バンコクマインド

タイの過去現在未来と音楽映画書籍の旅

FRIDA KAHLO~フリーダ・カーロについての記憶の断片

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バンコクの古本屋で

フリーダ・カーロの生涯を追った書籍を買いました。

フリーダ・カーロ~引き裂かれた自画像/堀尾真紀子著/中公文庫)

 

フリーダに関する書籍や映像作品は数多く作られていますので

その波乱に満ちた一生~47年間と決して長くはないのですが

についてはよく知られているところです。

 

頁をめくるうちに、以前にも

フリーダの絵を見た記憶が蘇ってきました。

しかし画集だったのか、それともなにかのテレビ番組だったのか

思い出せません。

 

気になって、手許にある(残っている)本を片っ端から読み返してみると

山本容子の「女・女」(中央公論社

というスケッチ&エッセイ集にその名前を見つけました。

 

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でも、これではない。

フリーダの作品に

もっと昔に出逢っていたはずなのですが・・・

 

私は絵画についてはまったくの門外漢なので

彼女の絵がどのような評価をされているのか

どのような位置づけをされているのか知りません。

 

しかしたった一つですが、分かることがあります。

それは彼女の絵を見れば

フリーダという人がどういう女性であったかということが

明確に伝わるということ。

 

感情の起伏が激しく、誇り高く、他人の視線に敏感で、

仲間想いで、傷つきやすく、誠実で濃密な愛情をいつも求めていたこと

・・・

 

マティスセザンヌの作品を見たからといって

ご本人と楽しくコミュニケート出来るかといえばそうでもないでしょう。

でも、フリーダの絵を見れば

彼女と楽しく会話が出来そうな気がするのです。

お喋りのきっかけを幾つも幾つも

描いてくれていますから。

 

Frida Kahlo - 17 Artworks, Bio & Shows on Artsy

 

”ところであなた、私の絵を最初に見たのはいつ?まだ思い出せないの?”

と軽くジャブが飛んできそうですけれどね・・・

 

Frida Kahlo in 'Gringolandia' - The New York Times