ちょっと前に
”ふむふむ、外国人の選んだ日本映画ベスト40って・・・”
というトピックを書きまして。
で、それに倣ってやってみました。
自分が選んだ洋画版。
条件は同一監督からは2本まで。
アニメーション作品は除外ということで。
私は映画のマニアやファンなどと呼べるような数を
まったく観てませんので、お恥ずかしい限り。
あくまでごく限られたなかでのチョイスであります。
*全体がうまく構成されていて、過不足が無い
*バランスは取れていないが、忘れ難いシーンやセリフがある
この2系統が混在していますので、変なラインアップかもですが。
順位をつけるとかは出来ないので
製作年順に並べました。
1912 THE LAND BEYOND THE SUNSET(米)
1919 散りゆく花(米)
1928 裁かるるジャンヌ(仏)
1928 キートンの蒸気船(米)
1940 独裁者(米)
1943 MESHES OF AFTERNOON(米)
1945 無防備都市(伊)
1947 殺人狂時代(米)
1954 現金に手を出すな(米)
1954 スター誕生(米)
1960 アパートの鍵貸します(米)
1960 処女の泉(スウェーデン)
1962 女と男のいる舗道(仏)
1967 愛の調書、又は電話交換手失踪事件(ユーゴスラビア)
1967 冒険者たち(仏)
1968 猿の惑星(米)
1969 真夜中のカーボーイ(米)
1971 フレンチコネクション(米)
1973 エクソシスト(米)
1973 ジャッカルの日(英・仏)
1974 ザッツ・エンターテイメント!(米)
1978 DAWN OF THE DEAD(米)
1980 シャイニング(米)
1985 未来世紀ブラジル(英)
1991 そして人生は続く(イラン)
1994 エド・ウッド(米)
1994 パルプ・フィクション(米)
1996 ファーゴ(米)
1997 運動靴と赤い金魚(イラク)
1997 ブレイブ(米)
1999 SIXTTYNIN9(タイ)
2001 マルホランド・ドライブ(米)
2001 バーバー(米・英)
2004 ショーン・オブ・ザ・デッド(英・米)
2014 ラブ&マーシー(米)
2015 フリーランス(タイ)
最初、まずは200本
次に100本くらいにして
そこから絞っていったんですが、
好きな映画 (特に戦前のものやミュージカル、B級テイスト系)が
ボロボロこぼれていきました。
40というのは難しいですね。
私の印象では
映画は最初の数十年間で
およそ全ての考えられうる表現の可能性を
実現~達成してしまっているので
後年になるにつれ、
(製作サイド)は大変だろうなあ、厳しいなあ
という感が強かったりします。
映画評論家の大家
生涯に二万本の作品を観たといわれる
双葉十三郎(1910~2009)の著作に
”映画は二十世紀で終わった(二十世紀の芸術だった)”
という言葉がありますが、私も同じ心持ちですね。
別に昔が良かったとか郷愁で言ってるのではなく
(そもそも産まれていない時代のものが多い)
客観的な事実としてなんですが。
勿論新しい出会いにも期待したいですけれど、
人間ドラマなら
ミステリーなら
ミュージカルなら
コメディなら
SFなら
ホラーなら
・・・
それぞれ、これだ!という数本に出逢うことが出来ましたので。
美味しい映画でお腹は十分いっぱいです。
(音楽はこれまた別腹)
Lillian Gish a scene from BROKEN BLOSSOMS (1919)