バンコクマインド

タイの過去現在未来と音楽映画書籍の旅

2021-02-01から1ヶ月間の記事一覧

「お引越し」の天国と地獄

スポーツ、旅行、グルメ・・・ 気分転換の方法って色々あると思います。 さて、この世で最高の気分転換~すべてをリセットできるものといえば それは ”引っ越し” 転居かなと。 まず居住空間がガラリと変わりますよね。 部屋の広さ、明るさ、窓からの眺め、浴…

”黒い雨” ”海と毒薬” 原作と映画が高評価の二作品

井伏鱒二の「黒い雨」 遠藤周作の「海と毒薬」 戦後の日本文学を代表する作品としてあまりにも有名ですね。 この2冊には *太平洋戦争(で起きた事項)がテーマとなっている *回想形式を取っている という共通項がありますが、 映画化された際にも同様のポ…

次いってみよう!~拘泥しないことが長持ちの秘訣? ポール・マッカートニー

力の入った特集記事が売りの音楽誌 ”レコード・コレクターズ” 若い時分には毎月の発売を楽しみにしていたものです。 たまたま手許に残っている号をパラパラと読んでいたのですが 作家の奥田英朗氏のインタビューが。 ほぼ同世代の方&著作も拝読していました…

割安感だけじゃない、タイの外食環境の素晴らしさ VS 日本

タイと日本、 どちらも食事情が良くて 外食のチョイスも実に豊富。 で、 「最近はタイのほうが高いんじゃない?」 という方向に話が向かうことも多いのですが 価格だけでは測れない部分も大きいと 私は思うんですよ。 日本にも安くて美味しい店 いっぱいあり…

イケメンで背が高くて上品&おまけに芸達者~MRオールマイティ ダニー・ケイ

随分前に亡くなっていますが ダニー・ケイという役者さんがいます。 国連の親善大使だったり、来日もかなりしていたようですので 年配の日本人には親しみのある名前かもしれませんね。 この人はルックスが良いのです。 まずスラリと背が高くてぜい肉など一切…

50センチのウェストで繰り出すダンスはアスリート級~アステアも認めたヴェラ=エレン

アメリカはオハイオ州出身の女優さん&ダンサー。 10代の時に既にブロードウェイの舞台に立ち 後に映画界に進出、 多くのスターと共演を果たします。 小柄で細身の人ですが よく見るとウェストが細すぎません? ジーン・ケリー他と共演した”踊る大紐育”(…

この歌声を聴け!ソウルボーカルの至宝 ジェリー・バトラー

認知の壁、とでも言うんでしょうかね。 ビートルズやストーンズはまあ、世界中誰でも名前知ってる。 でもキンクスとかザ・フーだとロックファンにはお馴染みだけど 一般的な知名度は急激に低くなりますね、日本では。 ソウルのジャンルでいえばマイケル・ジ…

”女と男のいる舗道” には、市川崑もトリュフォーもジュディ・ガーランドもいた・・・

ジャン=リュック・ゴダールのあまりの傑作 ”女と男のいる舗道” (邦題もなんと素晴らしい!) アンナ・カリーナやゴダールのあれこれについては それこそ天文学的に語られてきていると思いますので ちょっと視点を変えて、登場人物の背後に映っているものに…

昔の映画は ”古い” のか? 1952年製作の ”現代人”

友人と映画の話をしていると ”ねえ、あなたいくつ? あなたの言ってる映画って50年前とか下手すると100年前だったりするじゃない。一世紀よ、一世紀前ってもう歴史上というか昔すぎてイメージ湧かないわ” なんてよく呆れられるんですね。 なので、 *私…

IS THE SUMMER REALLY OVER~気軽なタイ旅行の日々はもう戻らない?

去年の今頃までは、 ふと思い立ったらタイに行っていた それこそ毎月のように行っていた そんなタイ好き~リピーターの方もいらっしゃることでしょう。 いつになったら そんな日々が戻るのか・・・ 今日はそんなことをつらつらと考えてみましょうかね。 ごく…

WHO DO WE THINK WE ARE ?

稲葉義男(俳優) 枝野幸男(政治家) 角田晃弘(タレント) ジャスティン・セロー(俳優) 桜田淳子(元歌手) インラック・チナワット(前タイ首相) 沼田曜一(俳優) クエンティン・タランティーノ(映画監督) ポール・マッカートニー(ミュージシャン…

あまりにも艶やかでそして哀しい、デヴィッド・リンチの最高傑作 ”マルホランド・ドライブ”

これはもう、完全にノックアウト。 素晴らしすぎて。 ひたすらリンチが描き出した 145分間に酔いしれるだけですね。 ”ロスト・ハイウェイ” ”ブルー・ベルベット” ”インランド・エンパイア” などと比べても、際立って完成度が高いと思うんですよ。 オープ…

マイ・リアル ”湘南サウンド” ブレッド&バターの充実70年代三部作

デビューが1960年代という まさに大ベテランのブレッド&バター。 いわゆる”湘南サウンド”の代表的グループですが 平塚生まれで藤沢育ちの私には 年代的にも一番しっくりハマる 「地元の音」ですね。 1973年の ”IMAGES” は ロンドン録音という当時と…

超カルト&大失敗のリメイク映画 "失われた地平線"(1973)

”失われた地平線”~LOST HORIZON は1933年に発表された人気小説。 名匠フランク・キャプラが4年後に映画化し 高評価を受けます。 www.youtube.com 時は流れて1973年、巨額の予算が組まれて リメイク版が作られます。 アジアの山中奥深くに迷い込ん…

やっぱり、お外はいいもんだ・・・

どうもここのところ もう1年くらいになるかな、 外出の回数が減ってるなと。 全世界的に皆さん、そうかもしれませんが。 前はぶらぶら散歩するの、結構好きだったんですけれどね。 室内に籠り気味というのもよくないので 緑の多い、広々とした場所にやって…

理屈や能書きは要らない、おいらはこれが好きなんだ~JAZZ MUSIC編

以前のソウル、ロックに続いて ともかくこれが好きなんだ! のジャズ編です。 TEO MACERO Oops! Mr.Mingus www.youtube.com マイルス・デイビスの一連の名作をプロデュースした テオ・マセロのビッグバンド形式のアルバム収録曲。 同じくジャズの巨人チャー…

香りも爽やかなタイの伝統菓子

さて テーブルの上に置かれた この棒状のものは なんじゃらほい、 ということなんですが、 カノム・ジャック という名前の伝統菓子。 ちなみにカノムとはお菓子全般の意味合いで ジャックというのは椰子~ココナッツの葉っぱです。 中味はもち米とココナッツ…

本当の宝物は少しでいいんだ~つげ義春の1967年~1968年

私はリアルタイムでは つげ義春の作品の数々に出逢っていません。 かの ”ねじ式” が1968年、 まだ幼稚園ですからいかにも無理。 (そもそも、つげ義春が好きな幼稚園児って変ですよね。 ディズニーとかぐりとぐら、きかんしゃやえもん、ならともかく) …

宇宙からやってきて、宇宙へ還っていくミュージシャン WAYNE SHORTER

今年87歳を迎えたウェイン・ショーター。 前にも取り上げたことがありますけれど 私がもっとも好きなこのジャズミュージシャンの 際立つ天才ぶりを、評伝「フットプリンツ」 (ミシェル・マーサー 著 新井崇嗣 訳 /潮出版社) から幾つか拾ってみましょう…

TOGETHER WE.....CANNOT 男と女のお話

実にもってまったく どーでもいい話なんですが 若い頃、数年間だけ結婚していたことがありましてね。 その時は一緒に暮らしているわけです。 同じ部屋、同じ住居に。 で離婚しまして 30代前半に。 それ以後、ずっと独り身なわけですが 私、無いんですよ。 …

綿密な取材&圧倒的な構成力に唸る ”アドルフに告ぐ”~by 手塚治虫

手塚治虫の後期の代表作に挙げられる大作 ”アドルフに告ぐ” 史実と手塚のイマジネーションが融合した まさに傑作。 決して手塚治虫の大ファン、というわけではない私が ぐいぐいと物語に惹き込まれて 頁をめくる手が止まらなくなりましたから。 未読の方が居…

挾間美帆の音世界がJAZZの未来を紡いでいく~GREAT ! MIHO HAZAMA

どうしてもね、昔のアーカイブについて 触れちゃうことが多いんですけどね、音楽のトピック。 今日は現役バリバリの素晴らしき 日本人アーティストについて。 こんな方です。 www.youtube.com もともとクラシック畑の人ですが 現在では自己のビッグバンドを…

AS THE STARS FILL THE EVENING SKY

When the world gets too much to carryAnd when life becomes too bizarreAnd all of my friends seem ordinaryAs compared to the Rastafar この世の中がやりきれなくなったり 生きていくことが奇怪にすら思えたりする ラスタファー達に比べれば 友との会…

私の考える ”妄想東京オリンピック 2021”

東京オリンピックについて巷で色々と。 もう待ったなしですからね、 今回は延期というチョイスは出来ないので GOかSTOPの2択。 率直にいえば ”オリンピック” は無理ではないかなと。 開催国(日本)および世界各国が 喜んで迎える&安心して行ける 状況にあ…

FRIDA KAHLO~フリーダ・カーロについての記憶の断片

バンコクの古本屋で フリーダ・カーロの生涯を追った書籍を買いました。 (フリーダ・カーロ~引き裂かれた自画像/堀尾真紀子著/中公文庫) フリーダに関する書籍や映像作品は数多く作られていますので その波乱に満ちた一生~47年間と決して長くはないの…

ラングーン~パガン~マンダレー 35年前のビルマ旅行

バックパック旅行をしていた頃、 1986年だったかな ビルマ(表記が今と違いますが、このほうが馴染みがあるので) を旅しました。 当時はいわゆる ”ビルマ式社会主義” の時代 入国前に査証取得、また宿泊旅程表の提出などの作業がありました。 目的地に…

100、500、1000・・・桁が違うのは少し寂しい

去年のことなんですがね 役所にちよっとした届けと支払いがありまして。 別に外国人対象の特別なもの云々ではなくて タイの人にも適用されている一般的な通知。 ”いや~、窓口とか混んでるだろうなあ” なんて思っていたら、 知り合いのタイの方が ”私の行く…

誰も居ない屋外フードコートでタイ風焼きそば~パッタイをしみじみ食す

パッタイ 日本人に大変人気のある一品ですよね。 勿論タイでもポピュラーな料理です。 先日普段は行くことのないエリアを歩いていて 小腹が空いたので、ふと見かけたオープンエアの フードコートに寄ってみました。 なかなか素敵な空間なのですが 人が居ない…