バンコクマインド

タイの過去現在未来と音楽映画書籍の旅

2023-02-01から1ヶ月間の記事一覧

FEBRUARY

2月ももう終わりですね・・・ ところでタイトルに February って 付いた歌、思いつかないなあ。 他の月だと結構すぐ出てくるのに。 タイの2月って PM2.5が激しい季節なんですよね。 街が霞んでいるという。 そうそう、豪雨の日がありました。 乾期真っただ…

いいな、俺が全部やったんだ~天上天下唯我独尊、マイルス親分のクレジット独り占め

泣く子も黙る、泣かない子も泣きだすという ジャズの帝王 マイルス・デイヴィス 確かにその存在感は圧倒的なんですけども ”ソーサラー” (1967年) ”ネフェルティティ” (1968年) えーと、これらのアルバムでは親分 一曲も書いてませんよねえ。 と…

後半失速・・・巨匠テオ・アンゲロプロスのロードムービー ”蜂の旅人”

期待を抱かせるオープニングカットであります。 小学校教師だったマルチェロ・マストロヤン二 娘の結婚式に参列していますが どこか上の空です。 (娘もエキセントリックな仕草をします) 式が終わるとマストロヤン二は トラックの荷台にミツバチの巣箱を乗…

日本人にも極めて分かりやすいインド映画 ”大都会”

これは傑作、と言っていいのではないでしょうか。 インドのというより 映画界の巨匠サタジット・レイの1963年作品。 カルカッタ(コルカタ)に暮らす主婦 マドビ・ムカージ 夫と子供に加えて 夫の両親、妹との同居生活。 暮らしぶりは楽ではありません。…

サハラ砂漠に飛行機が墜落、乗客たちの運命は? ”飛べ!フェニックス”

ロバート・アルドリッチ監督の1965年作品。 小型輸送機がサハラ砂漠に墜落してしまいます。 うわ~ ダメだこりゃあ 救援の期待も虚しく 過酷な自然条件のもと 命を落とす者の数が増えていきます。 このまま全滅の時を待つしかないのか・・・ ドイツ人の…

坂と坂道

唐突ですが、 日本の小説(映画化含む)や音楽って 「坂」とか「坂道」、「上り坂」「下り坂」 という言葉が使われてる作品が多くありません? 外国と比べると、いかにも目立つような気がするんですよ。 (調べたわけじゃないですけど) 小学生の頃、もう半…

さらば愛しきジャズメンよ

ハンク・モブレー(55歳没) マイルス・デイビスとの共演歴もある人ですが、ブルーノートレーベルに多数のリーダーアルバムを録音しています。”やってはいけない薬” の影響で、徐々に演奏から生気が失われていく感じですね。60年代後半には明らかにテン…

マイ・ベスト・タイヌードル

美味しそうでしょ? ええ、旨いんですよ。 ご近所屋台なんですけれども よくガイドブックやネット、SNSとかで ”バンコクで美味い(タイ)ラーメンの店” として取り上げられる店にも 負けないんじゃないかなあ。 スープは三種類から選べます。 ナムサイ~さっ…

I DON'T GO SHOPPING

I don't go shopping for loveYou're something money can't buyI dream in colors and my dreams are only shades of youSo I'm never blueI don't go wishing on starsJust want to be where you areToo many times it felt so rightBut it was just the n…

北原三枝&新藤兼人の珍しい組み合わせ ”流離の岸”

うーん、私 タイトルさえ知りませんでした。 読み方も難しいですよね、流離~りゅうり と読むそうですが・・・ 1956年の日活作品なんですが 全体のタッチは新藤監督が既に立ち上げていた 近代映画協会寄りかなと。 エンタメ色は極めて薄いですから。 北…

着丼~実食~味変  それって不味しんぼじゃない?

最近の食べ歩き、グルメ記事とかで ”着丼” って言いますよね。 これってご飯もの~牛丼とかカツ丼のことかと思いきや ラーメンなど麺類料理の時に使うんですってね。 着皿、着杯、着鍋、着椀・・・ とは言わないんだ。 「さあ、早速 実食です」 「実食リポー…

人類SOS? eggい事態だ、鯖イバル・・・

日本のニュースで 卵の値上がりが過去最高水準と。 物価の優等生、なんて長年 言われてましたよね。 もっとも日本に限ったことでなく 世界各国~ ここタイでも同様の状況ですが。 タイ料理って卵 本当によく使うんですよ。 ここ1年ほどで、3割くらい上がっ…

オー・マイ昭和な二人の漫画家 つのだじろう&古賀新一

ある程度の年齢の方で ”恐怖新聞” とか ”うしろの百太郎” を読んだことがない、 なんて人は居ないんじゃないですかね? それほどポピュラーでしたよ、1970年代に。 コックリさんとかやりませんでした? 学校で。 で、教師に怒られたりとか禁止令とか出た…

インターナショナルによろめく男と女・・・”夏の夜の10時30分”

1966年のアメリカ映画で 内容は男と女の不倫~よろめきドラマです。 それ自体は取り立てて珍しいわけではないのですが 関係者の出生~育った国が実に多彩なんですよ。 監督のジュールス・ダッシンがアメリカ 原作のマルグリット・デュラスがベトナム生ま…

KISSだらけの天使

Then He Kissed Me The Crystals www.youtube.com Kiss and Say Goodbye The Manhattans www.youtube.com Kiss On My List Hall & Oates www.youtube.com Sealed With a Kiss Brian Hyland www.youtube.com Tout, Tout, Pour Ma Cherie (シェリーに口づけ)…

思い立ったら吉日~さあ、旅に出よう

「ご趣味は?」 「旅行かな」 至極珍しくもない やり取りですけど 考えてみると旅行って そう簡単には実現しないんですよね。 まず体力というか健康。 これがある程度保ててないといけませんよね。 身体的なことだけでなく 気持ち~好奇心とか関心を持つこと…

SPICE OF LIFE~ただ辛いだけじゃね・・・

おっ、新しい店かな。 典型的なソムタム屋台ですが、清潔感がありますね。 あれこれと味の好みや食材をリクエストして 持ち帰りに。 見た目の期待感高し。 で口に運んでみると・・・ 美味い! まさに好みの味ですね。 辛さのみならず 甘味、酸味、コク(味の…

TEARDROPS KEEP FALLIN' ON OUR HEAD~バカラック、天国へ

バート・バカラックが亡くなりましたね。 年齢から考えると 天寿を全うしたと言えそうです。 もうこの人は絶対ナンバーワン ポピュラーフィールドの作曲・編曲家としてのみならず 音楽史上でも最高峰の存在ですね。 膨大な作品群は いずれも洒脱で技巧的。 …

日本版 ”スティング”? 後半のツイストがお茶目な ”朝の並木路”

茶目っ気いっぱいの楽しい映画です。 成瀬巳喜男監督の1935年度作品。 千葉早智子は田舎で年老いた両親と三人暮らし。 東京に出ている幼馴染を頼って上京します。 「なんて素敵なところかしら」 とウキウキ気分。 ところが友人(赤木蘭子)は 手紙に書い…

DEAD MAN IS A DEAD MAN~巻き込まれサスペンスの古典 ”絶壁の彼方に”

アメリカ人医師(ダグラス・フェアバンクス・JR)、 ヨーロッパのとある独裁国家から招聘状を受け取ります。 イギリス滞在中だったこともあり 気安く受けてしまったのが運の尽き。 公開手術を依頼され、 医学の発展に寄与できるならと 手術に臨むのですが な…

モールは建つよいくらでも・・・かな?~バンコクの商業施設

今から9年前、新聞にですね 東南アジアで一番デカいショッピングモールが バンコクに出来るんだ、と。 ほ~、完成予想図かあ。 東京ドームの約3.5倍 (と言われてもピンとこないのですが) 延べ床面積は65万平米だそうです。 で、これ (当時&今も)私…

線路は続くよどこまでも・・・かな?~バンコクの電車網

こちらは今から10年前、 将来のバンコク首都圏の電車路線は これだけ拡大しますよ! という計画図です。 色々な路線があるのですが この時点では去年までに ほぼ完成する段取りになっていますね。 2015年 2015年 2016年 2020年 まだ工事自…

1929年の穏やかなベルリンの休日~”PEOPLE ON SUNDAY”

1930年製作のドイツ映画。 うーん、これは良いですねえ。 ドイツという語感から想像されるような 重厚さではなく、あくまでライトな持ち味の 爽やかなそよ風の如き73分。 1929年夏、 ベルリンに暮らす若い男女5人の ある週末のスケッチです。 キ…

女性上位万歳!の傑作時代劇、”丹下左膳餘話 百萬兩の壺”

28歳で夭折した山中貞雄監督作品。 これはもう日本映画史に残る大傑作という 評価が定着している逸品ですね。 お馴染みの丹下左膳のキャラクターを 徹底的にデフォルメして 全編爆笑の喜劇仕立てにしたという ある種アバンギャルドな作品。 ストーリーもよ…

ジンジャーとマリリン

先日、マリリン・モンローの関連本を読んでいたら 「ノーマ・ジーンは青春時代、ジンジャー・ロジャースの大ファンだった。後年、このアイドルと『ウィー・アー・ノット・マリード』(1952)、『モンキー・ビジネス』(1952)で共演した」 という一…

ラッセル車はロンロン進む~デビュー55年のスパークス

もはや驚愕の領域だよなあ~ いや、ロンとラッセル兄弟の スパークスのことですが。 もう二人とも70代半ばでしょう。 今年も日本公演決定と。 Amateur Hour Sparks www.youtube.com お兄さん(ロン)のキャラがあまりに強烈・・・ どう聴いてもイギリスの…

よし、いよいよタイに行くぞ!でも人の群れるところには行きたくない・・・サラブリ編

サラブリ というと、普通はもう ひまわり畑一択。 でも咲いてる時はいいけど ほとんどそうじゃないわけで そういう意味では地味目なエリアですね。 バンコクから車で2時間くらいと 近いこともあって 泊りがけのスポットしては あまり認識されてませんね。 …

よし、いよいよタイに行くぞ!でも人の群れるところには行きたくない・・・バンセン編

バンセンですよ、 番宣ではありません。 ここはただ一言 ”タイの江の島” です。 雰囲気が似てますし、 ロケーション的にも。 (東京&バンコクからとても近い) 水族館があるのも同じ。 海の透明度は期待できませんので 泳いだりマリンスポーツはパスして、 …