バンコクマインド

タイの過去現在未来と音楽映画書籍の旅

2021-09-01から1ヶ月間の記事一覧

こいつはちょっくら歌えねえ~カラオケ名人もギブする英&日本語ナンバー

カラオケを歌わせたら、玄人はだし という人って居ますよね。 いやいや、確かになかなか大したもんだという。 今日は、自称名人の方々も降参するであろう 難曲を2曲ばかり。 どちらもテンポはゆっくりしていますし、 コーラスとの複雑な絡みも無いので ”楽…

10代半ばで既に円熟の境地~あまりに唄が上手かったスティーヴ・ウィンウッド

スティーヴ・ウィンウッド、 ロック界のジャイアントの一人ですが この人は”神童”タイプのミュージシャンで 既に10代前半からステージで演奏していたという。 スペンサー・デイヴィス・グループの一員として 1965年のシングル ”KEEP ON RUNNING” が母…

ベストというよりお気に入り ラテン音楽パーソナルTOP10

ラテンという括りはあまりに広すぎますけれども よく聴くアルバムをランダムに10枚ほど。 縛りは同一アーティスト(グループ)は1枚のみということで。 あくまで門外漢、ド素人のセレクションです。 マルコス・ヴァ―リ “プレヴィザォン・ド・テンポ” 傑作…

できたてのパンとコーヒー、スイーツもね

日本の喫茶文化~コーヒー、デザートの類って レベルが超高し。 各種パンも美味しいですよね。 でも近年のタイも なかなかのものなのですよ。 気取らない街角のベーカリー ランチ時は行列です。 バンコク市内 落ち着いた住宅街の大型喫茶店。 ご近所マダムの…

加山雄三のお父さんは超イケメンだった~上原謙主演の ”浅草の灯”

80歳を越えて、今なお 精力的に芸能活動を続けている 加山雄三。 30年ほど前に亡くなられていますが お父さんの上原謙は、 一世を風靡した2枚目俳優でした。 戦前戦後を通じて膨大な数の映画に出演していますが、 自伝の ”がんばってます” (共同通信社…

45回転のシングル盤の音世界をCD~コンパクトディスクで再現すると

小西康陽と野宮真貴の名ユニット ピチカート・ファイヴの10作目 ”ハッピー・エンド・オブ・ザ・ワールド” (1997年発表) 力作揃いのピチカートの作品のなかでも 「畳み掛け度」では1,2を争う テンションの高い楽曲集です。 イッツ・ア・ビューティ…

1963~1964 女優 左幸子の濃密な2年間

亡くなって20年ほど経ちますが 左幸子、という女優がいます。 50年代から映画出演をしていますが キャリアの最盛期は60年代。 日本の映画史に残る作品群に 立て続けに登場します。 ”飢餓海峡” 監督/内田吐夢 全編3時間という超大作。日本各地で大々的…

雨に濡れながら立たずむ街がある

やーくそくしたじーかんだけが 躰をすり抜ける、 というわけですが。 雨 三善英史 www.youtube.com まさに日本の梅雨空が続いてるんですよね。 朝から曇り気味で降ったり止んだり、 日が射さないから涼しいので タイの人はこういう天気 歓迎なんですけれども…

それぞれの小説作法~極端と限界の分水嶺

さて今回は ”強烈な” 描写に満ち満ちた 小説群を幾つか。 お食事前の方はどうぞ ご遠慮くださいませ・・・ (デブを捨てに/平山夢明 文藝春秋) いきなりインパクトのあるタイトル &ドアーズの ”まぼろしの世界” のジャケットを どことなく連想させる装丁…

ロスはロスでも DIANA ではなくて SHEILA

ROSS、と聞いて 思い浮かぶアーティストといえば なんといってもダイアナ・ロス。 近年は新作アルバムが途絶えて久しいですが トニー・ベネット、スティービー・ワンダー、ビリー・ジョエル などと並ぶアメリカの国民的歌手ですね。 私は正直、ちょっと苦手…

タイに小春日和はないけれど~三曲のINDIAN SUMMER

"INDIAN SUMMER" というスタンダードナンバーがあります。 ジャズシンガーがよく取り上げるのですが 「春、私たちは愛し合っていた。でも秋~小春日和の季節を迎えて、それは消えていった」というセンチメンタルな内容。 題材にしやすいのでしょうね、小説や…

時には一人、時には仲間とタイ料理三昧の日々

タイでも ”鍋を囲んで” というのはポピュラーな食事スタイル。 普段はわりと少食な人が多いんですけど こういう時は結構、食べますね 女性でも。 タイは一人飯も 旨いんですよ。 これはね、 牛ひき肉と野菜の炒め(かけご飯) 日本の町中華の店で出てきても …

高度成長時代のニッポン無責任時代、その何気ない面白さ

”ニッポン無責任時代” といえば 全部で30本も作られた クレージーキャッツ関連映画の最初の作品。 次作の”ニッポン無責任野郎”とともに シリーズ中でも高く評価されています。 製作年は1962年~昭和37年 ”最初の”東京オリンピックの2年前のことです…

123、あまりに楽チン手間要らずのご近所テイクアウェイ

ご近所にはタイ料理の店が 結構いろいろありまして いつもいつも お世話になっております、ハイ。 観光エリアではまったくありませんので どの店も地元の常連さん相手です。 よく行く店ですと もう会話しないで、注文が通じたりしますね。 目で合図、”あれと…

コロナについて、タイの人に色々と聞いてみた

40代女性 自営業 ”家族と食べる時も、取り皿用のスプーンとフォークを使うようになったわね” (タイでは直箸が一般的) 30代女性 主婦 ”ワクチン?怖いから私はパス。それで不便なことがあっても構わない。近所に出かけるだけでいいし” (ワクチン接種完…

80sのエレキなSOULが今、聴きやすい ISLEY-JASPER-ISLEY

アイズレー・ブラザーズという ソウルファンにはお馴染みの ベテラングループがありますが、 このアイズレー・ジャスパー・アイズレー という三人組は、そのなかでも 若手組~主に楽器演奏を担当していた による別ユニット。 80年代に3枚のアルバムを発表…

天下御免~天下堂々~とんでもねえ野郎

今から50年くらい前 NHKで ”天下御免” という連続時代劇があったんですね。 現代のロケシーンをそのまま写り込ませたりして かなり実験的な作品。 テンポもよくて毎週楽しみにしてたんですよ。 主役は 山口崇、林隆三、津坂匠章(秋野太作)に中野良子 と…

聴き終えたあとは、頭クラクラ身体もぐったり ユートピアの ”RA~太陽神”

今なお精力的に活動を続ける ロック界の”全能の神” トッド・ラングレン 私はマニアまでいかないですけど 70年代から今にいたるまで 割とまあまあ、聴いてるほうかもしれません (トッドは異常にリリース数が多いので、その全てというわけではないのですが…

日本人に一番食べやすいタイのインスタント麺は、これかな・・・

日本と同じく麺大国のタイ 専門店から屋台まで凄い数の店がありますし スーパーに行きますと、カップ&袋麺がずらりと並んでいます。 で、そのインスタントヌードルなんですが、 率直に言って 辛い!&しょっぱい! ことがほとんどなんですね。 メーカーも幾…

”A SONG FOR YOU” や ”SUPERSTAR” で知られるレオン・ラッセルの新婚スイートな2枚

多分、洋楽を聴かない人でも ”スーパースター” ”ア・ソング・フォー・ユー” といった作品は耳にしたことがあるのでは? カーペンターズが取り上げたことで スタンダードといってもいいくらい 認知度が高くなりましたから。 作った人はレオン・ラッセルという…

どうしたんだ Hey Hey... 名作 ”恐怖の報酬” のリメイク版の出来は如何に

1953年のフランス映画 ”恐怖の報酬” イブ・モンタンが主演ですが こちらはもう、映画史に残る傑作ということで 評価が定着しています。 舞台は南米奥地、訳ありの男たちが ほんのちょっとの振動で爆発してしまう ニトログリセリンをトラックで運搬すると…

派手なあの人の、思いきり地味なアルバム "ピーチ・ツリー・ロード”

全盛期のエルトン・ジョン テンションマックス 見た目もギンギンでしたねえ。 歳を重ねていくにつれ 落ち着きを増していきましたけれど それでも各アルバム、 豪華なゲストを迎えたり シングルカット用の売れ筋曲が入っていたりと、 なにかしら話題性はあっ…

オーナーのセンスが冴える、バンコク喫茶の店構え

バンコクは ”水の都” といわれたこともあったみたいですが、 さしずめ近年は ”カフェの都” ですね。 それも、多店舗展開のチェーン系列ではなく 個人経営の店が多いのも嬉しいですね。 各店、それぞれの個性があって 入る前から目を楽しませてくれます。 な…

若い頃の軽さが、年月を経て滋味豊かなサウンドに~キャリア50年のアメリカ

アメリカ、という実にシンプルなネーミングの バンドがあります。 結成が1970年なので、既に半世紀以上のキャリア、 当初は ジェリー・ベックリー デューイ・バネル ダン・ピーク の3人組でスタート。 いきなり、”名前のない馬”という超特大ヒットが飛び…

シュルレアリスム? 実験映画? いやいやコメディでしょう、これは~”アンダルシアの犬”

”アンダルシアの犬” (Un Chien Andalou) 映画について語られる際、間違いなく言及される 超定番作品(1929年) 監督がルイス・ブニュエル 共同制作者にかのサルバドール・ダリ 20分ちょいの小品なんですが 女性がナイフで目を切りつけられるシーンが…

見得を切る VS さりげなく物語が始まる DEEP PURPLE & THE SPINNERS

きょうはまったく対極にある2曲 これをですね、聴き比べていきたいなと。 優劣ということではないんですが ここまで違うのかという。 DEEP PURPLE HIGHWAY STAR www.youtube.com 出ました、パープル黄金期の代表的ナンバー(1972年) もうイントロの雄…

最初の2枚で全てを出し切ったUKミュージシャン~ジョン・マイルズ

1976年、でしたかね。 ラジオ~多分NHKFMだったと思うんですが ”イギリスの注目新人アーティストを紹介します” と。 流れてきたのが、”MUSIC” という シンプルなタイトルの曲。 これがね、オーケストラを大々的にフィーチャーした ロック組曲のような大…

クレージーどころかエリート集団だったクレージーキャッツ

1960年代~70年代前半に なんと30本もの映画が製作された クレージーキャッツ (スピンオフ的な作品も含む) なかでも1962年の ”ニッポン無責任時代” は 日本の代表的喜劇映画として 古典的な地位を確立しています。 実はこの映画、 よく取り上…

ロックの花形~ギター&ギタリストについての乏しい記憶を辿る

ま、なんといっても 楽器でいえば(エレクトリック)ギター、 一番目立つのもギタリストですよね ロックミュージックでは。 私は長いギターソロが続くと (それがどんなにテクニカルなプレイであっても) 耳が離れていってしまうほうなので いわゆるギターの…

路上のカエル 音楽のFROG

バンコクの歩道は凸凹していて よく下を見ていないと 危ないんですが、 こちらは生きた障害物ですね。 雨上がりの空き地などでは 盛大な鳴き声が聞こえたりします。 蛙~FROG の付いたタイトルのロックナンバーって なんかあるかな。 Peace Frog THE DOORS w…