バンコクマインド

タイの過去現在未来と音楽映画書籍の旅

2020-04-01から1ヶ月間の記事一覧

ゲストハウス→ホテル→サービスアパート 旅のスタイル変化による宿の変遷

昨日の続きということで。 学生時代、パッカーの頃は当然安宿に泊まることになります。 ゲストハウス、という呼称が多かったように思いますね。 で、その手の宿が固まってるエリアがあるんですよね、 どこの都市でも。 評判の良いところは大体 長期の滞在者…

ネットが一切無い時代、海外旅行の情報源は何だったのか?

私がバックパッカースタイルの旅をしていた頃 (1980年代) にはインターネット環境や携帯、 SNSのネットワークなどは一切ありませんでした。 では旅をする時にはどうしていたかというと・・・ ガイドブックとしては 日本語なら「地球の歩き方」 英語な…

私もマスクを受け取りました~サイズも大きくて使いやすそうです

数日前のことですが郵便受けに封筒が。 うん? 宛名が特に記載されていません。 でも郵政公社(郵便局)の配達なので 投げ込みとかではないんですね。 なんだろう、なにか薄いものが入ってるなあ、 あっ!マスクか。 日本でも色々と話題になったマスクの無料…

LOVE AND MERCY ~ブライアン・ウィルソンが創った音楽を心から愛する ②

昨日に続いてミスター・ミュージック ブライアン・ウィルソンの作品から。 こちらはかのガーシュインの作品集。 比較的サラリと仕上げていますけれど ガーシュインの未完成作品に手を加えた ”コラボ”曲があって、それがいいんですよね。 www.youtube.com 収…

LOVE AND MERCY ~ブライアン・ウィルソンが創った音楽を心から愛する ①

誰にでも夢中になる存在ってあると思います。 映画俳優とかアイドル、バンドとか。 私はズバリ、この人ですね。 日本公演は3回ほど行きましたが、もう始まる前から 落ち着かない。 演奏始まってから、終わるまで 心と身体が震えっぱなしでしたね。 周りの客…

「暗黒街の弾痕」という邦題とは全くイメージの異なるフリッツ・ラングの名品

”暗黒街の弾痕” という邦訳になっている名匠フリッツ・ラングの 1937年の作品。 タイトルからするとギャングものとか 警察VSマフィア映画、想像しちゃいますよね。 日活映画かな、とか思ったりして。 主演が渡哲也で脇に二谷英明・・・ じゃないんです…

ず~っと以前のタイのフリーペーパー

ごそごそと棚の奥をかきまわしていたら 相当前のタイのフリーペーパーが出てきました。 もう今は発行されてないものも多数。 旬の情報提供という点では 紙媒体は大変ですよね、今の時代は。 タイには日本人以外にもあらゆる国の人が居ますので フリペも英語…

ナイアガラの滝をバックにモンローウォーク~マリリンの1953年作品

マリリン・モンロー主演の「ナイアガラ」 彼女の出演作のなかではそれほど話題になる作品ではないですが、 サスペンス仕立ての小品です。 ナイアガラのバンガローへ新婚旅行にやってきたカップル。 こちらは至極健全、ハッピーな二人。 宿にはマリリン・モン…

舞台でやったら映えそうな、シナトラ主演の小品「三人の狙撃者」

フランク・シナトラ、スタンリー・ヘイドン主演の 1954年度制作、アメリカ映画。 シナトラを頭とする3人組、 大統領が乗車している列車を狙撃して 大金をせしめようとしています。 狙撃に好都合の一軒家に立て籠もり 後は列車の通過を待つだけなのです…

親しい貴女だからこそ、遠慮する

関係が親しくなる、二人の距離が縮まる。 まあ単純に男と女の場合ということで。 世間では徐々に、気取りがなくなるというか 遠慮が無くなっていきますよね。 で、やり取りも頻繁になっていく。 日に何度も連絡したりとか 長電話だったり、 時間帯も深夜にな…

子役の表情が世界一の映画「運動靴と赤い金魚」

「運動靴と赤い金魚」 1997年のイラン映画ですが 当時非常に評価が高かった作品。 下町で暮らす4人家族、 暮らしぶりは決して楽ではありません。 ある日、お兄さんが妹のたった一足の靴を 無くしてしまいます。 そこでお兄さんの靴をかわりばんこに履い…

豚肉のしゃぶしゃぶと母の涙

子供時分の話です。 学校から帰宅後 ”今日の夕飯は?” しゃぶしゃぶ、だと。 おお、それはご馳走だ。 いさんで食卓に駆け付けると そこには豚肉を並べた皿が。 えっ?牛肉じゃないの? 期待していたというか、そう決めつけてしまっていたこともあって、 かな…

虹のようにカラフルな曲を残して彼は静かに去っていった~クリス・レインボウ

ビートルズのかの”アビー・ロード”で エンジニアリングを担当したアラン・パーソンズ。 1970年代後半から80年代にかけて 自身の名を冠したプロジェクトで次々にヒットを放つようになります。 本人は歌いませんので、曲によってゲストボーカリストを迎…

サム・ライミの演出が手堅い"スペル~DRAG ME TO HELL”(2009)

「スパイダーマン」や「死霊のはらわた」シリーズ でよく知られるサム・ライミ監督の 比較的近作。 ひょんなことから呪いをかけられてしまう ”巻き込まれ”ストーリーです。 アリソン・ローマンは銀行勤め。 良い上司、優しいボーイフレンドに恵まれて 平穏な…

ウィリアム・H・メイシーの演技力に唸る "EDMOND"(2005)

その演技力に定評のある名優 ウィリアム・H・メーシーの2005年作品。 監督のスチュワート・ゴードンは キャリアの長い人で 1980年代~1990年代に フロムビヨンドとかキャッスルフリークなどの ホラー、オカルト系の作品がありますね。 ニューヨ…

素人さんやお子様はお断り? ジャズとロックの渋~い2枚

こちらは大御所ハービー・ハンコックの RIVER:THE JONI LETTERS(2007年) ジョニ・ミッチェルへのトリビュート盤で複数の女性歌手 (ジョニ本人も含む) がフィーチャーされています。 何曲かはインストなんですが、これは実に 大人向けの一枚ですね。 …

市川崑監督のシャープな感覚が光る「股旅」

1973年の作品ですが、いいですねえ~ 萩原健一 尾藤イサオ 小倉一郎 演じる3人の若い渡世人を描いています。 (特にショーケンのみにスポットが当たっているとかではないです) 尾藤イサオがもう最高であります。 上映時間が約96分、この尺の長さが成…

ロバート・パーマー 全てのジャンルを歌いつくした男

イギリス生まれのミュージシャンですが 2003年に54歳の若さで亡くなっています。 私はかなり好みで、70年代~80年代 よく聴いていました。 しかしこの人は、評価されにくいタイプの人ですね。 というのもあまりに多くのスタイルの音楽をやってきた…

日本料理が恋しくなる、そのスイッチはどこ?

私の普段の食生活では 日本料理の登場頻度はそれほど多くありません。 というより、かなり少なめのほうかも。 自室から歩いていける範囲にほぼ日本料理の店がありませんし、 わざわざ(日本食のために)出かけるということも稀です。 出がけついでの軽めのラ…

黄金時代の終わりを告げる、クレージーキャッツの”黄金作戦”

1960年代に圧倒的な人気を誇った クレージーキャッツのシリーズきっての大作(1967年) ハワイやロスアンゼルス(ラスベガス)で 大々的なロケを展開しています。 上映時間も160分近くあり、力の入った作品なのですが・・・ 植木、ハナ、谷の3人…

音楽のパワーで今日一日を明るく過ごしてみようじゃないか

まずはイギリスから。 よく知られたナンバーですね、 元気よくスタート! www.youtube.com ブラジルに飛んでみよう。 セルメンは昔、東京のブルーノートで1回聞いたかな。 やっぱり60年代がいんじゃないかなあ。 www.youtube.com フィリピンのバンド、い…

マイ・KUROSAWA'S・ベスト ”蜘蛛巣城”

黒澤明監督のベストということになると ”七人の侍” ”生きる” ”羅生門” ”用心棒” あたりが常連、なのでしょうかね。 私は1957年制作のこの作品が ぶっちぎりで一押しであります。 その理由としては ・(黒澤作品に期待されるであろう)スケール感を堪能で…

アンコールの緑と遺跡に誘われて

もう20年ほど前でしょうか、 カンボジアのかの有名なアンコール遺跡を訪れたことがあります。 シュエムリアップに3泊4日、 混載ツアーでなく 専用の車両をチャーターしましたので ゆったりしたペースで自由にあちこちの遺跡群を 見て周ることができまし…

鳥と魚の不思議な物語~諸星大二郎

敬愛する諸星大二郎の2冊 数年間のインターバルで刊行されていますが 装丁も丁寧にデザインされています。 まさに二冊で一組。 それぞれ6~7編が収められていますが あらすじを書くのは不可能、ですね。 文字には置き換えられません。 実在のものに加えて…

60年間の兄弟の誓い THE BEACH BOYS 1980年代~現在

1980年代中頃には長く心身の不調が続いた ブライアンの体調がかなり回復、 また映画のサントラに使用された楽曲がシングルチャート ナンバー1となる朗報もあったのですが、 ブライアンの実弟 デニスとカールが亡くなるという悲劇が続きます。 以降残さ…

60年間の兄弟の誓い THE BEACH BOYS  1970年代

暗黒の60年代後半の後、 70年代初頭には所属レーベルを変えて心機一転、 意欲作を続けて発表するのですが セールスのほうはどうも今ひとつ。 新メンバーも加えて演奏力も格段にアップ。 ロック色も強くなり、聴き応えのある作品も多いのですが。 www.you…

60年間の兄弟の誓い THE BEACH BOYS  1960年代

アメリカの代表的バンド ザ・ビーチ・ボーイズがデビューしたのが 1961年、ほぼ60年前のことです。 もっとも兄弟3人&近くに住むいとこというメンバー構成ですから それこそ子供時分から 既に活動していたことになります。 しかしなんといってもグル…

子供時代の”よそ行き銘菓”の思い出

タイにはいわゆる”伝統菓子”の数々があって 素朴な味わい、色合いが綺麗なものもあって 時々買って、楽しんでいます。 お菓子、といえばやはり子供が喜ぶもの。 自分が小さかった頃の特別な菓子 ~普段、近くの店で買うようなものでない~ の幾つかを思いつ…

盛り合わせるほど損になる、そんな海鮮マーケット

昨年12月のある日。 タイ人の友人たちが連れ立って これから夕食に行くという。 じゃあ私もということで、特に行き先も聞かずにゾロゾロと。 向かった先は地下鉄某駅すぐのナイトマーケット。 うーん、これは危険、多分アウト。 一見さん観光客いらっしゃ…

この1曲を忘れない⑦ 高田真樹子 水原弘 五輪真弓 トワ・エ・モア・・・

邦楽では3回目ということで。 高田真樹子「坂道」(1974年) ヤマハのポプコン出身の人でしたね。 この曲はドラム、ポンタさん(村上秀一)かな。 「屋根」「私の歌の心の世界」なども佳曲でしたね。 www.youtube.com ROW「失われたもの達」(1973…