バンコクの古本屋で
フリーダ・カーロの生涯を追った書籍を買いました。
(フリーダ・カーロ~引き裂かれた自画像/堀尾真紀子著/中公文庫)
フリーダに関する書籍や映像作品は数多く作られていますので
その波乱に満ちた一生~47年間と決して長くはないのですが
についてはよく知られているところです。
頁をめくるうちに、以前にも
フリーダの絵を見た記憶が蘇ってきました。
しかし画集だったのか、それともなにかのテレビ番組だったのか
思い出せません。
気になって、手許にある(残っている)本を片っ端から読み返してみると
というスケッチ&エッセイ集にその名前を見つけました。
でも、これではない。
フリーダの作品に
もっと昔に出逢っていたはずなのですが・・・
私は絵画についてはまったくの門外漢なので
彼女の絵がどのような評価をされているのか
どのような位置づけをされているのか知りません。
しかしたった一つですが、分かることがあります。
それは彼女の絵を見れば
フリーダという人がどういう女性であったかということが
明確に伝わるということ。
感情の起伏が激しく、誇り高く、他人の視線に敏感で、
仲間想いで、傷つきやすく、誠実で濃密な愛情をいつも求めていたこと
・・・
ご本人と楽しくコミュニケート出来るかといえばそうでもないでしょう。
でも、フリーダの絵を見れば
彼女と楽しく会話が出来そうな気がするのです。
お喋りのきっかけを幾つも幾つも
描いてくれていますから。
”ところであなた、私の絵を最初に見たのはいつ?まだ思い出せないの?”
と軽くジャブが飛んできそうですけれどね・・・