スポーツ、旅行、グルメ・・・
気分転換の方法って色々あると思います。
さて、この世で最高の気分転換~すべてをリセットできるものといえば
それは ”引っ越し”
転居かなと。
まず居住空間がガラリと変わりますよね。
部屋の広さ、明るさ、窓からの眺め、浴室やトイレの具合・・・
あと周囲の環境も勿論。
その土地その土地の雰囲気、個性というものがありますし。
外食が多い人ですと、食習慣も随分変わります。
新しい店の開拓もまた楽し、ですから。
しかし、引っ越しの作業そのものは
かなりの重労働ではあります。
私はタイで2回住居を変えました。
(つまり今の場所を含めて3か所に住んだ)
最初は日本⇒タイですから
そもそも荷物は少ないわけです、所持している。
ですので特に問題は無し。
で、1年後に引っ越すことにしまして。
”まあ、タイに来るときに身の回りのものしか無かったわけだし
大した量ではないだろう”
と思い、専門の業者さんではなく
荷台のついているトラック(&運転手さん)だけ
頼んだんですね。
この画像に写っているような車両です。
(写真は人を乗せる仕様ですので、座席などを取っ払った状態のもの)
そしたらですね、予想以上に量がありまして。
もう屋根の上にも載せないと運びきれないくらい。
車両の後ろのほうにはみ出てるのを、紐でなんとか括って。
さて、引っ越し先に着いたのですが
部屋がですね、20階とかなり上のほうのフロアなんです。
運転手さんは基本、運転だけのお願いだったので
車から荷物を下ろした後はさようなら。
あとは大量の荷物を部屋まで上げねばなりません。
結論から言うと、もう地獄でしたよ。
まずは荷物をエレベーター近くまで運ぶ
↓
エレベーターに載せる
↓
部屋のあるフロアに着いたら、エレベーターから降ろす
↓
そこから部屋に運び入れる
この作業を何回も繰り返すわけです。
もう一人居れば、まとめてやることも出来たんですが
他の人の迷惑になってはいけないので
小分けでやるしかなかったんですね。
(高層階なので、途中で何度も停まります。その度に謝りっぱなし)
人生で一番汗をかいた日でした。
滝のように流れる、というのも比喩でなく。
若い頃、ガテン系のバイトも色々しましたけど
遥かにそれよりきつかった・・・
なので2回目の引っ越し(今の住居へ)の時は
躊躇なく、業者さんに依頼しました。
”一人暮らしの男性の割には結構あるね~”
ということで、当日は4人の作業の人が。
(トラックも2台)
作業終了後に、
”これよりは少なかったですけど、前回は運転以外は自分一人でやったんです。
死にそうでした”
と言ったら
”あはは、冗談でしょ。そんなことしたらホントに死んじゃうよ”
と、取り合ってもらえませんでした。
以降、更に書籍やCDなどが増えていますので
もう引っ越しはいいかなあと。
いや、してみたい気持ちはあるんですが
加齢のせいもあるのでしょう、面倒くささが先にたってしまって。
次、もし一人でやったとしたら
確実にぎっくり腰になるでしょう。
途中で貧血とかで倒れるかもしれないし。
でも
命をかけた引っ越しというのも面白いかも。
この世からあの世に住む場所が変わるわけだから
これ以上の気分転換はないでしょう。
荷物も多分、持っていく必要は無さそうだから
楽といえば楽のような。
んなことは無いか・・・
ROD ARGENT I'm In The Mood ( from the album "MOVING HOME")