バンコクマインド

タイの過去現在未来と音楽映画書籍の旅

それは誰も思いつかない

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推理小説でアリバイ崩し~時刻表もの

ってありますよね。

松本清張「点と線」とか。

 

この本のなかにその手の短編が入ってるんですね。

果たして犯行時刻に現場に辿り着くことは可能なのか、

緻密な推理が始まるわけです。

 

で、エンディングが凄いです。

極端に”ずっこけ”ます。

そんなのありかよ!みたいな。

怒り出す読者もいるのではないか。

私、横になりながら読んでいて

そのまま突っ伏しちゃいましたよ。

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これらの本も

「普通はそこまで関心持たないし、追及しないでしょ」

という世界ですね。

 

冷やし中華は毎年いつからメニューに並ぶのか”

”各社の柿ピーのピーナッツの配分を比較する”

”地下鉄でもっとも地上を長く走る路線は”

 

あと、ガムのラベルの変遷を丹念に追っていくとか。

 

面白半分、ではなく研究対象として取り上げているわけです。

テレビの長寿番組のタモリ倶楽部にも

そういうテイストありますよね。

 

絶対に必要なのかと言われると、ぶっちゃけそうでもない。

誰もが知るべき、というわけでもない。

でも、こういうの

良いですよね。

私は好きであります。