バンコクマインド

タイの過去現在未来と音楽映画書籍の旅

2020-06-01から1ヶ月間の記事一覧

外国人が好きなのは日本人ではなくて、日本人が作る”モノ”?

バンコクには実に多くの外国人が居るので 彼等となんだかんだと話す機会があります。 昔の日本の職場も国際色豊かなところで、様々な国籍の人が居ました。 で、改めて感じたことがあって 「日本人って”海外”とか”国際”とか”外国語”、そういうもの全般が 嫌な…

バンコクでベストビュー?のガーデンカフェがご近所に・・・

美しい眺めでしょ? カオヤイの カンチャナブリの チェンマイの じゃなくて、ご近所カフェなんですよ バンコクの。 実は拙コンドの(プロジェクト)オーナーの店。 この辺の土地はその方のものなので 実に広々してますね。 以前はハーブ菜園だったんですよ、…

バンコクの日本居酒屋で10数年ぶりの一人酒

帰宅途中にいきなり大雨 ふと見ると日本の居酒屋さん 今やローカルなエリアでも珍しくありません。 雨宿りも兼ねて、フラフラと入りました。 なんか五反田とか高円寺で飲んでた時みたい。 でもそれは15年前とか20数年前の話。 タイでは日本からの知人や…

驚異のレベル~日本食材&日本料理、バンコクには何でもあるし何でも揃う

こちらはバンコク市内の日系スーパーの商品棚。 ちょっと海外の店舗とは思えないほど充実した品揃えですね。 価格もリーズナブルなものが多いですし。 (市内に数店舗あります) 別に日系ということでなくて、地元のスーパーにも 結構日本食材置いてあります…

ヘロヘロだけどニコニコ~優しい酒呑みの本

こちらは「酒とつまみ」という雑誌の編集をしていた方の 単行本。 内容はズバリ、飲んで飲んで飲み続ける日常を 淡々と書き綴ったもの。 量的にも頻度的にも ”身体、大丈夫ですか?” のレベルです。 しかしご本人のお人柄か、 訪れる様々な店のマスター、大…

祝!!タイ全土で新型コロナ国内感染ゼロを30日間達成~この3か月間を振り返って

というわけで、まだまだ予断を許さない状況ですが 数字的には世界のなかでもトップクラスの成績でしょう。 感染拡大の勢いが増してからのおよそ3か月間について 質問形式で簡単に振り返ってみましょうかね。 人によって差異があると思いますので あくまで、…

決定盤!これぞシニアによるシニアのための音楽

いや、別に小川のせせらぎとか鳥のさえずりの類ではなく イージーリスニング的なものでもなくて、 御大バート・バカラックと ソウルの重鎮グループ アイズレー・ブラザースの ロナルド・アイズレーのデュオ作品。 www.youtube.com これは傑作アルバムです。 …

あんたかてアホやろ、うちかてアホや・・・出逢いの数編

男女の出会い、めぐり逢い 若い時分、壮年、シニアになってから シチュエーションも色々でしょうが ”むむむ!素敵な人だ” となって、頭から離れなくなるくらい惚れてしまう というのは、生涯でそうは多くないような気がします。 でも一回こっきり、というこ…

フランキー堺の熱演も・・・日本ではミュージカル映画はやはり難しいのか「君も出世ができる」

1964年の東宝制作、 メンツはフランキーに高島忠夫、雪村いづみ、浜美枝 益田喜頓、有島一郎、中尾ミエ・・・ かなり力の入った作品で 音楽が黛敏郎、作詞が谷川俊太郎です。 うーん、しかし ミュージカル=唄って踊る、の両立という点からみると やはり…

オーストラリアから来た男~マニアだねえ、あなたも・・・

今日はコロナ以前のお話で・・・ 前にも書いたかもしれませんが 好きな曲をかけさせてくれるバーに行って、 いつものようにタイ人スタッフとわいわい タイ音楽を流して楽しんでたんです。 で、一人の白人男性がニコニコ楽しそうに聞いてるんですね。 「あな…

ホフマンがあまりにハマり過ぎの”真夜中のカーボーイ”

観てない人は居ないんじゃないかという 超有名作品。(1969年) 観返すと、かなり性的(&それに関わるバイオレンス) なシーンが多いことに改めて気づきますね。 家族揃って楽しめる、映画ではないですよね。 もうダスティン・ホフマンの演技が圧倒的。…

あんたかてアホやろ、うちかてアホや・・・男と女編

今日はアホな男の呟き、ね。 よく言いますよね。 俺と彼女は気が合う、とか 相性がいい、なんて。 そう、それは確かにそうかもしれない。 そうじゃなきゃ、関係続かないし。 でもね、気が合うのは&相性がいいのは 自分とだけじゃないんですよね、考えてみる…

今ならタイのホテルは激安だ~どうせならあのオリエンタルホテルに泊まるのはどう?

新型コロナの国内新規感染者ゼロが 3週間続いているタイ。 各地のホテルやビーチ、歴史的建造物などもオープンし始めており なかには1泊あたり数百円という 超プロモーション価格の宿も。 あの有名ホテルも例外ではありません。 おそらく世界の誰もが名前…

”フェイドアウト”は音楽ジャンルだけに許された逃げの一手?

ロックやソウル、聴いていて 曲の終わり 段々音が小さくなって終わっていく。 いわゆる fade out のパターン よくありますよね。 別に普通は気にすることもありませんが。 でもこれ、ちょっと考えると変なんですよね。 文学、映画、舞台とかでそんなのありま…

食べ放題&エビエビカニカニはパスしたい

食べ放題って結構ありますよね、タイでも日本でも。 ホテルとかレストランで。 色々なスタイルがあるかと思いますが。 あんまり一時に食べられないほうなんで 出来れば避けたいパターン。 (仮に量いっぱい詰め込めても、別に”お得”という気もしないような・…

旅行者に教えてもらう?バンコクの穴場

バンコクに来る日本の知人や友人と 飲食をともにすることがあるのですが、 なかにですね 驚くくらいのバンコク通の方が居ますね。 もう、予習~下調べの鬼。 確かに今、チェックしようと思ったら どこまでもマニアックに情報仕入れることできますからね。 だ…

タランティーノが好きならきっと気に入るタイ映画 6ixtynin9

国際的にも知名度の高い ペンエーグ・ラッタナルアーン監督の 2000年作品。 当時のアジア経済通貨危機 ~トムヤンクン・クライシスが背景になっていますね。 勤め先の銀行を”くじ引き”で いきなり解雇された主人公 自暴自棄になって スーパーで万引き そ…

そしてラングは偉大だった。カリガリから11年、”M”が描く恐怖の現実

フリッツ・ラングの傑作 ”M"(1931年) これまた古い映画ですけど、見どころ満載の1本ですね。 ストーリー自体はシンプルで、 連続少女誘拐事件の犯人が捕まるまでが描かれています。 で、ふと観返していて思ったのが 刑事たちが犯人を追い詰めていくシ…

1920年制作「カリガリ博士」~100年前の映画はここまで凄かった

あまりにも有名なドイツ映画、 映画の歴史、解説本などには必ず登場する1本。 いわゆるドイツ表現主義の代表的作品という位置づけですね。 確かに尋常ではないセット美術の数々 まったく実用的ではあり得ない家具の配置とか 視覚的な部分での印象が強烈です…

タイの味と日本の味 味覚における”二枚舌”の活用

好みの度合いは別として タイ料理食べますと、大抵の日本人は から~い あま~い すっぱ~い 味が濃~い という印象を持つと思います。 タイ人が日本料理食べますと 逆ですね、 見た目綺麗で美しいんだけど 今ひとつ味が薄い(弱い、単調) と感じるかなと。…

アコギの響きも爽やかな洋楽ナンバー5選

バンコクって割と湿気があるんですよね。 じとじとした感じ。 朝方、まだ陽が高くない時刻や 夕暮れ時に聴きたくなるような 曲を幾つか。 ダン・フォーゲルバーグ PROMISES MADE www.youtube.com 1970年代後半から80年代中頃にかけて 多くのヒット曲を…

高円寺の美味しい蕎麦屋さん~そして中央線カルチャー

本当に昔、40年近く前ですが 荻窪に1年ほど住んでいたことがあります。 あと20代の後半、高円寺に2年ほど通っていたことがありました。 中央線の各駅 それぞれ独特の個性、街並みで面白いですよね。 まあ、どの鉄道路線にもそれぞれのカラーってありま…

わびさび、日本情緒の築古コンドミニアム

バンコク市内 地下鉄ラマ9世駅周辺は 近年、コンドミニアムが続々と建設された場所ですが 大型デパートの裏に 相当年季のはいった建物が。 古アパートかと思ったら コンドミニアム(分譲マンション)ですね。 これは数あるバンコクのコンドのなかでも大先輩…

ペットは駄目、のはずでしょう?

タイの集合住宅では基本的にペット不可、 一部のレジデンスではOKなところもありますが。 ところが拙コンド、居るんですよね。 飼っている方が。 小型犬ですけれども。 スタッフに聞いてみたんですよね。 そうしたら 「1階の部屋なら良いのかも」 と曖昧…

ちょっとストレンジ でもとってもジェントル THE BIRD AND THE BEE

2006年にデビューしたカリフォルニアの 男女ユニット。 メンバー二人(Greg Kurstin, Inara George)とも多彩な活動をしていて このグループ以外でもソロ、別ユニット、プロデュース業などを 行っています。 2007年に発表されたファースト・フルアルバ…

やまだ紫、つげ義春・・・バンコクの古本屋は本日も在庫良好なり

またまた夢遊病者のように 吸い寄せられて 外出ついでに日本語書籍の古本屋さんへ。 2009年に60歳で亡くなった やまだ紫の代表作。 画力も凄いのですが、この人は言葉の紡ぎ手でもありますね。 ご自身の私生活がベースになっているようですが 主人公の…

好感の持てるタイの日本語情報誌

タイには様々な日本語フリーペーパーがあります。 こちらは比較的最近 創刊された新顔さんで ちょっと変わったタイトルですね。 以前は別の名称で出されていたと思うのですが 名前とともに体裁や編集方針をガラリと変えたようです。 本文については縦書きの…

アルゼンチン マリ ブラジル・・・音楽で満喫する地球紀行

今は海外旅行、行けないですからね。 世界各国の素晴らしい音楽を聴きながら 想いを馳せることにしましょう。 IVAN LINS Depois Dos Temporais www.youtube.com ブラジル音楽界の大御所、イヴァン・リンスの1983年作。 このアルバムは大傑作、全ての収録…

小津監督のあまりに有名な「東京物語」をじっくりと観てみた その弐

「東京物語」には明確な主題~テーマがあって 登場人物のセリフや動きは全て それ(親と子&田舎と都会の断絶)を表現するために 組み立てられています。 子供(杉村春子、山村聡ら)は親を疎ましく思い、 親は子供が期待したようには育たなかったことを 不…

小津監督のあまりに有名な「東京物語」をじっくりと観てみた その壱

「東京物語」(1953年)は国内外での評価が高く 小津監督の最高作であるとともに、邦画洋画を問わず 映画史に残る傑作と位置付けられています。 作品について様々な分析が詳細に行われていると思いますが そういったものに囚われず、私的印象&気づいた…