ラテンという括りはあまりに広すぎますけれども
よく聴くアルバムをランダムに10枚ほど。
縛りは同一アーティスト(グループ)は1枚のみということで。
あくまで門外漢、ド素人のセレクションです。
マルコス・ヴァ―リ “プレヴィザォン・ド・テンポ”
傑作目白押しのヴァ―リ。愛聴盤はたくさんあるのですが、白日夢度100%の本作は
聴く度にトリップ出来ますね。頭の中が(音楽の)ソーダ水ですっきりしますよ。
ジョアン・ドナート ”ケン・エ・ケン”
これぞ超ソフィスティケート、押しつけがましさゼロの世界。下手なフュージョン、イージーリスニング系のアルバムを100枚買うより満足すること間違いなし。
アントニオ・カルロス・ジョビン ”ストーン・フラワー”
御大ジョビンは60年代の諸作が有名ですけれど、70年発表の本作も渋いですね。アレンジはオガーマンではなくてデオダードが請け負っていますが、良い仕事ぶりです。
Children's Games
アルトゥール・ベロカイ ”アンコール”
2007年作ですが、これは傑作。ブラジル音楽の、ということでなくジャンルを超えてのマスト・バイであります。熟練の板前さんが握る、至高の握りの数々。
ワンダ・サー ”ヴァガメンチ”
ロック、ソウル、ジャズなどの女性ボーカルを加えて比較しても、1,2を争うお気に入り盤です。これだけムードが溢れている作品って他に無いでしょう。
あなたは愛してくれた
ラテンミュージックの巨人ミルトン・ナシメントの盟友のソロ(1979年)。収録曲の粒が揃っている良作ですね。ナシメントとの共作にして稀代の名曲 ”街角クラブ2” 入り。
イヴァン・リンス ”Depois dos Temporise”
超ビッグネームの1983年録音盤。こちらも佳曲満載、捨て曲無し。リズムセクション&ストリングスのアレンジもバッチリなんですが、オリジナルのアナログ盤あまり見かけませんね。
ブラジルだけで7枚になってしまいました。
あとは駆け足で、
ルーベン・ブラデス ”エセーナス”
ニューヨークラテン~サルサの第一人者ですが、ロックミュージシャンとのコラボや俳優業、政治家としての活動などエネルギッシュな人でしたね。これは1985年発表ですが、当時アナログ盤を買ってよく聴いていました。
ザ・ウェイラーズ ”バーニン”
バニー・ウェイラーとピーター・トッシュ在籍の最後のアルバム。ボーカル面では、ボブ・マーリー1人になってからよりも好きですね。
Stir It Up
アストル・ピアソラ ”タンゴ・ゼロ・アワー”
言わずと知れた名盤中の名盤。プログレッシブ・タンゴとでも形容すればいいのか、完全にワン&オンリーの音世界です。録音時ピアソラは65歳くらいかな、尽きぬ想像力にただ脱帽。
ということで最後は取って付けたようになってしまいました。
あっ、ジョアン・ジルベルト入ってないな。
ブエナビスタも・・・
どだい10枚なんてのは出来ない相談なのですが。
しかしラテンの国々
一度はあちこちゆっくり
巡ってみたかったですねえ・・・