カラオケを歌わせたら、玄人はだし
という人って居ますよね。
いやいや、確かになかなか大したもんだという。
今日は、自称名人の方々も降参するであろう
難曲を2曲ばかり。
どちらもテンポはゆっくりしていますし、
コーラスとの複雑な絡みも無いので
”楽勝じゃん!”
と思いがちなのですが
多分、一人籠って練習を重ねても
制覇するのは難しいのではないかと。
まずは洋楽曲。
稀代のヒットメーカー
バリー・マン&シンシア・ウィルの作った
"NEVER GONNA LET YOU GO"
男女デュエットで大ヒットになった
セルジオ・メンデスのバージョンですが
「なんだ、よくあるAORテイストバラードじゃん。俺にまかせろ」
しかし、歌っていくにつれ
どんどん苦しく余裕が無くなっていき、
真綿で首を締められる辛さがつのる一方。
技巧の極致といった展開で、
セルメンのライブ映像を見ても
女性シンガー、限界状態ですね。
Never Gonna Let You Go Sergio Mendes
この難曲をサラリとこなしているのが
ベテラン、ディオンヌ・ワーウィック。
同じく超絶難しいバカラックナンバーの数々をヒットさせていますので
貫禄が違いますね。
”歌えるものならあなた、やってごらんなさい”
とジャケットもそう言っております。
Never Gonna Let You Go Dionne Warxick
歌詞が英語だから難しいのさ・・・
ではこの曲はいかがでしょう。
Mr. Cloudy Sky 五輪真弓
五輪真弓の初期作品
”ミスタ―・クラウディ・スカイ”
バックの演奏&アレンジがこれまた素晴らしいのですが
ゆったりとした浮遊感のある印象的なナンバー。
さて、変にメロディを崩したり
語尾をシャウト気味にして誤魔化したりしないで
忠実に歌えるでしょうか?
オリジナル版のように。
こちらの曲もおそらく
途中で降参、となる公算大。
転調パートが難しいし
そもそも息が続かなくなるでしょう。
そう考えると、20代前半で
この曲を作って歌った五輪真弓は
改めて凄かったということになるわけですが。
歌詞も素敵ですね。
機会があれば挑戦なさってみてはいかがでしょう。
ミスター・クラウディ・スカイ
おはようクラウディ・スカイ
ミスター・クラウディ・スカイ
おはようクラウディ・スカイ
朝をあるけば なにがあっても
笑い流してしまえそう
まだ起きたばかりの 白いアスファルトだから
おだやかなあしどりで あるいてあげよう
あくびをしているような
白いくもり空だから
さわがしくあいさつをしてあげよう
にぎやかに話しかけてあげよう
ミスター・クラウディ・スカイ
おはようクラウディ・スカイ
ミスター・クラウディ・スカイ
何故今朝はそんなに
浮かない顔でいるの
ミスター・クラウディ・スカイ
・・・
朝をうたえばなにもかもが
冬の眠りからさめてしまいそう
まだ生まれたばかりのおさなごのために
おだやかなメロディでうたってあげよう
ためいきついているような
白いくもり空だから
さわがしくあいさつをしてあげよう
にぎやかに話しかけてあげよう
ミスター・クラウディ・スカイ
おはようクラウディ・スカイ
ミスター・クラウディ・スカイ
何故今朝はそんなに
浮かない顔でいるの
ミスター・クラウディ・スカイ
・・・
(作詞/作曲 五輪真弓)