ラムゼイ・ルイスが亡くなりましたね。
ジャズのフィールドにとどまらず
実に知名度が高い人で、リーダー作も膨大な数。
オールドファンには60年代のトリオ時代が、
フュージョン好きには70年代の作品群が親しまれています。
(レコード・コレクターズ/2011年12月号)
手許にある音楽雑誌にラムゼイのロングインタビューが。
オープンマインドな人柄が良く伝わってきます。
EW&Fのモーリス・ホワイトが一時期メンバーだったことは有名ですが、
独立後もなにかと交流が続いていたのも
ルイス師匠の人徳なのでしょうね。
モーリスだけでなく、
トリオ時代のベーシストとドラマーが結成したグループ
にも大ヒットがあります。
Young-Holt Unlimited "Soulful Strut"
シンプルな曲調ですが全米3位まで上昇。
ラムゼイは福の神、なのかもですね。
さてこの曲、実はもともと
女性のボーカルが録音されていたのですが
ボイス部分をピアノ演奏に差し替えて
発売されたという経緯があります。
オリジナルはこちら。
Barbara Acklin "Am I The Same Girl"
歌声の主、バーバラ・アクリンは
作曲も手掛ける才女で
なかなか素敵なアルバムを
60年代後半に数枚発表しています。
Swing Out Sisters "Am I The Same Girl?"
このバージョン(1992年)に
馴染みがある人も居るでしょうね。
私はダスティ・スプリングフィールドのカバーが好きなんですが・・・
おっとっと、トピックがどんどん外れてきてしまいました。
ラストはモーリス・ホワイトとこれまた才人
チャールズ・ステップニーのプロデュースによる
ラムゼイのプレイで締めましょう。
Ramsey Lewis "Nicole"
R.I.P RAMSEY LEWIS (1935-2022)