バンコクマインド

タイの過去現在未来と音楽映画書籍の旅

2022-09-01から1ヶ月間の記事一覧

タイの病院&介護施設

これ、ホテルのロビー じゃなくて 病院なんですね、タイの。 フードコートもあります。 日本料理レストランやファーストフードショップもあって もうデパートみたい。 (病室までデリバリーもしてくれます) 外国で医療機関に行く時って 言葉の面で心配です…

登場人物は全員中高年 激渋のフィンランド映画 ”浮き雲”

日本でも高評価(キネマ旬報第3位)だった アキ・カウリスマキ監督の1996年作品。 市電の運転手カリ・ブァーナネンと レストランに勤めるカティ・オウティネン 長年連れ添ってきた仲の良い夫婦です。 しかし不況のあおりを受けて どちらも職場を解雇さ…

GONE GONE GONE~どこもどこかへ行ってしまった

近所のオープンエアーのカフェ いつのまにかクローズ 出前もしてくれたタイ食堂 ここはヤムヌア(炙り牛肉のサラダ)が美味しかったんですよ そのうちに違う店になってましたねえ 最寄りのスカイトレイン駅近くにあった ソムタム(パパイヤサラダ)が売りの…

溢れるのは愛や涙ではなく、大量の水

タイは2011年に 全土的に甚大な被害をもたらした 大洪水があったんですね。 このマップはその年の 10月23日時点における バンコク&近郊県の冠水状況。 水色エリアは既に沈んでいると。 通常は乾期入りする11月になっても 大量の水が地下&地表か…

この曲、かけていい? 雨降りでお客さん来ないから

よく降るよねえ 通り、人歩いてないものね。 ちょっとね、ドナルド・フェイゲンの曲にしていい? いや、アニメのほうのドナルドじゃないのよ。 こんな空模様の日に結構、ハマるでしょ。 次はね、ジャズいきましょうか フュージョン系だから聴きやすいヤツね…

存在感こそが持ち味、DOOBIEのジョン・ハートマンが逝く

数日前のニュースですが 70Sのアメリカンロックの雄、 ドゥービー・ブラザーズの初代ドラマー ジョン・ハートマンが亡くなったとのこと。 China Grove/Listen To The Music (1974) www.youtube.com リードボーカルを取ったり 楽曲提供などはほぼ皆無でした…

ここにも天使の歌声が・・・キャリア50年超のキャサリン・ハウ

イギリスはヨークシャー出身の キャサリン・ハウ(Catherine Howe) 美しい人ですが、10代の頃から女優として 活動を行っていて、 1971年にソロアルバムを発表します。 "What a Beautiful Place" 綺麗なジャケットですね。 これが実は隠れ名盤! It Co…

恋人はマネキン

マーク・ジョーダンというアーティストの ”マネキン”(1978年)というアルバム。 中味もいいんですが、ジャケットがGOOD 都市生活者の孤独がテーマ(そこまで大袈裟なものでもないけれども) で、心の奥底は見せない&見ないといった 人間関係が歌われて…

コロナワクチン主催バンコク日帰りツアー⑤鉄道駅というより空港のようなバンスーステーション

回を重ねてはや5回目ですか。 今回の会場はバンスー駅。 アソーク(スクムビット)駅から 地下鉄で10駅ほど。 分かりやすいですねえ。 自分の希望するワクチンの色分け動線に従って 動くだけ。 またまた待ち時間ゼロで終わりました。 ワクチンマン、お疲…

コロナワクチン主催バンコク日帰りツアー④もう東急はないんだよね

もう何回打ったのか、よく分かりませんね。 えーと4回目は前回と打って変わって バンコクのへそ(候補は幾つかあるかもしれませんが) サイアム駅近くのMBK~マーブンクロンセンターです。 ここは割と古くからありますね。 私が初めてタイに行った頃、19…

コロナワクチン主催バンコク日帰りツアー③外国人の行かない郊外大型モール

2回も打てばいいだろうと思いきや ブースターもしたほうがいいらしいということで 3回目は今年の1月に。 最初の2回はアストラゼネカでしたが 今回はファイザーです。 会場は幾つかあるうちから自由に選べるのですが 市内中心部ではなく、郊外のモールを…

コロナワクチン主催バンコク日帰りツアー② 日本人租界ど真ん中

ワクチン接種2回目は 2021年の10月。 今度の会場は、在タイ日本人御用達の 病院でした。 初回と比べると 待ち時間も少なくて あっという間に終了です。 敷地内にはお馴染みの飲食店も多数。 院内を歩いていると、スタッフの人から 日本語で話しかけら…

コロナワクチン主催バンコク日帰りツアー① プロンポン駅界隈

コロナのワクチン 日本では改良型?の接種が始まるようですね。 私もタイで今まで何回か受けてきたんですが 全て、会場が違っていたんです。 観光ガイド(そんな大げさなものじゃありませんが) 的なことも含めて、振り返ってみようかなと。 一回目は 日本人…

接種券、ってなんやねん?

日本の知人と話していましてね、 ワクチンのことを。 打つか打たないかの議論ではなくて 接種の流れのお話。 うーん、私のお馬鹿な頭には 極めて複雑に感じられたんですね、 日本のシステムが。 接種券なるものがマストであると。 これって郵送ですよね。 で…

B級映画の片隅で~彼女の名前はレインボー・スミス

”The Incredible Melting Man” ~”溶解人間” という邦題からして 大体どんな傾向の作品か予想できますが はい、その通り BというよりC級に近い出来のガッカリ作(1977年)。 正直、監督さんの力量が足りず 役者さんも魅力無し。 特殊メイクをリック・ベ…

セリフなんか要らない~映画の神が瞳に宿った "BROKEN BLOSSOMS"

D・W・グリフィスの ”散り行く花”(1919年) 国民的どころか、 地球人映画と言っていいほどの 記念碑的作品ですが、今日はひとつのシークエンスだけを ちょっと細かく観ていきましょう。 ロンドンの下町で アンティーク(雑貨)屋の店番をしている リチ…

終わりも初めも途中もみんな良し~ラムゼイと素敵な仲間たち

ラムゼイ・ルイスが亡くなりましたね。 ジャズのフィールドにとどまらず 実に知名度が高い人で、リーダー作も膨大な数。 オールドファンには60年代のトリオ時代が、 フュージョン好きには70年代の作品群が親しまれています。 (レコード・コレクターズ/…

笑いと数字で病に立ち向かう~読み応え充分の闘病記2冊

数日前、ある訃報が。 社会風刺コント集団「ザ・ニュースペーパー」のリーダー、渡部又兵衛(わたべ・またべえ、本名由光=よしみつ)さんが7日午前1時22分、敗血症のため東京都江戸川区の病院で死去した。72歳。北海道出身。葬儀は近親者で行った。喪主は妻…

キュート! 1980年代の楳図かずお作品キャラクター

20年位前に住んでいた東京の自室、 楳図かずおのフィギュアが。 こういうものに全然興味は無いんですが 楳図関連は別。 かの ”漂流教室” が少年誌に連載されていた当時(1972~74年) 毎週買っていた年季入りのファンですから。 成人してからも単行…

私を野球に連れて行かないで

”私を野球につれてって” 1949年のアメリカ製作ミュージカル映画。 ジーン・ケリー、フランク・シナトラ、エスター・ウィリアムズ ベティ・ギャレット、ジュールス・マンシン と賑やかな顔ぶれ。 架空の野球チームのお話なんですが、出来のほうは 今一つ…

三年数か月ぶりの日本ショートステイ⑤~NARITA AIRPORT IS DEAD

あまりにも慌ただしい 日本での数日が過ぎ去り 空港へ。 えー、遅延っすか? しかも3時間・・・ ディレイお詫びの食事券で頂いた 「辛さが売り物」の麻婆豆腐定食 あ、甘いですよ とてもスイートなマーボーですね。 時間がたっぷりあるので 空港内をブラブ…

三年数か月ぶりの日本ショートステイ④~真夜中のSOUL BARで至福の時間を

日本に帰国した際は 古本屋、CD/レコードショップ巡りが 最大の楽しみなのですが 今回は自由時間が少なく 一軒も寄れていません。 夜も遅い時間、裏通りを歩いていると SOUL BAR の看板を見かけて フラフラと吸い込まれるように 2Fの店内へ。 おお、アナロ…

三年数か月ぶりの日本ショートステイ③~素晴らしきNIPPONの美を堪能

忙中閑ありということで 鎌倉は建長寺境内へ。 さすが鎌倉五山一位の スケールの大きさに圧倒されます。 小津監督が眠る円覚寺(同じく五山)の落ち着いた雰囲気とは また違う趣がありますね。 この日は雨降りのせいか 人影がまったくありませんでした。 何…

三年数か月ぶりの日本ショートステイ②~この分野はJAPANが世界ナンバーワン

移動や待ち時間が多くて、あまりゆっくり食事が出来なかったのですが やはり「食」にかけては 日本って本当に、ぶっちぎりで世界一位ですね。 何を食べても美味しいですよ。 手抜きが無い。 それに価格も(値上がり傾向とはいえ)リーズナブル。 ファースト…

三年数か月ぶりの日本ショートステイ①~搭乗前に爆食

私事で急遽日本へ。 バタバタ支度をしていると 車が駐車場に。 道路はガラガラであっという間にスワンナプーム空港。 チェックイン後に時間があったので ラウンジに。 大/小の大のほうですね。 ここは広いよなあ LCCということで機内サービスは一切無し。 …

コンドじゃないよ、タウンハウスだよ

タウンハウス~ タイではよく見かけますね。 一階が店舗や事務所になっていることもあります。 各階の移動は階段というわけですが、 行ったり来たりは結構大変かも。 なんか、映画のロケとかにも使えそう。 タウンハウスというと、価格的には戸建てよりも割…

本当の穀物危機

ひねりの効いた好著が多い 篠田節子の短編 ”幻の穀物危機”(新潮文庫「家鳴り」に収録) 都会を離れて自然豊かな地方で暮らす夫婦と子供。 ある日関東地方を大地震が襲い、東京は壊滅。 食料を求めて脱出してきた「都会人」と「田舎人」の 壮絶な殺し合いに…

イギリスのマリリン・モンローと呼ばれた女 & イギリスで最後に絞首刑になった女

どう見ても、マリリン・モンロー ではなくて ダイアン・ドースというイギリスの女優さん。 (かのビートルズのサージャント~のジャケットにも登場、右端) モンローの大人気にあやかろうとした女優さんのなかでも よく知られている人ですが、それにしてもそ…

愛称ベルさん、山田五十鈴の圧倒的演技力を観よ

先日、黒澤明監督の ”蜘蛛巣城”(1957年)を 観返していて、改めて作品の完成度に唸らせられました。 私は決して黒澤監督の大ファンというわけではなく、 代表作としてよく名が挙がる諸作についても 手放しで満点!ということは少ないのですが シェーク…

笑いの基本は音楽センス?

私は年齢からして べったりのドリフターズ世代なんですが ドリフのトリビアで 「いかりや長介と志村けんは折り合いが悪かった」 というのはよく知られているネタのひとつ。 長さんの自伝やドリフ関連の書籍を読んでみても 明確な否定がされていなかったりす…