ビートルズのかの”アビー・ロード”で
エンジニアリングを担当したアラン・パーソンズ。
1970年代後半から80年代にかけて
自身の名を冠したプロジェクトで次々にヒットを放つようになります。
本人は歌いませんので、曲によってゲストボーカリストを迎えるのですが
1984年の DAYS ARE NUMBERS というナンバーで
リードボーカルを取っているのがクリス・レインボウという
アーティストです。
美しい旋律で人気の高い曲ですが、
まあ、そこはやはり”お呼ばれお仕事”
このクリス・レインボウは70年代にソロアルバムを何枚か出していて
(商業的には全く成功せず)
そのなかに超絶の作品が
幾つか収録されているのであります。
もう出だしのワンマンコーラスから尋常でない
素晴らしさ!
感触でいうとブライアン・ウィルソンやトッド・ラングレンに
近いものがありますね。
そのブライアンに捧げた
”DEAR BRIAN“”
という曲。
あまりの出来栄えに言葉がありません。
私はブライアンの熱烈なファンということもあるのですが
この曲を初めて聴いたときは震えがきましたよ。
(ブライアンについてはまたそのうちにね)
クリスは2015年に長い闘病のうえ
パーキンソン症候群で亡くなりました。
本人名義の大きなヒットはありませんが
これらの楽曲は私にとってはもう
神聖な領域の作品群ですね・・・
RIP. CHRIS RAINBOW(1946-2015)