ロバート・アルドリッチ監督の1965年作品。
小型輸送機がサハラ砂漠に墜落してしまいます。
うわ~
ダメだこりゃあ
救援の期待も虚しく
過酷な自然条件のもと
命を落とす者の数が増えていきます。
このまま全滅の時を待つしかないのか・・・
ドイツ人のエンジニア(ハーディー・クルーガー)が
奇抜なアイデアを提案します。
「新しい飛行機を作ればいいのさ。二つあるエンジンの一つはまだ動く。ならば単発の機体を作って脱出しよう」
最初は半信半疑だった他の乗客たちも
残されたたった一つの方法のために一致協力。
ギリギリの体力で
その名も ”フェニックス号” が完成します。
操縦席に座るキャプテンのジェームズ・ステュアート
他の乗客は翼にしがみつきます。
さあ、果たしてフェニックス号は
見渡す限りの砂漠から離陸できるのでしょうか?
リチャード・アッテンボロー、ピーター・フィンチ、アーネスト・ボーグナイン
ダン・デュリエ、ジョージ・ケネディ、クリスカン・マルチャン、イアン・バネン
と知名度のある国際色豊かなキャスティングが目を惹きます。
乗客には女性や子供はゼロ、完全に男の世界のドラマですね。
実際のロケはアフリカではなく
カリフォルニアやアリゾナで行なわれたようで、
いま一つ孤絶感というか地の果てという質感が薄いような気もしますが
役者陣の達者な演技で142分の長丁場を引き締めていますね。
The Flight of The Phoenix Trailer