伊丹十三が製作総指揮
黒沢清監督の1989年度作品
(バブル真っただ中の頃ですね)
話の展開は実にベタなホラー仕立て。
人里離れた洋館を訪れた
テレビクルーの一行が
次々に怪異現象に襲われ、やがて命が奪われていくという。
レポーターに扮する黒田福美はハマり役。
しかしお父さん役の山城新伍と
カメラマンの古舘伊知郎はどうもね・・・
宮本信子は無難にこなしていますが
逆にいうとそれしかやりようがない役柄なんですよね。
そして一家を救う老人に伊丹十三本人が出演。
こうなると一連の伊丹/宮本コンビのシリーズになっちゃいますよね。
あと時間が長いんですね。
100分以上ある。
この手の映画はよほどの構成力が無い限り
90分を超えると間延びするか
TOO MUCHになってしまうので・・・
きっと伊丹十三がやりたいようにやったんでしょうね。
で、自分も出ちゃうと。
美味しいところも持っていくと。
アカデミー賞も受賞している
著名メイクアップアーティストのディック・スミス起用が
話題になりましたけれども
日本映画でもこれだけのものが出来る、といったくらいの
意味合いですし。
宮本信子でなくてですね、
夏樹陽子とか
加賀まりこあたりを
キャスティングしたら
どうだったでしょう?
あっ、でもそれだと
黒田福美とキャラが被っちゃうか。
だから男性陣を入れ替える
というよりも、
いっそのこと
全員女性でやればよかったのに!
スゥイートホーム 予告編