バンコクマインド

タイの過去現在未来と音楽映画書籍の旅

書籍

SF小説もやはり短編が読みやすい~国内外の4篇

SF(サイエンスフィクション)ジャンルの小説は 好き嫌いが分かれますね。 読まない人は全く読まないし ファンのあいだでも、それぞれの好みがかなり細分化されているような。 私はコアなファンでも全然なく、知識も無いのですが 最近読んだもので、印象に…

切れ味抜群なのにおとぼけテイストもありの コン・ゲーム アイテム

コンゲーム~con game~confidence game 意味的には、騙し騙されゲームのように筋書きが二転三転・・・ てな具合に解説されてるみたいです。 このジャンルでは映画では「スティング」(1973年)が有名で 小林信彦の「紳士同盟」(1979年)という小説…

遭難したのは俺かお前か~シャクルトンが示したもの

極地探検といえばアムンゼンとスコットの 南極点一番乗りの競争が良く知られていますね。 このシャクルトンという人物はスコットと同じく 英国の探検家。 アムンゼンが南極点に見事に到達したために 「南極大陸横断」に目標を切り替え チームを組織し、出発…

小さな負傷

美しくない写真で御免なさい。 ある日、部屋に帰って靴(&靴下)を脱いだら、足に 何か所も引っ掻き傷のようなものが。 うーん、いったい何が? 履き慣れた靴ですから靴擦れということもないでしょうし。 別に痒みもなかったので虫刺されでもないような。 …

ター坊はいつも通り

大貫妙子、 矢野顕子や吉田美奈子のような鋭角的~研ぎ澄まされた音楽とは 別の、この人だけの魅力がありますよね。 www.youtube.com 特にシュガーベイブ時代やソロの最初の2、3枚は素敵ですね~ 日本のトップドラマー、村上秀一の著作に こんな文章があり…

生きることとは何ぞや~アシュラに描かれた世界

確か小学6年の頃でしたか、 「生存者」という本を読んでいて。 1972年のアンデス山脈での飛行機遭難事故についての ドキュメンタリー、つまり実話です。 そこで描かれているのは先に死んでいった仲間の肉を食べる ~生きるために という非常にシリアス…

脱出!脱獄!~どこまでも逃げきってみせる

いわゆる”ESCAPEもの”は 書籍のノン&フィクションを問わず 一大ジャンルですよね。 テレビでのドラマや映画になるものも多い。 脱獄王の異名をとった白鳥由栄や 時効寸前まで日本各地で潜伏を続けた福田和子 などについては何回も映像化されてますね。 洋画…

監督はつらいよ 役者もつらいよ

映画は企画~製作~公開まで 非常に長いみちのり、関わる人たちも膨大な数になりますので 一つ一つの作品が完成するまで 難産の連続ですよね。 監督は映画そのものについては全権掌握、のはずなんですが プロデューサーやスポンサーとの軋轢 スタッフや役者…

クリムゾンの迷宮に黒い家があった~貴志祐介

二作目の「黒い家」、良かったですね~ いわゆるサイコパスの女性を描いているんですが もうそのしつこさに読んでいて背筋がね・・・ youtu.be 森田芳光監督の映画版(1999年)も見応えありました。 キャラクターの設定とかが原作と違ったり、 ちょっと…

渥美→加東→沢村→十朱→寅さん~役者はメリーゴーラウンド

渥美清といえばイコール 「男はつらいよ」の寅さんの イメージが定着していますが、勿論 他の映画にも出演しているわけで。 特に「男はつらいよ」がシリーズ化される前には さまざまなタイプの役柄を演じています。 youtu.be こちらは1961年の「南の島に…

”レコード・コレクターズ”の日々 in Tokyo

今、手許にあるのはこれだけか・・・ 最近はどうかよく知らないのですが、以前は音楽雑誌って 色々出てましてね、 ジャンル別(ロック・ソウル・ジャズ・ラテン~) にそれぞれ何種類かあったり、 ミュージシャン指向のものもありました。 楽器を弾くわけで…

アルツハイマーというバーに最後に寄って、人生というメニューを堪能した

人はいつかは死にますよね。 そこに至る過程はそれぞれですけど。 ギリシャの哲学者エピクロスはこんな言葉を残してます。 人は死を恐れる必要が全く無い 死を恐れている間は、まだ死は来ていない そして、死が本当にやってきたときには あなたはもういない …

つげ義春~モノクロームの万華鏡

幾度となくブームを巻き起こした 漫画家 つげ義春。 近年は新作の発表が途絶えていますが 空前絶後の作品群をこれだけ残してくれたわけで なんと私たち読み手は 幸せなことだろうかと思うのであります。 もっと世界的な評価、あっていいですよね。 研究本や…

短編小説バンザイ!海外編

外国小説も短編が面白い~ということで 幾つかの作品を。 ”モニュメント” アーウィン・ショー 「ニューヨークは闇につつまれて」(新潮文庫)に収録 1930年代の世界的不況の真っただ中、 ニューヨークの老舗バーのバーテンダーは経営者から命令されます…

漫画と劇画は血と汗と涙のかたまりだ

漫画だと、一生懸命に調べて絵に描いても十分の一も生かすことが出来なくて すごく無駄なことをやっている気がする。 ー杉浦日向子「杉浦日向子の食・道・楽」より こちとら、同じこと三回描いてるんですよ。下描きして、ペン入れして、色も塗ってさ。小説家…

短編小説バンザイ!日本編

読むんだったら、長編より短編かなと。 特に初めて読む(あまり馴染みのない)作家だったら。 500頁とかそれ以上、 上下巻の大作となると、よほどの作品でないと 正直ダレてきてしまいますから。 腕のある人だったら、短編向きのアイデア、ストーリーを …

やっかいな?同居人  母親と旦那のケース

ちょっと(かなり)癖のある演技で 独特の存在感があった女優の小川真由美 第2の松田優作ともいわれた長身の男優 古尾谷雅人 youtu.be youtu.be 画像の本は娘さんが描いたお母さん~小川真由美 奥さんが綴った旦那さん~古尾谷雅人 との壮絶なる「家庭地獄…

日本のTV これはいらない

こちらは2016年に亡くなった 大橋巨泉の著作で、”遺書のつもりで書いている”とまえがきに書かれています。 これからの日本はもっと悪くなっていく そうならないために今「やめたら」よいことが、 様々な観点から論じられています。 その中に”テレビのや…

健康について考えるほど不健康になる?

いわゆる健康本とかサプリ、〇〇療法など 巷に溢れかえってますよね。 タイでも凄いですよ。 「これを飲めば~」「この器具を使って運動を続けていれば~」 もう通販番組、花盛り。 で、実際気にするというか実践している人も多いですよね。 △△ミン、今は毎…

三つのSURVIVAL  地震/砂漠/戦場

1976~78年に少年誌に連載された さいとう・たかをの「サバイバル」 突然、世界規模の大地震が発生し 一人取り残された少年が家族の無事を信じて 生き抜いていくというストーリー。 (絵柄が実に”昭和”ですね) まさに正統的な SURVIVAL 路線でありま…

新藤監督は映画への信念と女性への愛を貫いた

2012年に100歳で亡くなられた新藤兼人監督。 まさに戦後の邦画の歴史とともに歩んできた人ですね。 溝口健二のもとで厳しいシナリオ修行に耐えた日々は 初監督作品の「愛妻物語」(1951年)に登場します。 youtu.be 世界的な評価が高まったのは1…

父から娘へ愛のように

ジャーナリスト 江川紹子の著作、 各界著名人(娘)と父との関係性が興味深く描かれています。 父と娘、なかなか上手くはいかないようですね、どこの家庭でも・・・ ロックの世界では父娘ともにミュージシャンという例が 結構あるんですが、画像右のイナラ・…

最後の晩餐はカレーかラーメンか?

食通として名高い池波正太郎のエッセイを読んでいて ふと以前、友人たちと 「この世で最後の食事に選ぶとしたらカレー、それともラーメン?」 という話題で盛り上がったことを思い出しました。 寿司だ、お握りだ、ステーキだというのはさておいて この2品か…

新さん! ダンドリくーん ! 豪快さ~ん !

泉昌之(久住昌之+和泉春紀) 80年~90年代に大のお気に入り漫画家でした。 妙に細かいところに非常に執着していく、 セコいんだけどもう止まらない、 自虐的なところもあって、大笑いしてました。 漫画って、読んでて実際に「アハハ」と笑うことって …

酔って候

タイ人と日本人 酒の飲み方がちょっと違ったりします。 例えばビール 好きな人なら、最初の1杯はグーッといきますよね、 日本人なら。 実際、それが一番美味しいわけで。 ところがタイの人はちょっと口つけるだけ。 でもスローながら結局は結構飲むんですよ…

ONE STEP CLOSER

イランの映画監督 アッバス・キアロスタミ 惜しくも3年ほど前に亡くなられましたが 国際的に非常に評価の高かった人ですね。 私が好きなのは1992年の「そして人生は続く」 youtu.be セミドキュメンタリーの形式をとっていますが 印象に残るシーンが幾つ…

乱歩を乱読

小学生の頃、段々 読める字が多くなる。 熱中したのがポプラ社だか偕成社だったかな、 子供向けのルパンや乱歩シリーズ。 挿絵も多いから読みやすいんですね。 清張もそうなんですが、乱歩も出来不出来の差が結構ありますよね。 で、どちらも初期の短編に光…

中島的 らもワールドの魅力

大ファン、という方も居られるのでは? 私も氏の作品は好きでした。 短編小説で素敵なのありますよね。 ちょっと怖くて、思わず後ろを振り返ってしまうような。 物事の先が見えてしまう、読めてしまう ある種天才的な人でしたから 周囲の方はきっと大変な面…

あくまで女優魂~吉行和子 有馬稲子 岸恵子・・・

邦画の歴代の名女優さん達の 自伝や評伝、 皆さん、かなり壮絶というか 厳しい人生を生き抜いてきています。 重い持病を抱えていたり、家庭不和、監督や映画会社との軋轢などなど。 しかし共通するのは強靭な心の在り方。 「私は負けない。どんなことがあっ…

好き嫌いの一致不一致~ピーター・バラカンの著作から

メディアへの露出も多い人ですので、ロック/ソウルの音楽評論家として よく知られていますよね、 この方は。 著作拝見して、面白いなあと思ったのは 音楽(ミュージシャン、楽曲)の好き嫌いが 非常に自分と似ているんですね。 かたやイギリス育ち(195…