ベタですが洒落ている
楽しい楽しい1時間40分ですね。
(監督/デルバート・マン 1962年製作)
実業界のタイクーン
国連でスピーチしちゃうほどの
超有名人。
あまりに口が上手いので
(当時の)ソ連代表もパチパチ
グラントの乗った車が
歩道を歩いていたドリス・デイの服を
泥水でボロボロにしてしまいます。
(デイは失業中で雇用保険の受け取りに行く途中)
クリーニング代を渡そうとするグラントに
デイは瞬間一目惚れ。
グラントも天衣無縫なデイに惹かれます。
今度の週末、バミューダに遊びにおいでよ
とグラントに誘われ
飛行機に搭乗すると
なんと乗客はデイ一人の貸し切り。
以降、ロマンチックなリゾート地と
マンハッタンを舞台にして
二人のコミカルな芝居が続きます。
(泥酔してしまうデイ)
(グラントも体を張って?奮闘)
”ヒズ・ガール・フライデー” や ”赤ちゃん教育”
(いずれもグラント主演)
の1960年代版ですね。
撮影当時グラントは50代後半
デイも40歳と若くはないのですが
老けてみえないのが二人の共通した特徴ですね。
セリフ数もかなり多いのですが
楽々とこなしています。
デイのルームメイトにオードリー・メドウズ
(仕事先のフードコートのシステムがお茶目で笑えます)
グラントのファイナンシャルアドバイザーにギグ・ヤング
(メドウズにいつも虐められる)
芸達者を脇に配して
ストーリーが単調になるのを
防いでいますね。
出来ればデイの歌声が
少しでも聴けると
もっと良かったのですが・・・
At The Automat from "THAT TOUCH OF MINK" (1962)
ヒッチ師匠もお気に入りだった?
「個別取り出しタイプ」のフードコート
近年リバイバルの兆しもあるようですよ。