バンコクマインド

タイの過去現在未来と音楽映画書籍の旅

2021-06-01から1ヶ月間の記事一覧

え~っ、噓でしょ?タイの人もプンプン・・・

先週の土曜だったと思うんですが 通達がありましてね、コロナ関連の。 ”月曜日(6月28日)から1カ月間、レストランやフードコート、ファーストフード店での店内飲食を禁じる” と。バンコクをはじめとした10程度の自治体についてなんですが。 えっ? そ…

人生最後の日本料理には何を選ぶ?

随分前に、 ”最後の晩餐はカレーかラーメンか?” なんてことを書いたことがありました。 あくまで二択で、どっちにしますかと。 (ちなみに私はカレー派です) では対象を拡げて、日本料理全体にしてですね 人生最後の食事の際には何を食べるかという。 (体…

音楽は素敵な朝を迎える特効薬

朝7時頃に目が覚めて、洗濯や掃除でもしようかと。 今日は暑すぎない爽やかな一日になりそう。 さてどんな曲をかけていきましょうかね。 ブラジル音楽の巨匠 アントニオ・カルロス・ジョビンの後期の作品から。 Two Kites www.youtube.com 代表曲を全編オー…

ALL QUIET ON BANGKOK FRONT 26/JUNE/2021

ご近所ですけれど もと保育園があったはず。 辺り一帯取り壊しているので なにか大きなビルでも建つのでしょう。 電車に乗って 街の中心部に出かけてみよう。 車内には誰も居ません。 駅にも人影無し。 誰も歩いていないなあ。 ありゃりゃ 墓地に来ちゃった…

人間と異形の生物が一緒に暮らす街、愉快なオフビート漫画 ”栞と紙魚子”

天才、偉人、空前絶後の漫画家 諸星大二郎のホラー・コメディ。 少女誌への連載ということで 私はリアルタイムでは読んだことはなかったのですが (1995年から休載期間を挟みながら断続的に掲載) これは最高に楽しいシリーズですね。 舞台は東京近郊の…

SERIOUS MOONLIGHT & SERIOUS LOCKDOWN

4月からのコロナ陽性者増加に なかなか歯止めがかからないタイ。 重傷者をケアする病床数のひっ迫が伝えられています。 そして遂にこんなニュースが。 バンコクに期間を限定してのロックダウンを検討中・・・ 実施となると相当に厳しい制限がかかってきそう…

1994-2004 追想のBAKERY MUSIC

タイ音楽のレーベルで ベーカリー・ミュージックというのがありまして。 1990年代中頃からおよそ10年間、 多くのアーティストを輩出したんですね。 カラーとしてはタイ版AORというか 洗練された ”街の音楽” といったところ。 www.youtube.com 当初はス…

祝!タイの観光客受け入れ再開スタート、しかし、でも、う~ん・・・

まずはパチパチ。 1年数か月にわたって、実質 外国人観光客の受け入れはシャットアウトでしたから。 今発表されているのは、7月1日から *まずはプーケットに飛ぶ ↓ *その地で2週間滞在(プーケット島内なら移動自由) ↓ *滞在中、複数回のPCRチェック…

評価がイマイチ、そんなアルバムを敢えて買って聴く

ある程度活動を続けているミュージシャン&バンド、 作品もかなり残していると。 でね、ぶっちゃけ その全部が傑作! ということもないわけです。 まあ、至極当然のことではありますけれど。 例えばこのオージェイズという ソウルボーカルグループ。 有名な…

MINK HOLLOW ROAD~子供の頃に夢中になった絵本の世界を音で紡ぐ

小さい頃って 自分だけの世界を持ってません? 例えばディズニーものとか不思議の国のアリス グリとグラ、なんでもいいんですが そういうものをベースにして 勝手に登場人物をイメージして、頭のなかで 夢の王国を作ったりとか。 大人になるとそういう感覚は…

怖いシーン以外に見どころがいっぱい!ただのオカルト映画ではない ”エクソシスト”

”エクソシスト~EXORCIST”(1973年) そう、あの あまりにも有名な怪奇映画。 確かに怖いシーン、いっぱいあって強烈。 それにまつわる逸話も実に数が多くて それだけで一冊の本が書けちゃうという。 私、この映画 非常に好きで マイ・ベスト100確定…

「絶対に相手から目をそらさない」2大ギャング映画 ”犯罪王リコ” ”民衆の敵” 

こちらの2本は どちらも1931年に公開された ”犯罪王リコ” ”民衆の敵” いわゆる暗黒街もの~ギャングの闘争、警察との攻防を描いています。 この僅か数年前までは まだサイレント映画の時代だったわけですが 音がつきますと、カーチェイスや拳銃の撃ちあ…

江ノ電とバンコクの路面電車

年々、路線が拡充している バンコク&近隣県を走るスカイトレイン(BTS) その歴史はわりと浅く、 開通は1999年末のこと。 最初の頃は利用者が少なく 車内やホームはガラーンとしていましたっけ。 その昔、バンコクには市電~路面電車があったようですね…

BEST THAI DISHES OF MY LIFE その参

タイ料理を北、東北、中央、南と ざっくり4つに大別すると タイ南部の料理に好きなものが多いですね、私は。 辛さの度合いはかなり強烈なものが多いんですが、それがまた癖になったりして。 バンコクからほど近いお手軽リゾートのパタヤ。外国人観光客向け…

BEST THAI DISHES OF MY LIFE その弐

では昨日に続きまして お馴染みのソムタム。素材の組み合わせや味付けにバリエーションがあって、タイの人は自分の好みが皆ありますね。 タイ語で単に”牛肉スープ”という名前の料理ですが、美味しいですよ。ポトフに近いかな。 スープ料理の代名詞~トムヤム…

BEST THAI DISHES OF MY LIFE その壱

普段の食事はほぼ タイ料理の私。 美味しかったなあ と印象に(&画像に)残っている品々をランダムに。 いずれも高級レストランや旅行者向けのそれではなく 街中の食堂や屋台で頂いたものがほとんど。 なかにはタイ料理ではないものも混じっていますが・・…

暑さ寒さも彼岸まで、じゃない・・・ タイは灼熱エブリデイ

こちらはオックスフォード大学の教授 フランセス・アッシュクロフトの ”人間はどこまで耐えられるのか~LIFE AT THE EXTREMES”(2000) という著作。 人間はどのくらい 早く走れるのか 高く登れるのか 深く潜れるのか など、様々な観点から人間の身体の…

機関車も飛行機も動かなかった~KUROSAWAに立ちはだかったカルチャーショック

1965年に ”赤ひげ” を撮り終えた 黒澤明監督は、自らのプロダクションを設立し 海外進出を試みます。 (既に斜陽の時代を迎えていた日本の映画界では、黒澤の思うような作品は製作が困難になっていました) 幾つかの企画があったようですが ”暴走機関車”…

動物バンザイ 愛せる?愛せない?

動物好きな人って多いですよね。 ペットということでいえば 犬派、猫派に分かれたりとか。 最近は希少種を飼っている方も増えているようですね。 ちなみに私は一度も経験なし。 (縁日で買ったミドリガメとか金魚などは除いて) ところが妹は大の動物好き。 …

傑作?超駄作? 音楽評論って難しいのね・・・“M.I.U” by The Beach Boys

毎月発表される新作~ 音楽にしても映画にしても書籍にしても とても全部は聴けない、観れない、読めないわけで そういう際には各方面の評価~レビューが参考になりますよね。 さて、大御所 ザ・ビーチ・ボーイズが1978年に発表した ”M.I.U” というアル…

ながらでは出来ないなぎらさんのお仕事

テレビのタモリ倶楽部などで 飄々とした笑いを振りまいている なぎら健壱 本職のミュージシャンとしての活動以外にも 居酒屋、自転車、カメラ、音楽史(カントリー&ウェスタン、日本のフォーク) などについての博識ぶりが 生半可なお方ではありません。 私…

背高のっぽじゃないけれど・・・

植物の生育に最適な気候のタイ ご近所にも、 拙コンドの敷地内にも のっぽさんの木々が色々とあるのですが、 地面に近い位置で、地味にけなげに 根を張っている植物もあるんですよね。 視線を下にしてゆっくり見てみると あちこちに小さな緑の王国がありまし…

「街歩き」の日々よ、カムバック プリーズ!

不要不急の外出は控えるように とのお達しがありますんで どうしても部屋に籠りがちな日々。 ジャズ&映画評論家にして、名コラムニストの 植草甚一(1908~1979)の 著作を読んでいましたら 東京での ”街歩き” の日々を思い出しました。 古書店街の…

エバンス、フラナガン、そして21世紀の素晴らしきジャズ・ピアニストの演奏に酔いしれる

トミー・フラナガン(1930~2001)の 1982年作品。 ジョン・コルトレーンやソニー・ロリンズなどのジャズ・ジャイアント と共演したことでよく知られていますが、自身のリーダー作も 多数発表しています。 このアルバムはコルトレーンの追悼盤と…

コッポラ監督の心象ロードムービー ”THE RAIN PEOPLE~雨のなかの女”

フランシス・フォード・コッポラ監督の 1969年作品。 あの、あまりにも有名な ”ゴッドファーザー” の前作ですが 作風はまったく異なります。 (テーマは同一の部分もあるのですけれど) ニューヨークに暮らすシャーリー・ナイト 友人たちに祝福され、華…

タイのデパートはともかくデカい

タイのデパートやショッピングモール、 これがまた大きいんですよ。 最近の傾向というわけではなくて 以前からそうですね。 今から10年前、タイは広い範囲で大洪水に見舞われたんですね。 バンコクが水没する! と言われて、実際非難した人も少なくなかっ…

1980年代以降の理想的ブルー・アイド・ソウル~シンプリー・レッド

1985年デビューの イギリスはマンチェスターのバンド。 ファーストアルバムからのシングル数曲が 欧米でヒットして 一躍人気グループに。 Holding Back The Years www.youtube.com 特にこのスローナンバーが良い曲でしたね。 ミック・ハックネルのボーカ…

このテンションはまさに一期一会、溝口健二と田中絹代の限界勝負 ”西鶴一代女”

溝口健二監督の1952作品。 これは強烈、画面からヒリヒリした緊張感が伝わってきます。 監督の作品でいうと 全体の完成度、スケールの大きさでいえば ”雨月物語” 流れるような場面展開、まさに名人芸の ”近松物語” なんですけれども 気迫がですね、監督…

見知らぬ街角で出会った慈しみの心

先日、まったく歩いたことのない通りをぶらぶらと。 骨董屋さんかな? なんとなくユニークな外観ですね。 タイでは至る所にある祠(ほこら) でもゴミが無造作に捨てられていて あまり綺麗とは言えませんね。 もうちょっと整備すればいいのになあ うーん 侘…