バンコクマインド

タイの過去現在未来と音楽映画書籍の旅

私の考える ”妄想東京オリンピック 2021”

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東京オリンピックについて巷で色々と。

もう待ったなしですからね、

今回は延期というチョイスは出来ないので

GOかSTOPの2択。

 

率直にいえば  ”オリンピック” は無理ではないかなと。

開催国(日本)および世界各国が

喜んで迎える&安心して行ける

状況にあるとはいえないでしょう・・・

 

でもアスリートの方の気持ちというか想いも分かる。

もし何らかの形で開催するのなら

無(あるいは少)観客での "記録会” 的なものかなと。

国別のメダル競争とかは無し~参加国が限定されるでしょうし。

しかし個人の記録は正式に認定されると。

そうすれば個々の選手のモチベーションも保てるような。

 

銭勘定その他の問題もあるのでしょうけど

この辺りが落としどころではないかな

なんて思うのですね。

 

もし、そういう「競技会」が開催されたとしたら

個人的に観てみたいのはトラックの陸上競技ですかね、私は。

男子の100M×4リレー

(昔はね、この競技で日本が世界でも上位にランクされるなんて思わなかったですよ)

女子では新谷選手の雄姿にも期待したいですね。

 

世界では

エチオピアのギデイ、

フォームが優雅ですよね。

 

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これは名勝負でした。

オランダのハッサン

ドイツのクロスターハルフェン

も素晴らしい!

 

しかしギデイ、美しいですよね。

女優さんみたい。

 

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あとポーランド女子の

400Mx4リレーのチームも好きなんですよね。

バトンを受け取る時の姿勢が

際立って整ってるんです。

 

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さて前回の東京オリンピック(1964年)では

市川崑監督が素晴らしい記録映画を製作しました。

一時は、かの黒澤明も候補に上がっていたようですね。

 

”黒澤さん、うるさかったろうなあ。ゴールし終わっても、キャメラに向かって「まだ、まだッ、もっと回し続けろッ」とか言ったりして”

(異説 黒澤明文春文庫ビジュアル版白井佳夫氏の発言)

 

なんか、目に浮かぶような(笑)

で、今回も世界の映画監督(関係者)に広く

映像の製作を依頼してみたらどうでしょうかね、

 

試合そのものは勿論のこと

今、世界がこういう事態に置かれていて

あらゆる角度から映像が構成できるんじゃないでしょうか。

特色ある作品が次々に産まれるんじゃないかなあ。

 

多少なりとも収益増に寄与できるかもしれないし

後世の人が観ても興味深い記録になるような気が。

 

日本では河瀬直美監督が任されてますね。

 

海外だったらコーエン兄弟とかね。

あっ、タランティーノはどうかしら、

凄いものが出来上がりそうです・・・

 

いっそ

今は天国に居られる歴代の巨匠に声をかけたらどうでしょう?

そしたら権利関係とか感染の恐れも考慮しなくていいしね。

スタッフも連れてきてもらって。

 

小津監督が撮ると、ローアングルによる棒高跳びの構図が新鮮。

ヒッチコック版ではレース中に選手が失踪するハラハラドキドキのサスペンス。

選手村での国を越えた一瞬の愛と別れが描かれるトリフォー作品。

競技の場面がほとんど映らず、選手同士の会話が延々と続く成瀬巳喜男タッチ。

 

キューブリックには閉会式に巨大な宇宙船がやってきて

地球上のコロナウイルス

持ち去ってくれる宇宙人が登場する~

そんなSF超大作を期待したいなあ・・・

 

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