バンコクマインド

タイの過去現在未来と音楽映画書籍の旅

書籍

至上の快楽~本・映画・音楽の三通りの楽しみ方

半世紀以上の ”親友~旧友たち” との付き合い方なんですが、 自分の場合の。 まずはともかく読む、観る、聴くと。 なんとなく目についた 今流行ってる 友人が良いと言っていた なんでもいいんですね、きっかけは。 結果、面白い!感動した!作品世界に惹き込…

WHERE IS ノストラダムス NOW ?

ある程度(というか、かなりシニア)の年齢の人ですと ノストラダムスという名前に覚えがあるのでは? そう、1970年代に ”ノストラダムスの大予言” という新書が大ベストセラーになりましたね。 私も当時、小学生だったかな 買いましたよ、この本。 19…

ウルトラセブン VS コロナウイルス

まあ、だいたい 大きくなりますね ウルトラマンやウルトラセブンは。 ハヤタやダンから変身する時に。 ところがウルトラセブンの第31話 ”悪魔の住む花”(1968年5月放送)は 小さくなるストーリー。 宇宙細菌に侵されてしまった女性 (若き日の松坂慶…

主婦、脱出。

主婦がなにかの事情をきっかけに 家庭を捨てる、飛び出すという 構成のストーリーはかなりあると思いますが スティーヴン・キングの ”ローズ・マダー” は 追う側(夫)のしつこさではピカイチのくどさ。 何しろ旦那の職業は警察官なので、追跡のプロですから…

ベストというよりお気に入り 漫画パーソナルTOP20

決して全般詳しいわけでもないのですが 漫画の私的フェイバリットを今回は。 縛りは同一作家で3作までということで・・・ 楳図かずお ”漂流教室” ”神の左手 悪魔の右手” ”夏の終わり” ”漂流教室” はお馴染みですね。一番最初に夢中になった漫画、今から半世…

TOKYOを江戸に戻したら、”いきちょん” じゃない?

江戸時代と現代の日本を頻繁に行ったり来たりしていた 杉浦日向子(今は江戸に長逗留中) の著作には江戸の風物が活き活きと描かれています。 その流麗な筆使いもあって 江戸の時代はある種のパラダイスのようにも見えたりします。 ひっとして今の時代よりも…

私の死亡記事 あの人の死亡記事

手許に毛色の変わった一冊があります。 ”私の死亡記事”(文藝春秋) 各界の著名人に 「あなたが死ぬ時の記事をご自分で書いてください」 とリクエストして、寄せられた文章を集めたもの。 100人以上の「死亡記事」が掲載されていますが ほとんどの人は洒…

花に嵐の・・・

近所の小径を歩いていたら まるでペンキをぶちまけたような 見事なまでに鮮やかな散りっぷり 映画監督、川島雄三がよく口にしていたという 井伏鱒二の「花ニ嵐ノタトエモアルゾ、サヨナラダケガ人生ダ」 という科白がなんとなく浮かんできました。 家に帰る…

ネバーエンディング積ん読

うーん、読んでないなあ。 結構前に買ったものも多いなあ。 溜まる一方だなあ。 子供の頃は、読み終わってない本があると それが罪悪のように感じたものだけれども。 多分、棚の奥とかにはもっと眠ってるんだろうなあ。 ちょっと整理しようかな、 奥のものを…

本の中身と表~沢木耕太郎の著作より

こちらは沢木耕太郎の ”無名” 作者の父の看取りの記録。 若き日の父の記憶と 残された俳句の数々から 父の心中~生前には語られることのなかった に想いを馳せます。 日本屈指のクライマー 山野井泰史と妙子夫妻の極限の登山行。 ヒマラヤ山脈の未踏の高峰に…

SARS,CORONA,TAKAO SAITO

コロナ、でなくて SARS なんですけれどもね。 今のバージョン2の前の1。 古い雑誌を読んでいたら、 (旅行人 165号) 2003年の日本人の海外渡航者数は 前年に比べて300万人以上減ったと。 確かに各種報道でも大きく取り上げられていた 記憶があ…

それぞれの小説作法~極端と限界の分水嶺

さて今回は ”強烈な” 描写に満ち満ちた 小説群を幾つか。 お食事前の方はどうぞ ご遠慮くださいませ・・・ (デブを捨てに/平山夢明 文藝春秋) いきなりインパクトのあるタイトル &ドアーズの ”まぼろしの世界” のジャケットを どことなく連想させる装丁…

天下御免~天下堂々~とんでもねえ野郎

今から50年くらい前 NHKで ”天下御免” という連続時代劇があったんですね。 現代のロケシーンをそのまま写り込ませたりして かなり実験的な作品。 テンポもよくて毎週楽しみにしてたんですよ。 主役は 山口崇、林隆三、津坂匠章(秋野太作)に中野良子 と…

密室でござる~広いところに閉じ込めて

推理小説のジャンルで 昔からもっとも人気のある 「密室」もの。 日本の小説では 江戸川乱歩の ”D坂の殺人事件” ”屋根裏の散歩者” などが特に有名ですね。 近年、特にこの分野で力作を連発しているのが 貴志祐介の 防犯探偵・榎本シリーズ ”硝子のハンマー” …

怒涛の執筆量、巨匠松本清張のマイ・セレクション7冊

亡くなられてから30年近く経ちますが 今なお知名度が圧倒的であろう 作家の松本清張。 何より残された作品数が膨大で かつ映画化、テレビドラマ化も 同一の作品で何度も行われたりしていますので 若い世代の方にも、比較的浸透しているのではないでしょう…

NO GOODBYE NORMA JEANE~マリリン、そしてエルトン

こちらの書籍は ”マリリン・モンロー 魂のかけら” (スタンリー・バックサル ベルナール・コマーン編 井上篤夫訳/青幻社) マリリンが生前に残したメモや手紙、詩などが 自筆のまま公開されています。 彼女の私生活は幼少時から波乱続きで それは1962年…

行くなら日本、それとも西欧の地獄? ロビン・ウィリアムズ&中川信夫

名優、ロビン・ウィリアムズの主演作 ”奇蹟の輝き~WHAT DERAMS MAY COME”(1998年) 事故死して天国に行ったウィリアムズが その後、自殺して地獄に墜ちてしまった妻(アナベラ・シオラ) を助けに向かうというファンタジー色の強い内容。 原作は ”地球…

女と男 妻と夫 そして生と死

これは大著です。 頁にして650超、 内容がまた極めてヘビー。 小説家島尾敏雄とその妻、ミホとの 激烈な愛憎の歴史を克明に追った ルポルタージュ。 歴史上の人物や政治家、芸術家、芸能人などの 評伝は多数ありますけれど これほど、対象の内面に迫った…

菅井一郎と杉村春子の演技に唸る、豊田四郎監督作品 ”小島の春”

戦後に ”夫婦善哉” ”猫と庄造と二人のをんな” などの名作を送り出した 豊田監督の1940年度作品。 主題は 当時業病と恐れられていた ハンセン病です。 ハンセン病については多数の著書がありますが 上掲の書籍は、 療養所のなかに更に”隔離施設”が設けら…

ミュンヘンオリンピックの金メダル & ”ブラック・サンデー”

1972年に開催されたミュンヘンオリンピック 各競技で一番印象に残っているのが 松平監督率いる男子バレーボールチームの優勝。 当時はテレビで ”ミュンヘンへの道” という アニメーションと実写パートを組み合わせていた番組があって 盛り上がっていたん…

世界最高峰の文学作品 ”罪と罰” を再読するも、僅か67ページで挫折する

この世の中にいったい、 どれだけの数の小説があるか知りませんが それらすべての頂点、絶対的な存在であろう ドストエフスキーの ”罪と罰” 遠い遠い昔に読んだとは思うのですが 棚の奥の奥に、文庫本がありましたので なにげに手にとって頁をめくってみまし…

活字を食べ続けた男~立花隆が逝く

ちょっと前の報道ですけれど ジャーナリストの立花隆が亡くなられたという。 熱心な読者ということではまったくなく、 そもそも手許に残っているのは2~3冊だけという 寂しい状況なんですが、一つの時代が終わった という感を強く持ちました。 (文藝春秋 …

人間と異形の生物が一緒に暮らす街、愉快なオフビート漫画 ”栞と紙魚子”

天才、偉人、空前絶後の漫画家 諸星大二郎のホラー・コメディ。 少女誌への連載ということで 私はリアルタイムでは読んだことはなかったのですが (1995年から休載期間を挟みながら断続的に掲載) これは最高に楽しいシリーズですね。 舞台は東京近郊の…

暑さ寒さも彼岸まで、じゃない・・・ タイは灼熱エブリデイ

こちらはオックスフォード大学の教授 フランセス・アッシュクロフトの ”人間はどこまで耐えられるのか~LIFE AT THE EXTREMES”(2000) という著作。 人間はどのくらい 早く走れるのか 高く登れるのか 深く潜れるのか など、様々な観点から人間の身体の…

機関車も飛行機も動かなかった~KUROSAWAに立ちはだかったカルチャーショック

1965年に ”赤ひげ” を撮り終えた 黒澤明監督は、自らのプロダクションを設立し 海外進出を試みます。 (既に斜陽の時代を迎えていた日本の映画界では、黒澤の思うような作品は製作が困難になっていました) 幾つかの企画があったようですが ”暴走機関車”…

動物バンザイ 愛せる?愛せない?

動物好きな人って多いですよね。 ペットということでいえば 犬派、猫派に分かれたりとか。 最近は希少種を飼っている方も増えているようですね。 ちなみに私は一度も経験なし。 (縁日で買ったミドリガメとか金魚などは除いて) ところが妹は大の動物好き。 …

傑作?超駄作? 音楽評論って難しいのね・・・“M.I.U” by The Beach Boys

毎月発表される新作~ 音楽にしても映画にしても書籍にしても とても全部は聴けない、観れない、読めないわけで そういう際には各方面の評価~レビューが参考になりますよね。 さて、大御所 ザ・ビーチ・ボーイズが1978年に発表した ”M.I.U” というアル…

ながらでは出来ないなぎらさんのお仕事

テレビのタモリ倶楽部などで 飄々とした笑いを振りまいている なぎら健壱 本職のミュージシャンとしての活動以外にも 居酒屋、自転車、カメラ、音楽史(カントリー&ウェスタン、日本のフォーク) などについての博識ぶりが 生半可なお方ではありません。 私…

「街歩き」の日々よ、カムバック プリーズ!

不要不急の外出は控えるように とのお達しがありますんで どうしても部屋に籠りがちな日々。 ジャズ&映画評論家にして、名コラムニストの 植草甚一(1908~1979)の 著作を読んでいましたら 東京での ”街歩き” の日々を思い出しました。 古書店街の…

棺桶に入れてもらえるなら、この一枚・この一曲・この一冊

よくありますよね。 「無人島に持っていく10冊の本」 「人生の最後に聴きたい音楽作品」 とか。 もし一つしか選べない 洋楽/邦楽/外国(翻訳)文学/日本文学 それぞれのジャンルで、 という厳しい設定にしたら 自分の場合はどうかしらん。 洋楽ならこれ…