バンコクマインド

タイの過去現在未来と音楽映画書籍の旅

2019-09-01から1ヶ月間の記事一覧

”レコード・コレクターズ”の日々 in Tokyo

今、手許にあるのはこれだけか・・・ 最近はどうかよく知らないのですが、以前は音楽雑誌って 色々出てましてね、 ジャンル別(ロック・ソウル・ジャズ・ラテン~) にそれぞれ何種類かあったり、 ミュージシャン指向のものもありました。 楽器を弾くわけで…

アルツハイマーというバーに最後に寄って、人生というメニューを堪能した

人はいつかは死にますよね。 そこに至る過程はそれぞれですけど。 ギリシャの哲学者エピクロスはこんな言葉を残してます。 人は死を恐れる必要が全く無い 死を恐れている間は、まだ死は来ていない そして、死が本当にやってきたときには あなたはもういない …

つげ義春~モノクロームの万華鏡

幾度となくブームを巻き起こした 漫画家 つげ義春。 近年は新作の発表が途絶えていますが 空前絶後の作品群をこれだけ残してくれたわけで なんと私たち読み手は 幸せなことだろうかと思うのであります。 もっと世界的な評価、あっていいですよね。 研究本や…

モータウンサウンド~ウチらが一番ということで TEMPTATIONS VS FOUR TOPS

ソウルファン以外にも広く親しまれている モータウンサウンド。 なかでも2大グループが テンプテーションズとフォートップス。 どちらも60年代~70年代中頃まではシングルヒット連発でしたね。 youtu.be youtu.be テンプスはともかくカッコいい。切れ味…

21世紀以降の私的日本映画ベスト~茶の味

石井克人監督の2004年作品。 最初レンタルで観まして、おお!と思い 購入しました。 私は本当に好きですね、素晴らしいと思いますね。 映画の近作~最近作には正直あまり心動くことはありませんが これはもう何度観返しても素晴らしい。 ちょっと遊び過…

この1曲を忘れない④ ELO シンプリー・レッド アンブロージア・・・

洋楽の2回目ですね。 カウシルズ「THE RAIN AND THE PARK&OTHER THINGS」(1966年) ファミリーグループ、一度聴くと覚えてしまう 愛らしい曲ですね。日本でのキャッチフレーズが ”牛も知ってるカウシルズ”だったはず。 www.youtube.com ウォー「THE WO…

短編小説バンザイ!海外編

外国小説も短編が面白い~ということで 幾つかの作品を。 ”モニュメント” アーウィン・ショー 「ニューヨークは闇につつまれて」(新潮文庫)に収録 1930年代の世界的不況の真っただ中、 ニューヨークの老舗バーのバーテンダーは経営者から命令されます…

GIRLS ! GIRLS ! GIRLS ! 女性ボーカルグループ花盛り

ポップ~ソウルのジャンルで女性ボーカルグループ お気に入りを幾つか。 ロネッツ「BORN TO BE TOGETHER」「YOU BABY」 なんといってもこのジャンルの代名詞ですね。 BE MY BABY があまりに有名ですが、私はこれらの曲のほうが好きですねえ。 ちなみにロニー…

漫画と劇画は血と汗と涙のかたまりだ

漫画だと、一生懸命に調べて絵に描いても十分の一も生かすことが出来なくて すごく無駄なことをやっている気がする。 ー杉浦日向子「杉浦日向子の食・道・楽」より こちとら、同じこと三回描いてるんですよ。下描きして、ペン入れして、色も塗ってさ。小説家…

哀しい歌のバリエーション JESUS WAS A CROSSMAKER

ウォーレン・ジヴォンが唄うナンバー、 珍しく彼のオリジナルではありませんが、耳に残る曲ですね。 youtu.be 日本人アーティストも取り上げています。 素晴らしい表現力! youtu.be この人が作者です。 彼女は35歳で亡くなりました。 youtu.be この作品は…

JAZZボーカル そのたおやかな世界

ジャズボーカル、お好きな方も多いでしょう。 シンガーも凄い数になると思いますが 男女取り交ぜて、ほんの少しだけ 好きなアーティストを。 www.youtube.com トニー・ベネット「SOMETIMES I'M HAPPY」 まさにアメリカを代表する大国民的スター 若い世代のア…

短編小説バンザイ!日本編

読むんだったら、長編より短編かなと。 特に初めて読む(あまり馴染みのない)作家だったら。 500頁とかそれ以上、 上下巻の大作となると、よほどの作品でないと 正直ダレてきてしまいますから。 腕のある人だったら、短編向きのアイデア、ストーリーを …

やっかいな?同居人  母親と旦那のケース

ちょっと(かなり)癖のある演技で 独特の存在感があった女優の小川真由美 www.youtube.com 第2の松田優作ともいわれた長身の男優 古尾谷雅人 www.youtube.com 画像の本は娘さんが描いたお母さん~小川真由美 奥さんが綴った旦那さん~古尾谷雅人 との壮絶…

この1曲を忘れない③ トワ・エ・モア Char ハイ・ファイ・セット ・・・

邦楽の2回目ということで。 かまやつひろし「ソー・ロング・サチオ」(1970年) 2000年代に入ってから歌詞を大幅に変えた バージョンもあって、そちらも素敵ですよ。 youtu.be トワ・エ・モア「愛を育てる」(1971年) 旭化成のCMでしたっけ…

昔観た映画の DVD 果たしてどこまで覚えているのか?

レンタルDVD、気軽でいいですよね。 買うと結構高いですし。 でまあ、どんどん借りたりするわけですが その映画の内容、果たしてどこまで覚えているんでしょうか? ちょっと自分自身の例でチェックしてみることに。 随分前のだと思うんですが、 借りたタ…

バスとモーターサイがあれば何処でも行けちゃうのさ

バンコクの一番発達している交通網は バスです。電車ではなくて。 実に多くの路線があって、乗りこなすには 外国人にはちょっと 敷居が高いかもですね。 エアコン無しのタイプですと約10バーツで均一料金 始発から終点のポイントまで長距離乗っても割安で…

日本のTV これはいらない

こちらは2016年に亡くなった 大橋巨泉の著作で、”遺書のつもりで書いている”とまえがきに書かれています。 これからの日本はもっと悪くなっていく そうならないために今「やめたら」よいことが、 様々な観点から論じられています。 その中に”テレビのや…

誰も清水作品のことを言わないのは不思議だ by 笠智衆

名優、笠智衆の言葉です。 (「俳優になろうか」朝日文庫より) ここで言われてる清水作品というのは、主に戦前に素晴らしい作品を 残した清水宏監督のことですね。 確かに小津、黒澤と比較すると一般的な知名度は グッと低い。 一本も観たことないよ、とい…

この1曲を忘れない②  バリー・ホワイト アラン・パーソンズ GO WEST・・・ 

昨日に続いて今日は洋楽編ということで。 THE CYRKLE「THE VISIT」1967年 60年代に数年間だけ活動したアメリカの4人組。 ヒット曲は別にあるのですが、このナンバーはボサタッチがクールですね。 youtu.be SPANKY AND OUR GANG「LIKE TO GET TO KNOW …

この1曲を忘れない① りりィ オフコース チューリップ・・・

アルバム全体ということでなく、その中の1曲が 耳にこびりついて離れないということありません? あるいはテレビで耳にしたり街角から流れてきたりとか。 りりィ「川原の飛行場」(1976年) 惜しくも亡くなられましたね。この曲は彼女の”予想される” 曲…

健康について考えるほど不健康になる?

いわゆる健康本とかサプリ、〇〇療法など 巷に溢れかえってますよね。 タイでも凄いですよ。 「これを飲めば~」「この器具を使って運動を続けていれば~」 もう通販番組、花盛り。 で、実際気にするというか実践している人も多いですよね。 △△ミン、今は毎…

三つのSURVIVAL  地震/砂漠/戦場

1976~78年に少年誌に連載された さいとう・たかをの「サバイバル」 突然、世界規模の大地震が発生し 一人取り残された少年が家族の無事を信じて 生き抜いていくというストーリー。 (絵柄が実に”昭和”ですね) まさに正統的な SURVIVAL 路線でありま…

超ズボラなバンコクの部屋食

バンコクの外食&持ち帰り事情は大変に充実していて ほぼ100%、私は自炊をしません。 せいぜいレンジかお湯を沸かす程度の作業だけ。 あとは箸かスプーン、フォークさえあれば事足りるという。 外食もせず、総菜など何も買わなかった時は実際どうかとい…

素敵なピアニスト&キーボード奏者たち

こちらはRACHEL Z というニューヨーク出身のキーボード奏者の ソロ作品。 上掲のアルバムには入っていないのですが W・ショーター作品をカバーした この演奏はいいですねえ、好みです。 youtu.be やはりピアニストというよりキーボードプレイヤーという印象…

新藤監督は映画への信念と女性への愛を貫いた

2012年に100歳で亡くなられた新藤兼人監督。 まさに戦後の邦画の歴史とともに歩んできた人ですね。 溝口健二のもとで厳しいシナリオ修行に耐えた日々は 初監督作品の「愛妻物語」(1951年)に登場します。 youtu.be 世界的な評価が高まったのは1…

ジーン・ケリーよりも更に上をいく? ドナルド・オコーナー

バンコクの郊外の華やかとはいえない商店街歩いていて 中古DVD見つけたんですね。 ジュディ・ガーランドのTVショーをパッケージしたもの。 渋~いアイテム、勿論買いましたよ。 でこの回のゲストがドナルド・オコーナーなんです。 誰それっ?てなりそう…

父から娘へ愛のように

ジャーナリスト 江川紹子の著作、 各界著名人(娘)と父との関係性が興味深く描かれています。 父と娘、なかなか上手くはいかないようですね、どこの家庭でも・・・ ロックの世界では父娘ともにミュージシャンという例が 結構あるんですが、画像右のイナラ・…

タイのアイドル歌謡黄金期 私のお気に入り

ロー~ハイティーンのタイポップス もう20年くらい前の時代ですけども・・・ youtu.be youtu.be youtu.be うーん、月並みな表現ですが 良い時代だったなあ! 最近もリユニオンコンサート、やってるみたいですね。 みんな、メイクが濃い~ですねえ。 今度、…

陽水時代~半世紀の王座

邦楽~日本のポピュラー音楽の「巨匠」という 称号で真っ先に思い浮かべるのは 井上陽水でしょうか、私の場合は。 ともかく作品のグレードが高いし、ボーカルも素晴らしいですから。 70年代から80年代にかけて、各アルバム よく聴いていました。 完成度…

最後の晩餐はカレーかラーメンか?

食通として名高い池波正太郎のエッセイを読んでいて ふと以前、友人たちと 「この世で最後の食事に選ぶとしたらカレー、それともラーメン?」 という話題で盛り上がったことを思い出しました。 寿司だ、お握りだ、ステーキだというのはさておいて この2品か…