バンコクマインド

タイの過去現在未来と音楽映画書籍の旅

つげ義春~モノクロームの万華鏡

f:id:bkkmind:20190428111042j:plain

 

幾度となくブームを巻き起こした

漫画家 つげ義春

 

近年は新作の発表が途絶えていますが

空前絶後の作品群をこれだけ残してくれたわけで

なんと私たち読み手は

幸せなことだろうかと思うのであります。

 

もっと世界的な評価、あっていいですよね。

 

研究本や評伝なども多数残されていますので

何をいまさらですが、

「海辺の叙景」「ほんやら洞のべんさん」「モッキリ屋の少女」・・・

もう、これは”人類の宝物”ですよ。

 

youtu.be

 

竹中直人の初監督作品が「無能の人」(1991年)でした。

 

これだけ評価が確立されている作品の映像化というのは

かなり難しい部分が多いと思うのですが

とてもこだわった丁寧な画面作りをしているのが

よく伝わってきました。

きっと熱烈なつげファンでいらっしゃるのでしょう。

 

石井輝男監督の「ゲンセンカン主人」(1993年)

は原作のイメージを壊さないように作られたもので

岡田奈々、好演でしたね。

 

youtu.be