バンコクマインド

タイの過去現在未来と音楽映画書籍の旅

2019-04-01から1ヶ月間の記事一覧

フィッシュ・アンド・チップスに罪はないけれど

20年近く前ですか、数日間でしたが ロンドンと近郊の町へ。 で、地元の方が今夜は美味しいものを食べましょうと 歴史を感じさせるパブへ。 さあ、こちらがこの町で一番評判の良い・・・ まさか、まさか フィッシュ・アンド・チップス ですか、それは。 で…

頃合いの達人が紡ぐ絵物語~”粋”を貫いた杉浦日向子

映画の世界で黒澤、小津、木下、市川監督の作品というと 高い評価を受けますね。私も好きな作品が沢山あります。 杉浦日向子という人は、たった一人でそれらと並ぶ いや、それ以上の偉業を成し遂げた存在だと思うのです。 例えば「百物語」、20代から30…

忘却トライアングル~北タイ 1999

いやあ、行ったことあるんですね 自分。 ゴールデントライアングル、写真を見てもどんなところだったか 思い出せません・・・ 象に乗ったりボートで川下りなんかしたみたいです。 そもそも現地までどんな移動手段だったのかしらん、 国内線使ったのか、長距…

一人ぼっちのマントラ

20代の初めの頃ですかね、食事会で知り合った女性を コンサートに誘ったのです。 確か看護婦(看護師)さんでした。 マンハッタン・トランスファー 当時日本で人気あったんですよ。 女性と一緒に行くのにも良いチョイスでしょ。 で当日、来なかったんです、…

キリノのツララが突き刺さる

日本の現代女性作家でナンバー1といえば この人ではと。 長編、短編どちらもダレないですよね。 鋭利な刃物でグサッと一突きです。 有名な人にはフォロワーが自然に登場しますが この人の後継というのは難しいでしょうね。 それほど独特の文体を持った人だ…

続・タイで叶える親孝行

「次回は親を連れてこようと思うんです」 そういうお話を聞くことが多くなりました。 元気なうちに是非、ということですよね。 お歳を召されていて、あまりあちこち動くのも ということであれば、プロンポン駅近くのサービスアパートメント に宿を定めたらい…

エーゲ海の誤解 1989

アテネからエーゲ海の島を幾つか周りました。 名前は、えー、忘れてしまったのです。 色彩は美しかったです。 海の色、家屋のペインティング、 まさにどこを取っても絵になる風景だらけ。 ギリシャの人って基本、寡黙なんですね。 でもいったん話し出すと今…

昭和の夕餉

またまた古本屋で目に留まったものですが 雑誌アサヒグラフに長く連載されていた 芸能人や文化人の夕食拝見といった企画を抜粋したものです。 1974年ですので、悠木千帆 です。 素敵な器、使われてますね。 篠田監督は豆腐がお好きなようです。 頁をめく…

バンコクの自然災害

日本は自然災害が多い国だな、という印象を タイの人は抱いていると思います。 実際、近年各地で大きな被害が出ていますしね。 ではバンコクで起き得る自然の脅威は何かと 考えてみますと、 ・台風 直撃ということはほぼ無いように記憶しています。 ・地震(…

JAZZ 聴きはじめはビル・エバンスのラストアルバムから

確か高校3年くらいだったと思うんですが ラジオを聞いてまして 「では続いて、亡くなったビル・エヴァンスの新しいアルバムから1曲」 流れてきた演奏に耳を奪われたんですね。 youtu.be 当時は洋楽ロック中心で、ジャズはなんとなく敷居が高いような気がし…

がんが医者の身体に宿った時

「あなたはがんです。残念ながら手遅れです。もって来年まででしょう」 と、医者が告知されたら しかも専門の領域である現役の外科医だったら・・・ 一般の患者のような甘い期待、見通しというものは 存在しないわけです。 プロ中のプロのわけですから。 あ…

それは誰も思いつかない

推理小説でアリバイ崩し~時刻表もの ってありますよね。 松本清張の「点と線」とか。 この本のなかにその手の短編が入ってるんですね。 果たして犯行時刻に現場に辿り着くことは可能なのか、 緻密な推理が始まるわけです。 で、エンディングが凄いです。 極…

ひなびたマレーの海岸で 1990

シンガポールからマレーシアを北上して、半島の 東側に行きました。 海岸に出てみると、いわゆるビーチリゾートということではなく 眠ったような集落がポツリポツリとあるばかりです。 確かクアラトレンガヌの近くだったかな。 人が本当に居ないんですね。 …

タイとフィリピン イカしたバンド

タイの人もフィリピンの人も 音楽大好きですが バンドで良いな~ と思ったのは タイだと GROOVE RIDERS ですね。 ヒット曲も多いし、ビデオクリップもお洒落ですよ。 youtu.be フィリピンだとORANGE AND LEMONS 洋楽ロックが好きな人にも気に入ってもらえそ…

タイの風呂場はどうなんだ

タイの人は浴槽、要りません。 というより嫌がります。 だってお湯には浸かりませんから。 よくあるパターン、シャワーだけです。 温水器も外付け。 でも一概には言えず、下の画像は築古の数十万バーツの格安コンド、 ちゃんとバスタブ付いています。 一時流…

時には NOT タイ料理

私は普段、タイ料理の外食&持ち帰りのパターンが多く たまーに日本料理やインド、イタリア、中華を食べるかな という毎日です。 で、朝(というかもう昼くらいですが) 思い出したように こういう感じにすることも。 いわゆるブレックファーストセット、で…

マリリンとジョセフィン

マリリン・モンローとジョセフィン・ベイカー 不世出の2大エンターテイナーに共通するのは 周囲にうごめく人間たちの醜悪ぶりですね。 もうほとんどの人間は、単なる金儲け 欲望の対象としか彼女たちを見てないわけです。 「お前は言われた通りにしてればい…

トムヤムクンはもう飽きた

誰が決めたのかよく知りませんが 世界三大スープとかのトムヤムクン でも2回続けてはちょっとね、というか苦手な方も多いでしょう。 しかしタイに来てまで日本料理を食べたくはないし ファーストフードというのもあまりに味気ない・・・ 五目あんかけ堅焼き…

サービスと説教 黒澤校長先生

世界のクロサワ、圧倒的な知名度であります。 確かにパワーというか熱気が違いますね、他の監督と。 三船敏郎という唯一無二の俳優と 長くタッグを組めたということも大きいかと。 教育に情熱を燃やす熱血校長先生~ そんなイメージを私は抱きます。 理想の…

還暦で完璧

寿命がどんどん延びている。 見据える先は90歳とか100歳になってきてますよね。 でも思うんですが、身体的な人間の造りって 変わってませんよね、 例えば 永久歯が2回はえてくるとか 70歳くらいでようやく老眼の症状が出てくるとか。 そんなことはな…

CHE は微笑んで去っていった

チェ・ゲバラについての書籍は多いんでしょうね。 色々な映画でも描かれてますし。 私が興味を惹かれるのは 異国とはいえ、大臣の座についた。 そのままでいればキューバで地位と身分が保証された 人生が待っていたはずです。 しかも重度の喘息持ちだったこ…

どかーんと格安なコンド

今、バンコク都内で ともかく安いコンドミニアムない? ということだと、探せば100万バーツ以下でもありますね。 数十万バーツで買えることは買えます。 スカイトレインや地下鉄の駅からそんなに 遠くなくてもありますね。 30㎡で70万バーツとか。 家…

実はちっともアダルトではないのかも

AOR、アダルト・オリエンテッド・ロック、クワイエット・ストーム ソフト・アンド・メロー、アダルト・コンテンポラリー・・・ もう、呼び方が色々あってよく分かりませんが 流行ったんですね、こう呼ばれる音楽が。 1970年代中頃~80年代あたりですか…

知りたい?知りたくない?死にたくない?

歳をとると、普通は健康について気にするようになりますね。 で、またメディアがあおること、あおること。 耳慣れない用語が頻発&連続。 あなたは〇〇の数字が高い! このままいくと数年後には△△病になる可能性がありますよ! ひねくれ者の私にはどうしても…

身近に Airbnb?

タイでも日本でも、というか世界中で 何かと話題になる民泊~Airbnb 観光スポットに近い立地では スーツケースごろごろ転がしの人たちが 確かにコンドミニアムに出入りしている光景を目にします。 では自分が住んでいるところはどうかというと・・・ もとも…

WHO ARE THE WHO ?

スケールが大きくて完成度を誇るロックの名曲といえば・・・ 「天国への階段」 レッド・ツェッペリン 「ボヘミアン・ラプソディー」 クイーン 「ホテル・カリフォルニア」 イーグルス なんていうところがすぐ思い浮かびますが、マイベストはこちら。 youtu.b…

湘南→ブレバタ→石立鉄男

私は神奈川県生まれですが、地元のサウンドというと 60年代なら加山雄三、70年代後半~ならサザン・オールスターズ でしょうか。 私の世代ならブレバタ~ブレッド&バターですね。 上掲のアルバムなどは好きでしたね~ 「にわか雨」という曲がありまして…

バンコクで時間が空いちゃった

よくバンコクに来られる方に聞かれます。 「あのー、半日くらいどこかバンコクで時間つぶせるところありません?」 遠出をするわけでもないし、土産物ももう買った。 それほどお腹も空いていないし・・・ ちょっと中途半端な隙間時間をどうするか、ですよね…

この&あの世

よく「あの世」と言いますよね。 本当にあるのでしょうか。 実際に行ったことも見たこともないので分かりません。 しかし天国と地獄、輪廻転生などについては よく語られていますので 何らかの世界がある、と思っている人のほうが 多いのかもしれません。 私…

旅の終わり

20代の頃は、よく旅に出ていました。 「ロンリー・プラネット」や「地球の歩き方」をバッグに入れて 予定も目的も無い、ただただ さ迷うというか漂うだけの日々です。 でもいつしかその旅の日々をあまり 望まないようになりました。 うまく言えないのです…