きょうはまったく対極にある2曲
これをですね、聴き比べていきたいなと。
優劣ということではないんですが
ここまで違うのかという。
DEEP PURPLE HIGHWAY STAR
出ました、パープル黄金期の代表的ナンバー(1972年)
もうイントロの雄叫びからして
まさにハードロックの雛形であります。
出だしの歌詞も
Nobody gonna take my car
I'm gonna race it to the ground
Nobody gonna beat my car
It's gonna break the speed of sound
俺の車に追いつけるヤツはいやしない
地の果てまでぶっ飛ばしてやるぜ
俺の車を抜ける野郎が居るかい?
音速モードでぶっちぎるのさ
・・・まあ、意訳ですけどそんな感じでしょう。
車やバイクなどの乗り物に例える歌詞って
ハードロック、メタルには多いですよね。
当然、これは性的な隠喩になってるわけで
(そのまま表現すると非常に際どいことを)
ドカーンと言えちゃいますからね。
レインボー(リッチー・ブラックモア!日本で人気凄かったんですよ)の
”KILL THE KING”(1977年)も
Danger, danger
the Queen's about to kill
There's a stranger, stranger
and life about to spill
・・・
いきなりストレンジャーが殺しに来ると。
そりゃー、デンジャーですわな。
RAINBOW KILL THE KING
ともかく全開、最初からフルスロットルの世界。
さて、パープルの ”ハイウェイ・スター” とほぼ同時期の
フィーリーソウルのヒット曲を聴いて(観て)みましょうか。
COULD IT BE I'M FALLING IN LOVE THE SPINNERS
あまりにスタイルが違う~ロックとソウルという
ジャンルの違いは別としてですね、
「入り方」が全く別物。
実になにげないイントロに続いて
ボーカルが ”いつのまにか” 始まっています。
さあさあ、今から歌いまっせ
というタメがまったく無い。
Since I met you I've begun to feel so strange
Every time I speak your name (that's funny)
君の名前を口にする度に
不思議なときめきを感じるんだ
そう、君に出逢ってからずっと
(可笑しいだろ?)
という感じで、気張りとか盛ってる表現は皆無。
ごく日常の会話が
メロディーにトッピングされてるだけ。
両者を比較すると
ラーメンでいうところの、二郎系とあっさり醤油味みたいなもんですかね
(例えが無茶苦茶ですが)
ホントにもう、これは好みの問題ですね。
皆さんはどちら派?
私は、いつもはあっさり味
ごくたまにこってり系もいいかと。
それは、ズルいかな(笑)
GAMES PEOPLE PLAY THE SPINNERS