バンコクマインド

タイの過去現在未来と音楽映画書籍の旅

2022-07-01から1ヶ月間の記事一覧

50年間聴いてきた・・・洋楽ロック/ポップスのマイベスト70枚 その②

Breakaway /Art Garfunkel マイ墓場へ持っていく1枚、10曲というより丁寧に撮られた「聴く」短編映画10篇 Burt Backarach Collection/Burt Bacharach ポップスフィールドで最高のコンポーザー、あまりの名曲目白押し What The World Needs Now Is Love …

50年間聴いてきた・・・洋楽ロック/ポップスのマイベスト70枚 その①

以前、ジャズやソウル、ラテン、日本のロック/フォークの 気に入り盤をリストアップしたことがありましたが 今回は洋楽ロック&ポップのフェイバリットを 何回かに分けて。 順序はまったくランダムです。 Abandoned Luncheonette /Daryl Hal l& John Oates …

十麺十色

日本と並ぶ麺大国のタイ タイではですね、麺の種類が多いんですよ そもそも。 日本でも太麺、細麺の違いがある店はあるでしょう。 でも4種類も5種類もあって お客が好みで選べる、なんてことは無いですよね。 お国柄の違いがあって面白いですね。 かた焼き…

重い現実をさりげないユーモアで包み込む、アキ・カウリスマキの ”希望のかなた”

ヘルシンキに暮らす初老の男ヴィクストロム(サカリ・クオスマネン) 代り映えのしない日常と酒浸りの妻との生活に嫌気が差し、 「家出」します。 もう俺は二度と帰らない~家の鍵を置いていく夫にも無関心な妻。 ヴィクストロムは有り金をカジノにつぎ込ん…

引き締まった肉体美、若きドロンは冴えていた ”さすらいの狼”(1964年)

アラン・ドロンといえば 誰もが知るフランスの大スターですが 日本では取り分け(特にマダム層に)人気が高かった 時期があったように思います。 1970年代から80年代にかけてが特に。 スーツや車のCMキャラクターとして頻繁に登場& パリに行ってドロ…

超えろ!名作オリジナル映画 ”ノスフェラトゥ” 1922 VS 1979

1922年に製作されたドイツ映画の ”吸血鬼ノスフェラトゥ” それこそ無数に作られてきているドラキュラものの中でも 高評価が定着しているクラシックホラーの定番です。 (監督/F・W・ムルナウ) ドラキュラ伯爵役にマックス・シュレック 血を吸われてし…

MONKEYPOX ? OH MY...猿ものは追わず

え~と、今度はサル痘 ですかあ。 WHOが緊急宣言ということですから 非常事態なんですよね。 でもここんとこずっと、普通ではない状況が続いてるわけで そうなるともう 平常ではない事態が普通、ということなのかな・・・ Monkey Wash Donkey Rinse Warren Z…

見知らぬご近所

慣れ親しんでるいつもの道なんですけど あれ、また植え込み変えてるなあ おやおや、いつのまにやらスーパーが。 前は結構広いレストランだったはず・・・ それほどの大型店ではないんですが 野菜や肉、魚などの 生鮮モノに力が入ってるんですね 小綺麗な感じ…

世界陸上2022雑感

オレゴンで開催中の世界陸上 このキャラクター君、縦横無尽ですよね。 あちこち出没してるし、選手や観客にもかなり ”絡んで”いきますよね。 カメラはどんどん控え室に入っていくしね。 ウォームアップ中の選手の様子もうかがえて 興味深い。 もう、圧倒的で…

こんなに外は暑いのに、どうして熱いお湯に浸かるの?

ごく普通のタイのマンションの 浴室&トイレ&洗面台。 あれっ、浴槽がありませんね。 シャワーだけ。 こちらはかなりハイクラスな物件ですけれど やっぱりバスタブは付いていません。 タイの人はですね、 およそまずもって 風呂に入るという習慣は無いので…

コロナの簡易検査キットを探すのはとても簡易

日本って、自動販売機大国ですよね。 それに比べるとタイは少ないんですね、街中に。 でも最近は少し増えてきたような。 スカイトレイン駅の構内で見かけた自販機。 各種健康機能製品に混じって コロナの簡易検査キットが置かれています。 値段のほうはどう…

脚本&美術&撮影が完璧、これが映画のお手本だ~フリッツ・ラングの ”死滅の谷”

名匠フリッツ・ラングの1921年作品 (”メトロポリス”の6年前ですね) これはですねえ、 「上手い!」の一言なんですよ。 昔の映画ですよ、100年以上前の。 でも現在に至るまで、のちの映画作りに関わる全ての人たちに 実に大きな影響(アイデア&イ…

「あの、台所はどちらに?」「ベランダで~す」

これ、タイのマンションのバルコニーなんですが 右側に見えるのは なにかしら あら、 キッチンじゃありません? そうなんです。台所なんですよ。 最近は見かけなくなりましたけど 以前は結構、よくある光景。 タイ料理って、香草とかよく使いますから 調理の…

ストレンジなミックスフライ~黒沢清の ”蜘蛛の瞳”(1998年)

黒沢清監督の後期オリジナルビデオ作品。 同時期製作の ”蛇の道” はVシネテイストの範疇でしたけれど、 これはちょっと風変わりというか、ある意味 調理の下ごしらえに凝った、盛り合わせ定食のような映画ですね。 哀川翔と中村久美の夫婦 数年前に娘を惨殺…

最愛の女性は絵のなかで永遠に生き続ける~心優しいファンタジー映画 ”ジェニーの肖像”

1948年のアメリカ映画(監督/ウィリアム・ディターレ) 悪人が一人も出てこない、ハートウォーミングな佳品です。 舞台は冬のニューヨーク 今一つ芽の出ない画家にジョセフ・コットン セントラルパークで 一人の少女(ジェニファー・ジョーンズ)と出会…

ポールの後に二ルソンがビートルズのメンバーになっていたら・・・

“ウィザウト・ユー” ”うわさの男” の二大ヒットで知られる (ハリー)・二ルソン 一時、ポール・マッカートニーの後釜として ビートルズに加入する、なんて話もありましたね。 特にジョン・レノンは大のお気に入りだったようで 二人の交友は70年代に入って…

ホホホ、男を殺して髄液を飲めば私は若返るのよ! 一晩限りだけど・・・ ”THE LEECH WOMAN”

1960年製作のアメリカ映画(監督/Edward Dein) これはもうB級映画の真骨頂、低予算&急いで撮影 そして話の中身がグチャグチャという。 医師のフィリップ・テリー 診察時間中なのに患者を待たせて 奥さん(コリーン・グレイ)と大喧嘩。 もはや離婚は…

こんな女優さんは素敵だ!私的フェイバリットを洋&日本映画から何人か

私は出演する役者さんの名前で 観る映画をチョイスするということはないですけど やはり、女優さんの好みというか おお、素敵だなあ! (その役にピッタリはまっている、とも言えますかね) と思うことはあります。 印象に残っている人を何人かランダムに挙…

映画で性教育のお勉強? セクスプロイテーションムービー ”SEX MADNESS”

なんか、ドラキュラ映画のポスターみたいですが こちらは1938年のアメリカ映画 ”SEX MADNESS” 一時間にも満たない小品なのですが 俗に言う、エクスプロイテーションの典型的な一例ですね。 1930年代に入ると、アメリカ映画は業界内で 自主規制の基準…

セクシーなテナーサックス&ヨランタ・ウメッカ、ポランスキーの第一作 "水の中のナイフ"

”戦場のピアニスト” や ”ローズマリーの赤ちゃん” で知られる ロマン・ポランスキーのデビュー作品(1962年) 出演者はたったの3人。 湖でヨットセーリングを楽しもうとしている夫婦が 途中、若い男を誘います。 妻を演じているのがヨランタ・ウメッカ …

21世紀にも人情はある~フィンランドの名匠アキ・カウリスマキの ”ル・アーヴルの靴みがき”

フランスの港町、ル・アーヴルで靴みがきをしている マルセル(アンドレ・ウィルム) 仕事で辛い時もあるのですが 愛妻家の彼は、長年連れ添った妻との暮らしを なによりも大切にしています。 しかし妻(カティ・オウティネン)の身体に異変が。 (玉ねぎに…

砂浜狂騒曲~タイのビーチはてんやわんや

Tourists flock to shop for street food at Na Jomtien Beach, Officials dispute reports they allowed vendors to operate 先月の下旬くらいでしたか、 タイの各メディアが 有名なビーチリゾートのパタヤ(の砂浜)で 屋台や露店の営業を禁止する~ とい…

中野サンプラザが建て替え~想い出のオフ・コース&ブライアン・ウィルソン

先日、 ”半世紀の歴史に幕~中野サンプラザが取り壊し” といった記事を見かけました。 う~ん サンプラザと聞くと思い出すのが 1974年に買ったオフ・コース (当時は小田和正と鈴木康博の二人組) の ”秋ゆく街で” というライブアルバム。 サンプラザで…

バンコクは WINDY CITY ではないけれど

WINDY CITY というのが、アメリカはシカゴの街のニックネームだそうです。 風が強く吹きつける、ということで。 (他にも諸説あるようですが) その意味ではバンコクは WINDLESS CITY でしょうか。 東京と比べても、風を感じる日は少ないです。 先日、近所を…

名匠中川信夫の冴えたカメラワークが光る ”毒婦高橋お伝”

日本の猟奇犯罪史といった実録ものには 必ず登場する高橋お伝。 相当数の映画化作品があると思いますが こちらは1958年の中川信夫監督版 お伝に扮するのは 当時30代前半だった若杉嘉津子。 脂の乗った余裕の演技を見せてくれます。 上映時間74分の小…

これを観たら、もう最新封切りの映画なんて要らないでしょう? ”カメラを持った男”(1929年)

1929年のロシア映画 ”カメラを持った男” (監督/ジガ・ヴェルトフ 撮影/ミカエル・カウフマン) これはきてますね。 圧倒的な出来栄えです。 時代の先取り、といった次元の話ではなく。 100年、200年単位で超越してしまってますから。 一人のカ…

ブリティッシュの香り高きフィルム・ノワール2篇 ”私は逃亡者” & ”邪魔者は殺せ”

主に1940~50年代に作られた 犯罪映画~フィルム・ノワールということですと ハリウッド製作の諸作品がすぐに思い浮かびますが (”深夜の告白” ”飾窓の女” ”サンセット大通り” ”現金に体を張れ”・・・) 今回は同年(1947年)に作られた英国ムービ…

衝撃 数十年ぶりのカラオケナイト・イン・バンコク

その日は結構、歩いていまして。 スカイトレインの駅でいうと3~4駅区間ぐらい。 でちょっと休憩したいなと。 繁華街は過ぎてしまっているので、あまり飲食店が無いんですね。 ふと目に留まったカウンターバー(のように見えた) に入って、ビールを一杯注…

GOODBYE CRUEL WORLD~静謐な家族の終焉を描く ”セブンス・コンチネント”

”映画祭の帝王”~ミヒャエル・ハネケの長編デビュー作 (1989年/オーストリア) 衝撃度、という点では (バイオレンスとか流血シーン云々といったことではなく) 洋画日本映画問わず、最高にヘビーな一本かと。 観る人全ての心の奥底に突き刺さる 10…

衣装の着せ替え数では洋画ナンバーワン? シャーリー・マクレーンの "WHAT A WAY TO GO!"

J・リー・トンプソン監督の1964年作品ですが スタッフ&キャストに超豪華な顔ぶれが揃っています。 脚本に数々の名作を産み出したアドルフ・グリーン&ベティ・コムデン 音楽にネルソン・リドル(フランク・シナトラやナット・キング・コールの編曲) …