推理小説でアリバイ崩し~時刻表もの
ってありますよね。
この本のなかにその手の短編が入ってるんですね。
果たして犯行時刻に現場に辿り着くことは可能なのか、
緻密な推理が始まるわけです。
で、エンディングが凄いです。
極端に”ずっこけ”ます。
そんなのありかよ!みたいな。
怒り出す読者もいるのではないか。
私、横になりながら読んでいて
そのまま突っ伏しちゃいましたよ。
これらの本も
「普通はそこまで関心持たないし、追及しないでしょ」
という世界ですね。
”冷やし中華は毎年いつからメニューに並ぶのか”
”各社の柿ピーのピーナッツの配分を比較する”
”地下鉄でもっとも地上を長く走る路線は”
あと、ガムのラベルの変遷を丹念に追っていくとか。
面白半分、ではなく研究対象として取り上げているわけです。
テレビの長寿番組のタモリ倶楽部にも
そういうテイストありますよね。
絶対に必要なのかと言われると、ぶっちゃけそうでもない。
誰もが知るべき、というわけでもない。
でも、こういうの
良いですよね。
私は好きであります。