バンコクマインド

タイの過去現在未来と音楽映画書籍の旅

エバンス、フラナガン、そして21世紀の素晴らしきジャズ・ピアニストの演奏に酔いしれる

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トミー・フラナガン(1930~2001)の

1982年作品。

 

ジョン・コルトレーンソニー・ロリンズなどのジャズ・ジャイアン

と共演したことでよく知られていますが、自身のリーダー作も

多数発表しています。

 

このアルバムはコルトレーンの追悼盤として制作されたもので

気合が入った演奏が続く力作。

 

Mr.P.C.

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名作 ”ジャイアント・ステップス” の収録曲ですが

オリジナルのコルトレーン盤(そこでのピアノもフラナガン

と聴き比べてみるのもオツですね。

 

My Bells

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ビル・エバンス作の ”マイ・ベルズ”

弾いているのはウォーレン・バーンハート(1938~)

という人ですが、上手いですよねえ。

あまり目立つ人ではないですけれど

好きなピアニストです。

 

本家本元の演奏を聴いてみましょうか。

クラウス・オガーマンのオーケストラとの共演盤(1966年)から。

 

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もともと流麗で美しい曲ですけれど

ここでは4分弱の短い間に

オーケストラのテーマ提示→トリオ演奏→エバンスのソロ→オーケストラのエンディング

と、美味しいところがギュッと詰まった構成。

さすがオガーマンならではの仕上げの良さです。

 

Camarinhas

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締めは知られざる(といってはいけませんね)

新世代の弾き手を。

ロニー・リン・パターソンの "FREEDOM FIGHTERS”(2008年)

というアルバムからのナンバー。

 

おお、こ、これは素晴らしい。

キース・ジャレット直系という印象を受けますが、

チック・コリアエバンス好きにも大いにアピールしそうな。

プラス独自の感性が加わって、実に魅力的です。

初めて耳にした時、この曲

5回続けて聴いちゃいました。

 

アメリカ生まれの人ですが

現在はヨーロッパで活動しているようですね。

リーダー作は少ししかないのですが

勿体な~い!

 

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インストアライブのようですが

なんでも弾けちゃうという感じですね。

もっともっとメジャーになって然るべき人なのに・・・

 

Summernight 

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