バンコクマインド

タイの過去現在未来と音楽映画書籍の旅

サイレント映画の至宝、ボリス・バルネットの ”トルブナヤの家”

 

1928年のロシア映画ですが

これは傑作といってよい

秀逸な出来映え。

 

 

この時代には

”黄金狂時代” ”サンライズ” ”裁かるるジャンヌ” ”キートン将軍”などなど

映画史に残る作品群が続々と誕生していますが

それらと比肩しても見劣りのしない86分間です。

(後半がやや弱いのが残念)

 

 

地方から上京して

モスクワのアパートで働き始めた

少女(べーラ・ゾリチ)を巡る

ドタバタ劇なのですが

 


なによりエブゲーニー・アレクセーエフによる

カメラ撮影が圧倒的。

華麗なテクニックのオンパレードですね。

 

 

終盤に向けての展開は

やや性急で

取って付けたようなものになっていますが

前半~中盤の

「満点シークエンス数珠つなぎ」で

充分お釣りがくるでしょう。

 

 

未見の方は是非に本編をどうぞ。

 

"THE HOUSE ON TRUBNAYA"    Trailer

www.youtube.com