バンコクマインド

タイの過去現在未来と音楽映画書籍の旅

映画

ベストというよりお気に入り 歴代日本映画パーソナルTOP40

以前、洋画版でやったので 今回は日本映画のフェイバリット40を。 縛りは同一監督では3本まで。 アニメーションやドキュメンタリー作品は外しています。 1925 雄呂血 (二川文太郎) 1928 十字路 (衣笠貞之助) 1934 隣りの八重ちゃん (島…

やってる やってる・・・サブリミナルショット IN THE MOVIE

サブリミナル効果 という言葉がありますよね。 映像のなかに瞬間的に 「ポップコーンを食べよう」 と書かれたメッセージを入れ込んだら 映画館の売店の売り上げが 顕著に増えたという話はよく知られています。 こちらはイタリアのホラー映画 ”サスペリア”(…

加山雄三のお父さんは超イケメンだった~上原謙主演の ”浅草の灯”

80歳を越えて、今なお 精力的に芸能活動を続けている 加山雄三。 30年ほど前に亡くなられていますが お父さんの上原謙は、 一世を風靡した2枚目俳優でした。 戦前戦後を通じて膨大な数の映画に出演していますが、 自伝の ”がんばってます” (共同通信社…

1963~1964 女優 左幸子の濃密な2年間

亡くなって20年ほど経ちますが 左幸子、という女優がいます。 50年代から映画出演をしていますが キャリアの最盛期は60年代。 日本の映画史に残る作品群に 立て続けに登場します。 ”飢餓海峡” 監督/内田吐夢 全編3時間という超大作。日本各地で大々的…

高度成長時代のニッポン無責任時代、その何気ない面白さ

”ニッポン無責任時代” といえば 全部で30本も作られた クレージーキャッツ関連映画の最初の作品。 次作の”ニッポン無責任野郎”とともに シリーズ中でも高く評価されています。 製作年は1962年~昭和37年 ”最初の”東京オリンピックの2年前のことです…

どうしたんだ Hey Hey... 名作 ”恐怖の報酬” のリメイク版の出来は如何に

1953年のフランス映画 ”恐怖の報酬” イブ・モンタンが主演ですが こちらはもう、映画史に残る傑作ということで 評価が定着しています。 舞台は南米奥地、訳ありの男たちが ほんのちょっとの振動で爆発してしまう ニトログリセリンをトラックで運搬すると…

シュルレアリスム? 実験映画? いやいやコメディでしょう、これは~”アンダルシアの犬”

”アンダルシアの犬” (Un Chien Andalou) 映画について語られる際、間違いなく言及される 超定番作品(1929年) 監督がルイス・ブニュエル 共同制作者にかのサルバドール・ダリ 20分ちょいの小品なんですが 女性がナイフで目を切りつけられるシーンが…

クレージーどころかエリート集団だったクレージーキャッツ

1960年代~70年代前半に なんと30本もの映画が製作された クレージーキャッツ (スピンオフ的な作品も含む) なかでも1962年の ”ニッポン無責任時代” は 日本の代表的喜劇映画として 古典的な地位を確立しています。 実はこの映画、 よく取り上…

あなたが去ってから私の心は荒れ模様・・・STORMY WEATHER

STORMY WEATHER~ストーミー・ウェザー というタイトルの 1930年代に作られたスタンダードナンバーがあります。 あなたがいなくなってから 心には雨が降り続いている どうして空に太陽が輝かないのでしょう 私のハートは荒れ模様 ・・・ といった、恋人…

前田通子~グラマラスな肢体の影に隠された涙

前田通子(みちこ) 1950年代中頃に短期間 多くの映画に出演した女優さんです。 当時としては肌の露出の多い役柄が多く 男性ファンの人気を集めました。 1956年の ”女真珠王の復讐”では 共演陣が 藤田進、宇津井健、丹波哲郎、天知茂 と豪華な顔ぶれ…

ベストというよりお気に入り 歴代外国映画 パーソナルTOP40

ちょっと前に ”ふむふむ、外国人の選んだ日本映画ベスト40って・・・” というトピックを書きまして。 で、それに倣ってやってみました。 自分が選んだ洋画版。 条件は同一監督からは2本まで。 アニメーション作品は除外ということで。 私は映画のマニアや…

行くなら日本、それとも西欧の地獄? ロビン・ウィリアムズ&中川信夫

名優、ロビン・ウィリアムズの主演作 ”奇蹟の輝き~WHAT DERAMS MAY COME”(1998年) 事故死して天国に行ったウィリアムズが その後、自殺して地獄に墜ちてしまった妻(アナベラ・シオラ) を助けに向かうというファンタジー色の強い内容。 原作は ”地球…

Gaslight~ガスの灯りの怪しい煌めき バーグマンそしてスティーリー・ダン

ジョージ・キューカー監督の1944年作品 ”ガス燈” イングリッド・バーグマンがアカデミー主演女優賞を獲得した 彼女の代表作の1本でもあります。 オペラ歌手志望のイングリッドは 本来明るい性格の女性なのですが 結婚したばかりの夫(シャルル・ボワイ…

ノー・プラン&ノー・キャラクター カサヴェテスのマジック爆発 ”こわれゆく女”

”こわれゆく女~A Woman Under The Influence” ジョン・カサヴェテス監督の1974年作品ですが これは強烈ですよ。 ある意味、映画史に残る孤高の一本。 ちなみにカサヴェテスは俳優としても知られていて www.youtube.com ”ローズマリーの赤ちゃん"での ミ…

菅井一郎と杉村春子の演技に唸る、豊田四郎監督作品 ”小島の春”

戦後に ”夫婦善哉” ”猫と庄造と二人のをんな” などの名作を送り出した 豊田監督の1940年度作品。 主題は 当時業病と恐れられていた ハンセン病です。 ハンセン病については多数の著書がありますが 上掲の書籍は、 療養所のなかに更に”隔離施設”が設けら…

ミュンヘンオリンピックの金メダル & ”ブラック・サンデー”

1972年に開催されたミュンヘンオリンピック 各競技で一番印象に残っているのが 松平監督率いる男子バレーボールチームの優勝。 当時はテレビで ”ミュンヘンへの道” という アニメーションと実写パートを組み合わせていた番組があって 盛り上がっていたん…

世界最高峰の文学作品 ”罪と罰” を再読するも、僅か67ページで挫折する

この世の中にいったい、 どれだけの数の小説があるか知りませんが それらすべての頂点、絶対的な存在であろう ドストエフスキーの ”罪と罰” 遠い遠い昔に読んだとは思うのですが 棚の奥の奥に、文庫本がありましたので なにげに手にとって頁をめくってみまし…

なんでそうなるの? 目覚めて自虐のキテレツ夢世界

この前、変な夢みたんですよ。 回転寿司屋のカウンターに座っている自分。 お茶用の熱いお湯が出る注ぎ口がありますよね。 そこから止まらないんですね、次々お湯が出てくる。 カウンター内の店員さんはおろおろしているばかり。 で、店長さんを呼んでと私。…

怖いシーン以外に見どころがいっぱい!ただのオカルト映画ではない ”エクソシスト”

”エクソシスト~EXORCIST”(1973年) そう、あの あまりにも有名な怪奇映画。 確かに怖いシーン、いっぱいあって強烈。 それにまつわる逸話も実に数が多くて それだけで一冊の本が書けちゃうという。 私、この映画 非常に好きで マイ・ベスト100確定…

「絶対に相手から目をそらさない」2大ギャング映画 ”犯罪王リコ” ”民衆の敵” 

こちらの2本は どちらも1931年に公開された ”犯罪王リコ” ”民衆の敵” いわゆる暗黒街もの~ギャングの闘争、警察との攻防を描いています。 この僅か数年前までは まだサイレント映画の時代だったわけですが 音がつきますと、カーチェイスや拳銃の撃ちあ…

機関車も飛行機も動かなかった~KUROSAWAに立ちはだかったカルチャーショック

1965年に ”赤ひげ” を撮り終えた 黒澤明監督は、自らのプロダクションを設立し 海外進出を試みます。 (既に斜陽の時代を迎えていた日本の映画界では、黒澤の思うような作品は製作が困難になっていました) 幾つかの企画があったようですが ”暴走機関車”…

コッポラ監督の心象ロードムービー ”THE RAIN PEOPLE~雨のなかの女”

フランシス・フォード・コッポラ監督の 1969年作品。 あの、あまりにも有名な ”ゴッドファーザー” の前作ですが 作風はまったく異なります。 (テーマは同一の部分もあるのですけれど) ニューヨークに暮らすシャーリー・ナイト 友人たちに祝福され、華…

このテンションはまさに一期一会、溝口健二と田中絹代の限界勝負 ”西鶴一代女”

溝口健二監督の1952作品。 これは強烈、画面からヒリヒリした緊張感が伝わってきます。 監督の作品でいうと 全体の完成度、スケールの大きさでいえば ”雨月物語” 流れるような場面展開、まさに名人芸の ”近松物語” なんですけれども 気迫がですね、監督…

永遠のジョアンナ・シムカス! 嫌いな人は誰もいない ”冒険者たち”

1967年、ロベール・アンリコ監督の ”冒険者たち”(フランス・イタリア共同製作) これは完璧な鉄板映画。 評価、好き嫌いというのは人によって様々なわけですが この作品を観て 「つまらない」「駄作だ」「印象に残る場面がない」 と言う人は多分、誰も…

ふむふむ、外国人の選んだ日本映画ベスト40って・・・

映画のランキングものって 色々ありますよね。 日本では専門誌のキネマ旬報によるものが 一番権威があるでしょうか。 さて、外国人による日本映画の評価って どうでしょうね。 勿論これまた実に多くのタイプがあるでしょうけれど。 たまたま見かけたサイトで…

大根と人参

なぜかふと、大根が食べたくなって・・・ タイには野菜が豊富にありますけれど 大根ってそれほどタイ料理に使われないんですね。 (逆に日本より大活躍なのはインゲンとか筍かな) 近所のスーパーで買ってきました。 一キロあたり、100円ほど。 あと人参…

ペーソスあふれる長さんの演技が光る、”ザ・ドリフターズの極楽はどこだ!!”

全部で20作以上製作された ドリフターズ主演映画の後期の一本(1974年) この頃になると、初期の いかりや長介のメンバーへのしごき それに反抗、仲間割れなどしながら 最期はグループで団結していく という構図は崩れていて、 下町ホームドラマのよう…

黒澤明&マイルス・デイビス 二大帝王の80年代のカムバックはどうだったのか

黒澤明とマイルス・デイビス ジャンルは違いますが、それぞれの世界で 圧倒的な知名度の巨匠。 絶対的な存在として君臨しています。 二人は年齢こそ違え(黒澤が16歳年上) 1950年代から60年代にかけてが キャリアの最盛期。 その後、健康上の問題な…

今なお新しい66年前の日本映画 川島雄三の傑作コメディ ”愛のお荷物”

うーん、これはいいですねえ。 実に良い。 日本映画のマイベスト100ですよ。 全編(111分と結構長い)通して ニコニコでした。 長編の喜劇映画で、途中でダレないって なかなか無いですよ。 川島監督の才気爆発ですね。 時の厚生大臣に山村聰。 冒頭、…

ひたすら顔のクローズアップ、20代前半の岡田茉莉子が美しい ”顔”

松本清張原作の1957年作品。 共演者には大木実、笠智衆、宮城千賀子、小沢栄といった顔ぶれ。 脚本には黒澤監督の作品も手掛けている井出雅人のクレジット、 音楽は黛敏郎、監督は・・・ いや、実はですね そんなことは まったくどーでもよいのですね、…