バンコクマインド

タイの過去現在未来と音楽映画書籍の旅

2022-03-01から1ヶ月間の記事一覧

隠れたお洒落

ファッションというものにとんと 関心~縁がございません。 どんな服が流行っているのか、どんなメーカー(と言うのですか?)があるのか 一切なんにも知識がありません。 でも、人(やはり女性)の服装~出で立ちを見て ”あっ、感じのいい着こなしだな” と…

あるタイ人大家さんの歎き

朝、まだ早い時間に電話。 タイの知人からですが どうしたのかな? それほど連絡をいつも取っている間柄ではないのですが。 開口一番 かなり興奮している口ぶりです。 こういう時は聞き手に徹するのが良策。 話を伺ってみると・・・ このお方、 ご自分が所有…

いつものやつね・・・全然、中身が違うやないかい!

日本の飲食店って もの凄くキッチリしてますよね。 同じメニューを頼んだら同じものが出てくるでしょう? 昨日と同じ 隣の人と同じ 材料も同じ 量も同じ ちょっとの違いも無いですよね お客側も敏感。 それこそクレームに直結してしまう。 同じ店でも調理す…

夫婦の倦怠期を撮ったら日本一、成瀬巳喜男の ”妻”

会話がほとんど無くなって、笑顔が消えた夫婦の日常を淡々と描く・・・ まさに成瀬巳喜男の真骨頂の一作(1953年)ですが 他の名作群(”めし” ”浮雲” ”おかあさん” ”山の音” ”流れる”) などと比べると、あまり話題に上ることがありませんね。 覇気のな…

邦題の付け方が変! しかしこれは力作の ”FIGURES IN A LANDSCAPE”

鬼才、ジョゼフ・ロージーの1970年監督作品。 原題が、”Figures In A Landscape” で邦題が ”風景の中の人物” いや、あのね 絵画じゃないんだからさ。 映画のタイトルになってないでしょうよ。 (日本では実際に封切りされたのかな?) 後年にテレビ放送…

バンコクのミシュラン掲載店、凄腕シェフの創作料理を堪能する

先日、お誘いがあったので お昼の会食に。 マンダリンオリエンタルの元料理長 (ヴィチット・ムクラ氏/現在はバンコク市内で ”カオ” というレストランを経営、ミシュラン誌から一つ星の評価を与えられています) が手掛ける逸品を頂きました。 メニューはこ…

外国人には慣れてます、だってどこにでも居るもの・・・

何度旅行に行っても ある程度その地に住んでいたとしても 所詮、外国人は異邦人~エイリアンなわけです。 その国、その場所で暮らしている地元の人からしたら。 まあ、それはある種 当然なわけですよね。 出来れば 優しく受け入れて欲しい。 あんまり区別と…

半世紀、覚えていたこのシーン ”妖怪大戦争”(1968年)

私の子供時代には 映画は気楽に楽しめる娯楽ではありませんでした。 動画のチャンネルや配信サービスは勿論のこと レンタルのDVDやビデオも存在せず、 テレビ(はありましたが)を、家庭で録画するということも 出来ませんでしたので。 なので、映画館に行く…

L.A. の M  ブエノスアイレスの M

ジョゼフ・ロージー監督の ”M” (1951年) 映画史に燦然と輝くフリッツ・ラングの名作(1931年)の リメイク。 となると、コケてしまうのでは?と思ったりもするのですが さすがロージー、二番煎じと言われないように工夫を凝らしています。 ラング…

やあ!また会えたね、パーティション君 別に嬉しくはないけどさ

もう、なに株だか変種だか 覚えきれなくなっていますが 相変わらずのコロナチーム、幾つかの国では 依然猛威をふるっているようですね。 タイでも高止まりの数字が続いていて 重傷者や亡くなる方の人数が再び 増加傾向です。 フードコート、 またまた仕切り…

アメリカン・マダムの永遠のアイドル BARRY MANILOW

世のご婦人方~マダムの皆様に 人気のある芸能人って居ますよね。 このバリー・マニロウさんなどはまさにその 典型的なお方。 日本でいえば、(ある時期の?)松平健と沢田研二と氷川きよしを足して三で割って バニラ・エッセンスを惜しげもなくふりかけたと…

歌のタイトルのようだがそうではなく、真面目な佳品映画 ”リサの瞳のなかに”

まるで、J・POPやフォークソングのような邦題が付いていますが "DAVID AND LISA"という1962年製作のアメリカ映画。 (監督/フランク・ペリー) 母親に連れられて、全寮制の特別支援学校にやってきた デイヴィッド(ケア・デュリア) 彼はほんの少しでも…

世界のご当地駅伝、なんてどう?

昨日は、女子の中~長距離陸上が面白くて~ ということを呟いたのですが 日本では駅伝って非常にポピュラーですよね。 知り合いで、 「箱根駅伝を見ないと、年が明けた気がしない」 という人が居ますよ。 でも駅伝って、オリンピックの種目になってましたっ…

腕を振り振り、腕を振る

私はスポーツ音痴です。 子供~学生の時分にはまったく 部活動をやったことがないですし、 その後も野球なりサッカーなり いかなるスポーツにも特段の興味が湧きませんでした。 (オリンピックとかワールドカップなどの大きな大会の時にテレビで観る程度) …

寅さん~ ”男はつらいよ” は、渥美清の最高傑作だったのか?

1969年~1995年の長きにわたって製作された ”男はつらいよ” 全48作で描かれた世界は、まさに昭和の時代そのもの。 (後半は平成にかかっていましたが) ある程度の年齢の方ならば 年2回上映される度に映画館に足を運んだという人も少なくないでし…

嗚呼、悲しみの圏外。ヒットチャートにかすりもせず・・・

今日はアルバムのなかの目立たぬ名曲、 ではなくて シングル曲になっている~つまりヒットを狙っていたのに そうはならなかった・・・ というかチャートイン自体しなかったという 寂しい運命を辿った洋楽ナンバーを幾つか。 いずれも巷の大ヒット曲に 甲乙つ…

冷徹の極限~ブレッソンの ”少女ムシェット” (1967年)

これはですね 観るのが、 観続けるのが相当に辛い作品です。 フランスの片田舎に暮らす少女の物語なんですが。 彼女(ナディーヌ・ノルティエ)は 父親から暴力をふるわれ、 学校では教師から目の敵にされ、友達も一人も居ません。 日々の生活に何一つ、喜び…

久しぶりのオンヌット下車&フードコートで食す

スカイトレインのオンヌット駅。 以前はここが始発/終点ポイントで ”郊外カラー”が色濃かったエリアなんですが 今や駅ビル、ホテル、マンション等がずらりと 軒を連ねています。 私にとっては通過駅なんですが、 この日は途中下車して 日用品を買いに駅直結…

キャリア4年と60余年・・・シルヴィア・シドニーと水久保澄子

こちらはちょっと(笑)前、1933年(昭和8年)の キネマ旬報誌の洋画ベスト10。 第三位の ”犯罪都市” 第五位の ”街の風景” 両作品に主演していたのが、シルヴィア・シドニー という女優さんです。 戦後も映画やテレビドラマへの出演が途切れず、 80…

眠れる森の美声

バンコクの中古ショップでふと買ったCD。 chie という日本人女性アーティストなんですが 私はまったく知らない人です。 クレジットを見ると、ブラジル録音ですね。 著名ミュージシャン、Celso Fonseca の名も。 Everytime We Say Goodbye www.youtube.com コ…

ロック界きっての名コンポーザー、トッド・ラングレンの美メロ5選

老舗音楽メディアのローリングストーン誌が選んだ 100 Greatest Songwriters Of All Time という記事を見たんですね。 www.rollingstone.com ロックフィールドを中心に 職業作家組(バート・バカラック、ジミー・ウェッブ、バリー・マンなど)や R&B~SOUL…

すっかり人のいないスカイウォーク

バンコクと近郊県には スカイトレインという名称の都市電車網があるんですね。 路線がどんどん拡充していて、駅数も随分と増えてきました。 で、線路の下にですね ”スカイウォーク”という歩行者専用の通路も建設してるんです。 まずは電車の軌道を造って・・…

喧嘩はやめてね タイ料理 V S日本料理

おっと~ 始まりましたがな 戦争勃発でっせ。 いや、コロナ禍前の話なんですけどね。 知り合いの方々がご来タイ。 皆さん、旦那さんや奥さん パートナーもご一緒に。 タイの休日 よろしゅうおますな。 で、食事時になりますわな。 ここからがえらいことでっ…

食に対する両極の思いに、カンドー&カンシン

「食」への関心ある方、多いと思うんですよ。 日本もタイも料理、美味しいですしね。 メニューも多彩だし。 今日は、今でも印象に残っている お二人の話を。 もう三十年以上前なんですけどね、 職場の同僚の二十代の女性。 この人の食への情熱が熱かったんで…

ねえ、ちょっと。もう少し映画の余韻を楽しみましょうよ・・・

えー、映画が終わるとですね エンドクレジットがありますよね。 出演者やスタッフの名前が流れますけど この部分でメイキング映像やアウトテイクシーン が映し出されることもあります。 なのでね、まあ そういうのを観てからでもいいと思うんですが タイの人…

映画VS小説 読んでから観るか?それとも観てから読むか?

フレデリック・フォーサイスの小説 ”ジャッカルの日” 1971年の出版。 映画版は1973年の製作で 監督はフレッド・ジンネマン 主役にエドワード・フォックス。 文庫本で500ページ強、 映画のほうも2時間22分と重量級の内容です。 ちょっと両者を…

人間はやがて植物に駆逐されるのだろうね

バンコクなのに山ン中、 とタイの友人からよく言われる マンションの前の小径。 まあ、人影が薄いのは確かであります。 お向かいさんですが、これ数年したら 巨大になっていくんだろうなあ。 鳥とかリスは居るんですけどね。 あと”路上で飼われている犬”も。…

ここにも見えない敵が・・・ウイルスの次は汚れた微粒子

タイランド 真っ赤っ赤でございます。 PM2.5~微小粒子状物質の数値ですね。 (単位/マイクログラム µg/m³) 明らかに健康に影響が出るレベル。 日にもよりますが、 毎年、12月から3月にかけては危険なシーズンです。 南タイ(マレーシアに近いエリア)…

コンプレックス大全~③超他人行儀

好きではありませんが 人前で話せ、と言われたら まあ出来ないことはないです。 数百人くらいまでなら、そんなに準備とかしなくても。 (あっ、もちろん内容によりますが) MC的なこともやれと言われれば、まわしますよ。 適当にその場。 (カラオケラウンジ…

コンプレックス大全~②超不器用

よく言われるんですね、女性から。 ”ちょっと、私の手より華奢ってどういうこと?” って。 あと、「柔らかい」らしいんですね。感触が。 「あなたのことは嫌いだけど、あなたの手が好きよ」 という女の人が居ましたよ、昔。 勤め先でも言われましたね、 「人…