バンコクマインド

タイの過去現在未来と音楽映画書籍の旅

2022-06-01から1ヶ月間の記事一覧

MAGIC OF THE BLUE ~青い青い、タイのハーブティー

タイにはカフェ好きの方なら Cafe Hopping をしたくなるような 素敵な店がいっぱいあります。 まあ、そこで注文するとすれば コーヒーということになりがちですが タイではですね、 タイ伝統のハーブティーというチョイスも お勧めであります。 タイスイーツ…

WITH OR WITHOUT ? まだまだビミョーなバンコクマスク事情

数日前に マスク着用義務が撤廃されたタイ。 さて皆、待ってました!と 一斉にマスクを外しているのでしょうか? ちょっとバンコクの街をあちこち歩いて チェックしてみましょう。 ご近所界隈は みんなしてますね~ スカイトレインの構内、車両内 いずれも1…

タイ料理食堂の二大派閥、出来合い系と注文系

料理の種類ということではなくて 提供するスタイルのお話なんですが。 タイの街角に無数にある食堂、 店先にトレイを並べているところ 多いですよね。 炒め物やスープ類が色々と置かれています。 この手の店は カオ・ラート・ゲーン と呼んだりします。 ぶっ…

NEVER LETTING GO...

Hi, I thought I'd drop by, so nice to see youIt's been too long since I was holding youI've been holding on to a prayer'Cause my dreams never seem to come trueI'm never letting go, never letting go, never letting goIt's not that easyI'm ne…

「人を殺してください」「誰を?」「私です」 アキ・カウリスマキの ”コントラクト・キラー”

フィンランドの名匠 アキ・カウリスマキの1990年作品。 ロンドンに暮らすフランス人の中年男性 (ジャン=ピエール・レオ) 絶えず孤独感、疎外感に襲われていて 自殺を試みますが どうしても失敗してしまいます。 そこで伝手を頼って殺し屋のオフィスに…

ジャパンホラー/サスペンス映画の金字塔 ”CURE” を珍しく「深観」してみる

黒沢清監督の1997年度作品。 そのミステリアス&スタイリッシュな構成で 国内外から非常に評価の高い力作ですね。 善人VS悪人、結局最後はハッピーエンドといった ありきたりの作りになっていませんので 映画ファン、マニアからは格好の謎解き対象になっ…

まさに摩天楼、1世紀前のニューヨークロケに眼が奪われる ”喝采”

同名の映画や、有名な歌謡曲もありますが こちらは1929年製作のアメリカ映画。 (監督/ルーベン・マムーリアン) サイレントからトーキーに移行して 間もない時期の作品ですが 見どころ多しの冴えた逸品です。 ストーリーは母(ヘレン・モーガン)と娘…

想い出のフォトグラフ

棚の奥をガサゴソしていたら 大量のネガフィルムが。 古いものだと半世紀くらい前のですね。 ごく一部紙焼きしているものもあるんですが それ以外はずーっと放りっぱなし。 なになに、ネガフィルムをスマホアプリで簡単に見る方法・・・ ちょっと試しに見て…

ここにも隠れて咲く名花あり・・・佳曲満載のソウルアルバム2選

こちらは1977年に発表された ミスティークというソウルグループのアルバム。 かなり丁寧にR&B音楽を追っかけている人でないと まあ、およそ知られていない地味な存在であります。 Fill You Up Mystique Ft Ralph Johnson www.youtube.com アコギの爽…

星の取り合い、奪い合い~ランキング世界への小さな違和感

星を付けたり点数化したり、 なんらかの形でランキングがされることって 多いですよね。 私も映画や音楽、小説などに対する評価って 結構重宝してます。 大いに参考にしますよ。 (勿論、感想や印象が違ってくることも多いんですけどね) でもね、食に対する…

人気メンバーが去った後も、いぶし銀の歌声が素晴らしい~ハロルド・メルヴィン&ザ・ブルーノーツ

Harold Melvin & The Blue Notes グループ結成が1950年代という 超ベテラングループ。 しばらく大きなヒットに恵まれなかったのですが 1970年に新メンバー(テディ・ペンダーグラス)が 加入、この人がリードボーカルを取るようになってから 人気が…

BANGKOK 2022 from 大通り to 路地裏

鉄道の新路線建設 は、結構なんですけど 車線が削られるんで より一層の渋滞で~す バンコクはどこに行ってもゴミゴミ・・・ でもないですよ オープンエアーのマーケットや食堂 賑わうのは夕方以降 上からみるとカラフルで可愛いね 道端で食べるのがなぜか美…

上映時間が9時間半、小林正樹&仲代達矢の真剣がっぷり四つ ”人間の條件”

撮影に足かけ4年かけた 日本映画のなかでも、もっともスケールの大きい そして重厚な作品です。 (全6部構成、1959~1961年に3回に分けて上映) 仲代達矢が全身全霊を込めて~時には命の危険を感じながら 戦争に翻弄される一人の人間を演じ切りま…

難解な映画は、何回観ても分からない?

およそ映画というのは 誰が観ても理解できるように作られているものですけど (また基本、そうあるべきだと思いますが) なかにはそうとは言えない作品もありますよね。 うーん、なんじゃこれ? みたいな。 正直、途中で止めちゃうもんね、訳わからんわ~の…

郷愁のラムカムヘン

今から十数年前、バンコク市内の ラムカムヘンというエリアに住んでいたことがあります。 スカイトレインや地下鉄の路線から外れていましたので 都心部への行き来はバスかタクシーのみ。 (運河を走るボートというのもありましたが) これがもう激混みで 雨…

土曜の夜にはフィーバーしなかったけれど・・・ビージーズの最良アルバム ”メイン・コース”

BEE GEES~ビージーズ オーストラリア出身のグループで 60年代から活動していましたが、 1977年から1980年くらいまでの数年間 そりゃー、もう凄かったんですよ。 彼等自身のシングル曲がですね、ずっとチャートの一位なんですよ。 プラス他アーテ…

ベルイマン再び~女は、別の女のなかに自分を発見する ”仮面/ペルソナ”

昨日に引き続いてベルイマンの作品を。 これはもう、女VS女 の関係性をグッと追及した 非常に濃密な84分間であります。 冒頭、男の子がベッドに虚ろな表情で横たわっています。 大写しになったスクリーンに女性の顔が浮かびあがりますが ぼやけています。 …

難解?哲学的?それともホラー? 男の性的欲望の爆発と崩壊のお話でしょう・・・ベルイマンの ”狼の時刻”

イングマール・ベルイマンの1968年作品 ”狼の時刻~Vargtimmen” 日本では劇場未公開だったようで、ベルイマンの作品としては あまり知名度は高くないかもしれませんね。 冒頭からして変わったスタート。 小屋から一人の女(リヴ・ウルマン)が出てきて、…

もっさりしていてあか抜けない・・・しかし日本の大女優、田中絹代

昭和の時代の大スター 上原謙 (加山雄三のお父さん) 生前の著作 ”がんばってます” には 共演した数多くの女優のエピソードが書かれているのですが ちょっと驚くのは、”愛染かつら”などで圧倒的人気のあった 田中絹代について、ボロクソに述べている箇所が…

ちょっとした市内の移動で2時間! バンコクに電車が無かった頃

今でこそ、バンコクには スカイトレインやら地下鉄やらエアポートリンクとか 様々な電車網がありますけれど そういうの、一切無かったんですよ。 以前はね。 じゃー、どうやって移動するんだというと バスなんですね。 今でもまだ現役ですけど 昔はね、確か…

やはり、貴方は凄かった・・・”バスター・キートン物語”(1957年)

”The Buster Keaton Story” かの喜劇王、バスター・キートンの半生を これまた名優のドナルド・オコーナーが演じる 伝記映画です。(監督/シドニー・シェルダン) 製作時にはバスター本人も健在で (ほとんど引退状態でしたが) アドバイザーとしてクレジッ…

笑顔の無いアメリカ映画 ”救ひを求める人々”、そしてチャップリン

まず邦題が暗いですよね。 救ひを求める人々、ですから。 後にマレーネ・ディートリヒと組んで 人気作品を連発することになる ジョセフ・フォン・スタンバーグ監督のデビュー作です。 (1925年) ロサンジェルス郊外の埋め立て港で 若い男と女が出逢いま…

名作というよりはお気楽ドタバタコメディー、”ミラノの奇蹟”(1951年)

ヴィットリオ・デ・シーカ監督が 名作 ”自転車泥棒” の次に撮った作品です。 カンヌでパルムドールを受賞していることもあって こちらも涙涙の抒情的タッチかというと そうではなく・・・ キャベツ畑に捨て子が。 優しいお祖母ちゃん(エンマ・グラマティカ…

ごちゃごちゃ VS 広々

サンチョ、じゃなくて あの有名な大型量販店。 タイにも複数店舗を展開しています。 いやあ、凄い品揃えだなあ と改めて感心するんですが あの~、キチキチですよね。 はっきり言って間隔が、陳列が狭すぎるような気が。 勿論ね、消費者の購入心理とか 綿密…

男なら皆、フラフラと吸い寄せられてしまうのです・・・”妖花アラウネ”

悪女、魔性の女、ファム・ファタール・・・ 単に美しいだけではなく 男を虜にして破滅に導くだけの 圧倒的な吸引力をもった女性、ですね。 そういう人物が主人公の映画は 相当数ありますけれど 1927年のドイツ映画、”妖花アラウネ~Alraune” は、なかで…

音楽と色彩で永遠の殿堂入り、日本人好みの ”シェルブールの雨傘”

なんとまあ、カトリーヌ・ドヌーヴの美しいこと。 誰もが知っているミッシェル・ルグランの抒情的な主題歌 オープニングカットから夢見心地の素晴らしい撮影(ジャン・ラビエ) 考えてみると変なんですね。 セリフが全て、歌になっているという。 (ミュージ…

ちょっと寂しかった屋台のワッフル

よく利用するご近所食堂。 イートインのスペースもあるのですが 私はいつも持ち帰りにして 部屋食です。 惣菜とご飯を詰めてもらっていると 女将さんが 「甘い物でもどう?」 と。 そういえば、すぐお隣で良い香りが。 ワッフルの屋台ですね。 ご家族、親戚…

モータウンよりぐっとアダルト・・・70Sのフォー・トップス

フォー・トップスといえば テンプテーションズと並んで 60年代の全盛期モータウンサウンドを代表する 男性ボーカルグループ。 "BABY I NEED YOUR LOVING" "I CAN'T HELP MYSELF" "REACH OUT I'LL BE THERE" などの楽曲は、よく知られていますね。 70年代…

WOW ! REMEMBER THIS ? タイの分譲マンション格安時代

こちらはバンコクのコンドミニアム~分譲マンションの セールスオフィス。 950,000-という数字が見えますが タイの通貨、バーツで 95万バーツということですね。 20平米台前半のワンルームタイプですから まあ、広くはないです。 でも小綺麗にまとまって…

ガーシュイン シンデレラ ブライアン・ウィルソン

今年80歳を迎える ブライアン・ウィルソン。 気心の知れたメンバーとともにツアーも敢行していて 今なお盛んに音楽活動を続けています。 今回はそんなブライアンの 企画色が前面に出たアルバムをいくつか。 Love Is Here To Stay www.youtube.com 2010…