今日と明日の2回、
往年のミュージカル映画で
魅惑的な踊りを披露してくれた
麗しの女性ダンサーを10人
取り上げてみることにしてみましょう。
"Fascinatin' Rhythm (1941) Eleanor Powell
ガーシュウィンの ”魅惑のリズム” を
軽快に踊るエレノア・パウエル。
映画史に残る名シーンですね。
ダンスは勿論のこと
音楽&カメラワークがあまりに完璧で。
Behind-the-scenes look at Eleanor Powell's flawless dance to "Fascinating Rhythm"
この映像を見ると
ワンテイクで撮ってるんですね。
まさに映画の醍醐味の極地!
エレノアは引退が早かったですけれど
まさに国民的~という形容がピッタリの
大スターでしたね。
"Isn't This a Lovely Day?"(1935) Fred Astaire and Ginger Rogers
アステアとの名コンビが
あまりに有名なジンジャー・ロジャース。
「踊らなく」なってからも、演技のほうで
アカデミー賞を受賞していて
息の長い活動をした人ですね。
(スリムに見えますが、意外と骨太でガッチリ)
"Hit The Deck" (1955) Ann Miller
原色のコスチュームがよく似合う
アン・ミラー。
恋敵の配役が多かったような気がしますが
「ちゃんと綺麗に撮ってね!」
という、カメラ目線がいいんですよね。
"Mulholland Drive" (2001) Ann Miller with Naomi Watts
”マルホランド・ドライブ” では
25年ぶりにスクリーンに登場。
出番は少なかったですけれど
強烈な印象を残しました。
強烈な印象といえば
この人、ヴェラ・エレン。
ウェストがあまりに細い・・・
"Miss Turnstiles" (1949) Vera-Ellen
身体能力が高いので
体操選手のような感じもしますね。
身体面の不調や子供を早く亡くすなどの
トラブルがあって、60歳で世を去ったのが
惜しまれますね。
この人はもう大人の成熟した魅力ですね。
美人でスタイルも良く
気品があってかつセクシー。
ミュージカルスターの完成形かと。
"The Red Blues" (1957) Cyd Charisse
華があって素晴らしい。
フレッド・アステアも激賞していたのが
頷けます。
ちなみにアステアの評伝
「アステア ザ・ダンサー」ボブ・トーマス著/武市好古訳
には、共演した女性パートナーへの評価や感想が述べられていて
必読ものですよ。
では明日も引き続き
FASCINATING なダンスの数々を
堪能することにしましょう!