1928年のロシア映画ですが
これは傑作といってよい
秀逸な出来映え。
この時代には
”黄金狂時代” ”サンライズ” ”裁かるるジャンヌ” ”キートン将軍”などなど
映画史に残る作品群が続々と誕生していますが
それらと比肩しても見劣りのしない86分間です。
(後半がやや弱いのが残念)
地方から上京して
モスクワのアパートで働き始めた
少女(べーラ・ゾリチ)を巡る
ドタバタ劇なのですが
なによりエブゲーニー・アレクセーエフによる
カメラ撮影が圧倒的。
華麗なテクニックのオンパレードですね。
終盤に向けての展開は
やや性急で
取って付けたようなものになっていますが
前半~中盤の
「満点シークエンス数珠つなぎ」で
充分お釣りがくるでしょう。
未見の方は是非に本編をどうぞ。
"THE HOUSE ON TRUBNAYA" Trailer