バンコクマインド

タイの過去現在未来と音楽映画書籍の旅

映画

至上の快楽~本・映画・音楽の三通りの楽しみ方

半世紀以上の ”親友~旧友たち” との付き合い方なんですが、 自分の場合の。 まずはともかく読む、観る、聴くと。 なんとなく目についた 今流行ってる 友人が良いと言っていた なんでもいいんですね、きっかけは。 結果、面白い!感動した!作品世界に惹き込…

エースのジョーの魅力爆発~あくまで硬派の ”拳銃(コルト)は俺のパスポート”

日活、というより 日本のアクション映画の最高峰 ”拳銃(コルト)は俺のパスポート” (監督・野村孝/1967年) コミカルな役柄を強調されることも多かった 宍戸錠のシリアス一直線ムービー。 モノクロの画面が硬質さを引き立てています。 弟分には先頃亡…

貴方は素敵なパートナー ♡ ミュージカル映画の名タッグ

子供の頃のアイドルが キャンディーズとかピンクレディーなどではなくて ジュディ・ガーランドだった私。 (当時既に亡くなっていた・・・) 自然、その頃全盛だったテレビの歌(歌謡曲)番組はほとんど見ずに 古いミュージカル映画のほうを追いかけるように…

映画じゃなくて、映画館の想い出

映画館のイメージって 世代によって随分、違うと思うんですよ。 昔はね、正直 暗くて汚いところ 多かったんですよ。 場所にもよりますけど。 いつの頃からかな? 綺麗で豪華&飲み物やスナック類も充実。 座席もね、いろんなカテゴリーに分かれていて 快適に…

世界で一番?後ろ姿が多く出てくる映画 ”あにいもうと”

名匠、成瀬巳喜男監督の 1953年作品。 お話は、多摩川近郊に暮らす 5人家族の物語。 長女の京マチ子と次女の久我美子がメインです。 長男に森雅之。 これがびっくりの配役で いつもの繊細な役柄ではなく 態度も言葉も超ラフな暴れ者。 (京マチ子を派手…

ウルトラセブン VS コロナウイルス

まあ、だいたい 大きくなりますね ウルトラマンやウルトラセブンは。 ハヤタやダンから変身する時に。 ところがウルトラセブンの第31話 ”悪魔の住む花”(1968年5月放送)は 小さくなるストーリー。 宇宙細菌に侵されてしまった女性 (若き日の松坂慶…

主婦、脱出。

主婦がなにかの事情をきっかけに 家庭を捨てる、飛び出すという 構成のストーリーはかなりあると思いますが スティーヴン・キングの ”ローズ・マダー” は 追う側(夫)のしつこさではピカイチのくどさ。 何しろ旦那の職業は警察官なので、追跡のプロですから…

サウンドトラックが最高な ”ハーダー・ゼイ・カム” と ”愛しのクローディン”

今日は映画音楽~サントラ盤が最高な2本の映画を。 主題歌が良くても残りはよくあるインスト演奏、ではなく 使われている楽曲がすべてGOOD。 見逃せない&聴きのがせない どちらも、一粒で二度美味しい作品です。 当時(1972年)、若干24歳のジミー・…

KUROSAWA & COEN BROTHERS ”生きる” と ”バーバー” の共通項

どことなくDVDのジャケットが似ていて。 黒澤明の ”生きる” とコーエン兄弟の ”バーバー” なんですけれど。 製作時期が1952年と2001年、 半世紀も隔たっていますが ”バーバー” の時代設定は1949年ということなので ほぼ同じ時期の日本とアメリカ…

世界で一番タイトルの長い映画? ”愛の調書又は電話交換手失踪事件”

邦題も長いんですけど LOVE AFFAIR , OR THE CASE OF THE MISSING SWITCHBOARD OPERATOR 原題がまた長大で覚えにくいですねえ。 ユーゴスラヴィア出身のドゥシャン・マカヴェイエフ の長編二作目、1967年の作品です。 主演がエヴァ・ラスという女優さん…

続編、パート2、新〇〇はやはりむずかしい・・・エクソシスト2

大当たりしますと どうしてもその路線を続けたくなる~ 映画でも続編が製作されるケースは多いですよね。 でも、全てとは言わないけれど なかなか一作目には及ばない。 マンネリ気味程度ならまだしも え~ なにこれ? と思わず驚いてしまうケースもあったり…

フランキー堺の「受け」の演技が見どころ~”貸間あり” by 川島雄三

今から10数年前、 バンコクで日本映画上映のイベントがあったんですね。 全体的に生真面目文芸路線のラインアップ。 ちょっと異色なセレクションだったのが 川島雄三監督の ”貸間あり” (1959年)でした。 大阪の屋敷に間借りしている住人たちが 繰り…

淡々とした描写にこそ怒りと哀しみのメッセージが~新藤監督の ”原爆の子”

新藤兼人監督の ”原爆の子”(1952年) 広島の原爆投下~被爆を扱った映画のなかでも 初期に製作された一本。 実はこの作品、製作の段階で 多くの困難にぶつかりました。 ひとつは内容面、 新藤監督の脚本について ”原爆の恐ろしさを伝えきれていない” と…

明智小五郎シリーズとサイコを足して2で割ったような ”DEMENTIA 13”

1963年製作の "DEMENTIA 13” 監督はかのフランシス・フォード・コッポラ、 撮影当時は若干24歳。 ホラー、というジャンルになっていたりしますが 別に幽霊が出たりするわけではないので (それっぽいムードは充満しています) スリラー、心理サスペン…

成瀬巳喜男はやはり凄かった~あまりの映像センスに脱帽 ”まごころ”

成瀬巳喜男の戦前の小品 ”まごころ” 全編で1時間ちょいの長さです。 小学校に通う信子と富子は、大の仲良し。 冒頭のシーン、途中まで一緒に下校 それぞれの家へ帰ってゆくのですが 成瀬作品の特徴である 微笑み返しならぬ視線返しが炸裂。 富子の家から信…

惑星ソラリスでタルコフスキーは閃いた。よし、これでいこう!

”惑星ソラリス” よく ”2001年宇宙の旅” と並ぶSF映画の傑作・・・ と称されるようですが、この作品は SFではないですよね。 原作(スタ二ワフ・レム)を読んで 「おっ、このフォーマットはいけるぞ」 とタルコフスキー監督は膝を叩いたのではないかな。 …

中味もタイトルも全部変えちゃえ! あるSF映画の変遷記

1961年の ”火を噴く惑星” ロシア(ではなくて旧ソ連ですね)製作のB級SF映画。 金星に知的生命が存在するかどうかを探る 宇宙飛行士の冒険ストーリーです。 恐竜や人喰い植物、海中の遺跡都市など (せこいところはありますが) 盛りだくさんのエンタメ…

三分の二は傑作、しかし残り三分の一で私はズッコケた・・・”天国と地獄”

黒澤明の”天国と地獄”(1963年) 監督の現代ものの作品中、 もっともよく知られていて 人気のある作品です。 手許にある映画ランキング本や 黒澤(&映画)についての評伝、解説本を読んでも 「傑作」ということになっていて マイナスの評価というものを…

"ED WOOD" "THE BRAVE" ~対極の2本に迸る、若きジョニ―・デップの才能と志

近年はプライベートな話題が 先行しているような印象もある ジョニー・デップの 90年代の2本を。 全米どころか史上最低の映画監督と言われた エド・ウッド(1924~1978)の ハチャメチャ&壮絶な生きざまを描いた ティム・バートン作品。 デップ…

ベストというよりお気に入り 歴代日本映画パーソナルTOP40

以前、洋画版でやったので 今回は日本映画のフェイバリット40を。 縛りは同一監督では3本まで。 アニメーションやドキュメンタリー作品は外しています。 1925 雄呂血 (二川文太郎) 1928 十字路 (衣笠貞之助) 1934 隣りの八重ちゃん (島…

やってる やってる・・・サブリミナルショット IN THE MOVIE

サブリミナル効果 という言葉がありますよね。 映像のなかに瞬間的に 「ポップコーンを食べよう」 と書かれたメッセージを入れ込んだら 映画館の売店の売り上げが 顕著に増えたという話はよく知られています。 こちらはイタリアのホラー映画 ”サスペリア”(…

加山雄三のお父さんは超イケメンだった~上原謙主演の ”浅草の灯”

80歳を越えて、今なお 精力的に芸能活動を続けている 加山雄三。 30年ほど前に亡くなられていますが お父さんの上原謙は、 一世を風靡した2枚目俳優でした。 戦前戦後を通じて膨大な数の映画に出演していますが、 自伝の ”がんばってます” (共同通信社…

1963~1964 女優 左幸子の濃密な2年間

亡くなって20年ほど経ちますが 左幸子、という女優がいます。 50年代から映画出演をしていますが キャリアの最盛期は60年代。 日本の映画史に残る作品群に 立て続けに登場します。 ”飢餓海峡” 監督/内田吐夢 全編3時間という超大作。日本各地で大々的…

高度成長時代のニッポン無責任時代、その何気ない面白さ

”ニッポン無責任時代” といえば 全部で30本も作られた クレージーキャッツ関連映画の最初の作品。 次作の”ニッポン無責任野郎”とともに シリーズ中でも高く評価されています。 製作年は1962年~昭和37年 ”最初の”東京オリンピックの2年前のことです…

どうしたんだ Hey Hey... 名作 ”恐怖の報酬” のリメイク版の出来は如何に

1953年のフランス映画 ”恐怖の報酬” イブ・モンタンが主演ですが こちらはもう、映画史に残る傑作ということで 評価が定着しています。 舞台は南米奥地、訳ありの男たちが ほんのちょっとの振動で爆発してしまう ニトログリセリンをトラックで運搬すると…

シュルレアリスム? 実験映画? いやいやコメディでしょう、これは~”アンダルシアの犬”

”アンダルシアの犬” (Un Chien Andalou) 映画について語られる際、間違いなく言及される 超定番作品(1929年) 監督がルイス・ブニュエル 共同制作者にかのサルバドール・ダリ 20分ちょいの小品なんですが 女性がナイフで目を切りつけられるシーンが…

クレージーどころかエリート集団だったクレージーキャッツ

1960年代~70年代前半に なんと30本もの映画が製作された クレージーキャッツ (スピンオフ的な作品も含む) なかでも1962年の ”ニッポン無責任時代” は 日本の代表的喜劇映画として 古典的な地位を確立しています。 実はこの映画、 よく取り上…

あなたが去ってから私の心は荒れ模様・・・STORMY WEATHER

STORMY WEATHER~ストーミー・ウェザー というタイトルの 1930年代に作られたスタンダードナンバーがあります。 あなたがいなくなってから 心には雨が降り続いている どうして空に太陽が輝かないのでしょう 私のハートは荒れ模様 ・・・ といった、恋人…

前田通子~グラマラスな肢体の影に隠された涙

前田通子(みちこ) 1950年代中頃に短期間 多くの映画に出演した女優さんです。 当時としては肌の露出の多い役柄が多く 男性ファンの人気を集めました。 1956年の ”女真珠王の復讐”では 共演陣が 藤田進、宇津井健、丹波哲郎、天知茂 と豪華な顔ぶれ…

ベストというよりお気に入り 歴代外国映画 パーソナルTOP40

ちょっと前に ”ふむふむ、外国人の選んだ日本映画ベスト40って・・・” というトピックを書きまして。 で、それに倣ってやってみました。 自分が選んだ洋画版。 条件は同一監督からは2本まで。 アニメーション作品は除外ということで。 私は映画のマニアや…