強ですから

非常に多くの国へ事前の査証申請なく入国出来ますし。

飛行機のチケットも宿の予約も

オンラインでどうにでもなると。

まさに海外旅行し放題の日々。

 

なんか随分遠い昔のような気もしますけれど・・・

 

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*バンセン~タイの江の島、バンコクからの日帰りスポット定番

 

旅行って「行って&帰る」なので、

双方の国の状況が安定していないといけませんよね。

行き先の入国条件と帰国時についてもチェックが必要。

 

あと、周囲の雰囲気とか同調的なものもあるでしょう。

”えっ、海外行ってきたの? 大丈夫?”

とか言われそう。

ここでの大丈夫というのは、気遣いではなく

おいおい感染してないだろうなという疑い、

それにやっかみみたいな感情もあるかもです。

 

でも時間はかかるかもしれませんが

徐々にでも、各国それぞれ

制限は緩くなっていくとは思うんです。

出入国時に課せられている複雑な書類や証明書の類も

簡略化されてゆくことでしょう。

 

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*カオヤイ~高原リゾート、グレードの高い宿泊施設が多い

 

しかし、仮にそんな日が訪れても

消えないものがあります。

 

人の心、ですね。

今回のコロナ禍って

”外(外国)から来た人間がもたらした災い”

ですよね。

 

その人間って誰でしょう?

誰のことを指してるんでしょう?

 

”アジア(人)だ!”

と思ってる人が非常に多いと思いますよ、世界で。

細かい国名とか都市名じゃないんです。

ともかくアジアなんだと。

もう一緒くたです。

 

こういう感情は消えませんよ、なかなか。

もともと差別の構図ってあると思うんですが

コロナ以降はそれがより強固になってしまうような。

 

報道でも見かけますよね。

道を歩いていたらコロナと呼ばれた、国へ帰れと言われた・・・

いきなり暴力をふるわれた・・・

その他、不当な扱いの数えきれない事例があるでしょう。

 

勿論、人によります。

国、地域にもよるでしょう。

ただ旅行に限らず、滞在という面からも

これからは海外に居るということ自体

”より不快な事態に出会うかもしれない”

ということは覚悟しておいたほうがいいかもしれませんね。

 

でも素敵な人や事が全部

消えたわけではないわけで。

そっちのほうをグーンと伸ばしていくようにする、

明るい方を見ていくようにするのが得策かなと。

 

コロナウイルスは人間社会をズタズタに切り刻んでいきましたけど

それくらいの余力はまだ人類にあるはずです。

 

コロナ禍が落ち着いての久しぶりの海外旅行、

”今日のランチ、レストランでは塩対応だったよなあ。注文取りに来ないし。

なんか無視されてる気分。でもホテルに帰ってきたら受付のスタッフが笑顔で迎えてく

れたよ。部屋の掃除もキッチリ済んでいたし。そうだ、夕食はどこがいいかスタッフに

聞いてみよう。いい店教えてくれるかも”

 

こんな感じで切り替えていけば

まだまだ海外旅行

捨てたもんじゃないかもですね。

 

タイはフレンドリーな人が多いですから

”リセット海外旅行”の手始めにはよいチョイスだと思います。

入国時の制限(隔離等)解除や更なる緩和を

ゆっくり、じっくり期待しましょう。

 

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