バンコクマインド

タイの過去現在未来と音楽映画書籍の旅

惨劇は夢で明らかに・・・

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恐らくは好き嫌いが明確に分かれるだろう作家かと。

かの江戸川乱歩が今の時代に生まれ変わって、

「芋虫」や「防空壕」「お勢登場」「虫」などを21世紀風に書いていたら

こういうテイストの作品群になるような。

 

作家になられる前は

映画の製作や映画評論をされていたとのことで

極めて映像的な文章ですね。

頭のなかにスクリーンがサッと浮かんできます。

読む映画、です。

 

究極的な状況下でもユーモアが随所に出てくるのも

特徴ですよね。

 

ですんで、実際の映像化というのはあまりしなくて

いいような気もします。

というか、忠実に再現しようとするのは困難ですよね。

”ひっかかって”しまう場面があまりに多いですから。

 

脳内スクリーンなら大丈夫です。

それがどんな悪夢であろうとも、痛みをともなうものであったとしても・・・

 

と思ったら近日公開、だそうですよ。

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体に良いこと?しない 、しな~い

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皆さんはなにか、スポーツされていますか?

ほとんどの方はおやりになっているのではないでしょうか。

ジョギング、ランニング、水泳、各種球技もろもろと。

競技会などにエントリーされて、真剣に打ち込んでいる人も多いのでしょうね。

 

ちなみに私は全く、なんにもしておりません。

30代の頃かな、一時期3~4年くらいスポーツジムに行っていたことが

ありますが、ジャグジーが目当てであって、運動自体はなんちゃってで

済ませていました。

学生時代もスポーツ系のクラブには一切入ったことがないですし。

 

でもアスリートやスポーツライターの書いた本を読むのは

嫌いではないんですよ。

意味が全然ないですが。

 

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タイではコンドミニアムにジムやプールが大体、付いてるんですね。

なのでわざわざフィットネスクラブに通わなくても、身体動かせるわけです。

やる気があれば・・・

 

あと、この国も健康ブームですから

夕方以降になると公園でエアロビとかジョグ、タイの人も

熱心にやってますね。

そういうのに参加してもいいですよね、

やる気があれば・・・

 

そういえば、近くにジムがあるんですが

目の前を通り過ぎるだけだなあ。

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そういえば、コンドのプールも

一度も使ったことないなあ。

椅子に座って本は読むけどなあ・・・

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フィッシュ・アンド・チップスに罪はないけれど

20年近く前ですか、数日間でしたが

ロンドンと近郊の町へ。

で、地元の方が今夜は美味しいものを食べましょうと

歴史を感じさせるパブへ。

 

さあ、こちらがこの町で一番評判の良い・・・

まさか、まさか

フィッシュ・アンド・チップス

ですか、それは。

 

で、登場しましたよ。超ボリュームで。

ポテトが皿からこぼれてますよ。

これ、タラかなんかですか、

ポン酢で食べたほうがいいんじゃないかなあ~

 

昔、学校の給食でメルルーサのフライとかあったなあ。

てっきり恐竜の名前かと思ったんだけど・・・

タルタルソースってどういうネーミングなんだ、

足るを知る、からきてるのか。

これで充分じゃないか、って意味なんだな、きっと。

 

・・・

 

UKロック、いいんだけどなあ

いいバンド、色々あるのになあ

 

このままでは大英帝国の皆様に失礼ですから

マイナーではありますが

お気に入りの英国人アーティストを紹介しましょう。

 

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ウィリアム・ライオールという人で

1976年のアルバム。

 

その前はパイロットというバンドに在籍していて

これが最初で最後のソロ作品なんですね。

ジャケットはヒプノシス制作、ドラムスにはフィル・コリンズ

全面的に参加しています。

 

これはもうブリティッシュロックの名盤ですよ!

(全然、売れませんでしたが)

 

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パイロットというグループ

(こちらではライオールは目立ちませんが)

もとても良いバンドだったんですよ!

アナログ(LP)、全部買ってたなあ~

 

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頃合いの達人が紡ぐ絵物語~”粋”を貫いた杉浦日向子

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映画の世界で黒澤、小津、木下、市川監督の作品というと

高い評価を受けますね。私も好きな作品が沢山あります。

杉浦日向子という人は、たった一人でそれらと並ぶ

いや、それ以上の偉業を成し遂げた存在だと思うのです。

 

例えば「百物語」、20代から30代前半にかけて

完成させているんですね。

これは漫画という括りを超えてしまっていて

書の世界ですね。

一コマ一コマが独立しています。

なので、サラサラと読み飛ばすことが出来ない。

 

とてつもない集中力で構成されていて

シーンの刈り込み、省略が極限に達しているので

生半可なことではついていけないくらいです。

 

身体的な事情もあったようですが、非常に速い時期に

引退宣言をされてましたね。

その後はエッセイとかテレビ番組出演を

”ご隠居”仕事で余技として楽しまれていました。

 

よく「江戸からやってきて、江戸に帰っていった」と

形容されますが、

按配、時分ということを大事にしていた人ですよね。

「さあさあ、もうよい頃合いでしょう。ではこの辺でお暇しますよ」

といった感覚でしょうか。

 

今の日本ではあらゆることが無粋になってしまったので

ちょっと早めにさよならをされたのだと思います。

 

www.youtube.com

 

忘却トライアングル~北タイ 1999

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いやあ、行ったことあるんですね

自分。

ゴールデントライアングル、写真を見てもどんなところだったか

思い出せません・・・

 

象に乗ったりボートで川下りなんかしたみたいです。

そもそも現地までどんな移動手段だったのかしらん、

国内線使ったのか、長距離バスで行ったのか

市街のホテルに泊まったのか、リゾートみたいなところだったのか。

 

もうこの頃には旅についての情熱が衰えてきていて

予定を消化する、せっかく来たんだからまあひと通り見るか

的なマインドになってしまっていたのだと思います。

 

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チェンマイにも行ったんだな・・・

しかし何を食べたのかなあ~

名物料理とかかな?

記憶が皆無です。

この時は旅の道連れが居たのですが、何を話していたのかも

やはり覚えていません。

 

最近、大気汚染が深刻化しているタイ北部ですが、

この頃はどうだっただろう

マスク姿の人など見かけなかったように思うけど・・・

 

あー、記憶にマスクがかかっちゃってるみたいです。

 

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一人ぼっちのマントラ

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20代の初めの頃ですかね、食事会で知り合った女性を

コンサートに誘ったのです。

確か看護婦(看護師)さんでした。

 

マンハッタン・トランスファー

当時日本で人気あったんですよ。

女性と一緒に行くのにも良いチョイスでしょ。

 

で当日、来なかったんです、その人。

いや正確に言うと来たんです。

会場の入り口まで。

で、「御免なさい、それだけ言いに来ました」って。

それで帰っていきました。

 

その人は随分遠くに住んでたはずで、来るだけでも凄い時間がかかるはず。

嫌なら嫌で連絡してくれればそれで良かったんですが・・・

 

男一人で観るマントラ、隣は空席

いやあ、モテない男はこんなものなのです。

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キリノのツララが突き刺さる

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日本の現代女性作家でナンバー1といえば

この人ではと。

 

長編、短編どちらもダレないですよね。

鋭利な刃物でグサッと一突きです。

有名な人にはフォロワーが自然に登場しますが

この人の後継というのは難しいでしょうね。

それほど独特の文体を持った人だと思います。

(近作は割と”普通”のタッチになっているような~)

 

日本に居た時から結構読んでいたのですが

画像はバンコクで全て買い直したものです。

「柔らかな頬」とか、絶品だと思います。

尖った氷柱が身体じゅうを貫いていくような感覚になりますね。

 

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このお二人も上手いですよね。

必ず一定以上のレベルで作品を出し続ける。

 

お世辞ではありません。

私は女性のほうが男性より優れていると思っているのです。

だって男ってバカですよ。

少なくとも私はそうです。